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コメント
2件
続きは楽しみですが 無理だけはなさらず…!
( ^o^)<こんにちわぁぁぁぁ!
では、
注意書きは1話を
どうぞ。
kid視点
家に帰っても、
コーヒーの匂いが、
まだ鼻の奥に残っていた。
もちさんの声。
【浮気なんて、してない】
その一言が、
頭から離れない。
嘘をついている人の目じゃなかった。
言い訳をする人の声でもなかった。
——事実だ。
分かってしまった。
それなのに。
スマホを手に取って、
不破さんの名前を見るだけで、
指が止まる。
社長の顔が浮かぶ。
安心して笑う表情。
不破さんの隣で、
「大丈夫です」と即答する姿。
……言ったら、
あれが壊れる。
壊れる音が、
はっきり想像できた。
不破さんは、
取り繕うだろう。
社長は、
混乱するだろう。
もちさんは、
完全に居場所を失う。
そして。
僕は、
その中心に立つ。
「真実を言った人」
「全部を壊した人」
——耐えられない。
[……]
スマホを、
伏せる。
今日は、
言わない。
今じゃない。
タイミングが悪い。
状況が整ってない。
もう少し、様子を見よう。
理由はいくらでも出てくる。
でも、
本当の理由は一つだ。
怖い。
不破さんの、
あの穏やかな目。
社長の、
縋るような安心。
それを、
自分の言葉で壊す勇気が、
僕にはない。
翌日。
不破さんと社長に会った。
二人は、
変わらない。
並んで歩いて、
自然に会話して、
問題なんて、どこにもない。
……ほら。
何も起きていない。
もちさんの言葉は、
“なかったこと”に
できている。
それなら。
「最近、どう?」
不破さんが聞く。
普通の声。
普通の関係。
[変わりないよ]
僕は、
そう答えた。
社長も、
にこっと笑う。
『私も、大丈夫です』
即答。
その瞬間、
胸が、きゅっと縮む。
……大丈夫じゃない。
でも、
言えない。
言わないと、
決めたから。
その夜。
ベッドに横になっても、
眠れない。
もちさんの言葉が、
何度も繰り返される。
【僕が悪いってことで、
いいんだよ】
——よくない。
分かってる。
分かってるのに。
僕は、
何もしない。
しないことを、
選んだ。
それが、
どんな結果を生むか、
考えないようにして。
ただ一つ、
はっきりしている。
この沈黙は、
中立じゃない。
加担だ。
不破さんの作った世界に。
社長の安心に。
もちさんの罰に。
僕は、
黙ることで、
その全部を肯定してしまった。
……でも。
今さら、
引き返せない。
言わなかった事実は、
もう、消えない。
僕は、
天井を見つめながら、
思う。
——もし、
この先、
誰かが壊れたら。
そのとき、
僕は、
何を後悔するんだろう。
言わなかったことか。
それとも、
言えなかった自分か。
答えは、
まだ出ない。
でも、
この沈黙が、
爆弾になっていることだけは、
分かっている。
お疲れ様でした。
大変申し訳ないですが、、主の投稿はいいね関係なくこれから不定期になりますがよろしくお願いします。。。。。
できるだけ!できるだけ、毎日できるかできないかのペースでやっていくので嫌いにはならないでください。。
あ、でも承認欲求おばけではありますのでできる限りのいいねはお願いします。m(_ _)m
では、
また25話で、