※センシティブフィルター必要ない程度ですが付けてます
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ソファーに座る涼ちゃんに覆いかぶさるようにしてキスをする
「!?」
「涼ちゃん、口開けて。」
「元貴・・・。」
俺の名前を呼ぶために開いた口
その隙間から舌を差し込み、口を開かせながら舌を吸う
「っ・・・。」
「甘いね、涼ちゃん。」
「ケーキ食べたからね・・・。」
角度を変えて何度も口内を侵していく
抵抗しているのか、応えてくれてるのかぎこちない動きで反応する
唇を離すと、涼ちゃんの口端から呑み込めなかった唾液が垂れた
涙と唾液で結構すごいことになってる
「ふっ・・・。」
「な、なんで笑うの?!」
「顔ぐちゃぐちゃ。」
「元貴だってっ。」
二人してお互いの酷さに顔を見合わせて笑った
「涼ちゃん、いい?」
「も、もうするの・・・?」
「嫌?」
「あの、僕汗かいてるし、匂いとか気になるし・・・。シャワー浴びたいなって・・・。」
うるうる瞳で上目遣いされても逆効果ですよ。
「匂いねぇ・・・。」
首元にキスを落とすと同時に思いっきり息を吸う。
「ん、・・・元貴、くすぐったいよ。」
いつもより強く感じる涼ちゃんの匂い。
これがフェロモンってやつなんだろうか?
なんか頭が痺れたみたいにクラクラする。
「別に臭くないし、大丈夫だよ。それに・・・我慢できない。」
「元貴・・・。」
ゆっくり時間をかけて
とろとろに甘やかす
「・・・ッ。」
「涼ちゃん、力抜いて。」
「ん・・っふ・・・。」
「いい子。」
入れてもすぐには動かず、涼ちゃんが落ち着くのを待つ
徐々に俺のカタチになっていく涼ちゃんの中
愛しい気持ちでいっぱいになる
「動くね・・・。」
「う、うん・・・。」
ゆっくりと動き始め、徐々に激しさを増す
押し寄せる欲の波を余すことなくぶつけるも
ただひたすら一生懸命に涼ちゃんは受け入れてくれた
「もときっ・・・。」
熱を帯びた艶っぽい声で名前を呼ばれる
それだけで幸せなのに
もっともっとと欲張りになる
「愛してるよ、涼架。」
これ以上にない程甘さを含ませ耳元で囁けば
嬉しそうに締め付けてくる
体は正直だ
「ぼ、僕も、愛してる・・・。」
「うん。」
泣き虫な涼ちゃんはまた涙を流す
「ずっと、ずっと・・・っ。」
「うん。」
「一緒にいて・・・。」
「うん。約束。」
涼ちゃんの小指に自分の小指を絡め、指切りをした。
俺から離れていかないように
俺以外愛せないように
隣で眠る涼ちゃんの顔を見ながら疑問に思う
これだけ愛を囁いているのに
愛を伝えているのに
貴方に全然届いてないのは何故?
「涼ちゃんだしなぁ・・・。」
その一言ですべて片付いてしまう
愛すべきポンコツ
棚の上に置かれたブランド名が入った小さな紙袋を見る
本来はする前に渡そうと思っていたホワイトデーのお返し
中には独占欲丸出しの赤い石付ゴールドのリング
そしてこの家の合い鍵
「とりあえず、起きたらプロポーズでもしてみるかな・・・。」
【終】
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続き楽しみにしてます✨️