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蘇芳side
必死に探して探した。
でも何処にも君はいなくて……。
走っても走っても……、居なかった。
君はとうとう俺の前から消えてしまうのか…?
偽りの君でもやる事、考え方は全て一緒だったんだよ……。
だから、お願い。
俺の傍から居なくならないで……。
神崎side
気付いたら知らない所だった…。
え?俺夢遊病!!?
嘘だろ……。
でも何故か懐かしくて……。
何故だろう、脳裏に蘇芳が蘇るのは……。
俺にあるわけが無い記憶、なのに存在する記憶…。
これは碧君が自我を取り戻したいんだろうか…。
もし碧君が記憶を取り戻したら俺はきっと居なくなるんだろう…。
でも、蘇芳くんもそれを望んでる…。
なら、俺がいる必要も無いし、生きてても邪魔になるんだ…。
ならこのまま碧君の記憶を頼りに思い出そう…。
それが…ベストだ……。