人間×妖怪(♀)
赤×紫
⚠女体化
⚠妖怪パロ
ずっと、恋愛対象がいなかった。
学校の王子と呼ばれるほどの容姿と学校一と言われた頭脳をもって産まれた俺。
だけど、嬉しくもなんともなかった。
クラスのマドンナと言われる水色頭に告られた時も、
唯一俺と並ぶ頭脳をもつと言われる黒メッシュに告られた時も、
気持ちが揺らいだことはなかった。
男も、女も恋愛対象じゃない俺は一体誰に恋をしたらいい?
赤)『はぁ……』
今日も数人に声をかけられてから帰る。
いつもの話。自分の顔に余程の自信があるのか上から目線で告ってくるヤツから
自身もないくせして告ってくるヤツまでどいつもこいつも相手しなきゃいけない。
味方は付けておいて損は無いから、
赤)『ごめん、俺、君に尽くせる自信ないや……』
『本気で俺の事を思ってくれる人と半端な気持ちで付き合いたくないんだ……』
『俺の気持ち、分かって……』
なんて、悲しそうな演技をして終わらせる。
そのお陰で俺はクラスの人気者。毎日毎日鬱陶しい女子を引き連れて廊下を歩く
なんか、面白いことないかな……
紫)『あわ(;˙꒳˙ 三 ˙꒳˙ 三 ˙꒳˙;)あわ』
なんだあれ……
紫)『ぴぇ( i꒳i )』
面白ッw
俺が見つけたのはちょっと胸の小さい155cm前後の綺麗な女性。
まぁ言うてC程度か?
初めて気になった。
肩にかかるくらい長い紫の髪に毛先は綺麗な白色。
黄色く鋭い瞳にちょっととがった八重歯。
初めて可愛いと思った。
赤)『あの、どうかしました?なにか力になれることがあれば……』
面白そうだったので話しかけてみた。
そしたら……
紫)『あ……ありがとうございます!キラッ』
赤)『ッッ!?///』
さっきまで泣いていたからか、瞳がキラリと光った。
綺麗、可愛い。
そして、胸がドキドキしていた。
あぁ……そうか
これが恋……
逃がしたくねぇッ!
初めてのことばかりだった
だけどせっかく見つけた初恋の相手。
どんな相手だろうと逃がさない。
そう決めた。
赤)『どうしたんすか?』
紫)『道に迷っちゃって……』
『ここの神社まで行きたかったんだけど……』
赤)『あぁ俺ん家の通りなんで一緒に行きましょうよ』
紫)『いいのっ!?✨』
『ありがとうニヘッ』
赤)『い、いえっ!』
この人と話していると、なぜか体温が上がっていって、心臓の動きが早くなる。
全部、全部初めて……だけど、この人は全部経験済みなのかな、
紫)『あ!そうだ!うち、紫!よろしくッ♪』
赤)『あ、赤ですっよろしくお願いします、紫さん』
紫)『敬語はずして?』
『堅苦しいの嫌いだしッ!紫でいいよ』
赤)『じゃあ、』
紫)『変な人だよね、赤って』
赤)『えっ、、出会ってそうそうなに……』
紫)『いやっwうちなんかに話しかけてくれるなんて』
赤)『いや、、話しかけたくもなるでしょそんなに綺麗なんだから』
紫)『えぇー?そうかなぁw』
赤)『信じてない?』
紫)『うん、w』
赤)『酷ww』
紫)『ふふっけど赤には彼女の1人いるでしょ?』
赤)『えっ?いないけど』
紫)『う、嘘だ!そんなにイケメンなのにッ!?』
赤)『へっ……///』
紫)『あ、、照れたw』
『赤はイケメンだよ?』
赤)『んなこと、ねぇし///』
紫)『ふふっやっぱり照れてるw』
赤)『あ、』
着いちまった……
あまりに楽しくて気付かなかったけど
もう、一緒にいる口実がねぇ
紫)『あ!着いたァ!ありがとうね!』
赤)『あ、上まで、おくるよ』
紫)『えぇ?いいのにw』
赤)『階段落ちそうだし』
紫)『落ちないよっ!』
赤)『wwwww』
連絡先、交換してくれるかな……
紫)『はいっ!ついた!』
『ほんと、、ありがとね!』
赤)『いや……』
言わなきゃっ
紫)『それじゃあ……』
赤)『あのっ!!』
『連絡先交換……交換しねぇ……?』
紫)『…………』
赤)『いやッ!やっぱなんでも……』
紫)『したい!』
赤)『えっ?』
紫)『また、、また赤に会いたいッ!/////』
『だめ……かな?』
赤)『だめなわけっ!』
紫)『なら!』
『今週末、夕方またここで会お?』
赤)『……わかった、』
『楽しみにしとくッ』
紫)『へへっ///うちも、』
恋って、、楽しいな……
言っちゃったし、行っちゃった……
紫)『はぁぁぁぁぁぁぁあッッッ///////』
やってしまったぁぁぁあ!!!
紫)『また桃に怒られちゃうッ』
桃)『俺になんだって?』
紫)『うわぁぁぁあ!!!!でたぁぁぁあ!!!』
桃)『出たもクソもお前も妖怪だろ』
紫)『あ、そうだった』
ポンッ!っと閉まっていた耳としっぽを出して楽にする
意外と肩こるんだよな、これ。
桃)『で?お前、黄を拾った次はなんだ?』
そんなことも気にしない彼はうちの同じ妖怪。
昔から一緒のいわゆる幼馴染みだ
紫)『その、えっと……うぅ、、、、』
桃)『人間に恋でもしたか?』
紫)『だ、だってぇ……』
桃)『はぁ……あのなぁ』
『掟一つも覚えてないのか?』
紫)『お、、覚えてるしっ!』
桃)『妖怪は、人間と?、』
紫)『必要以上に関わってはいけない……』
桃)『なのにお前と来たら?』
『人間の子供を拾い?挙句の果てに育てるとか言い出して?』
紫)『う”ッ』
桃)『さらには、人間に恋をした?』
紫)『……( ´・ω・`)』
桃)『長にでもバレたら処刑だぞ?』
紫)『ケド、ウチノオトウサン……』
桃)『はぁ……そうやって甘やかされて育ってきたんだった……』
紫)『け、けどっ!!!後悔のない人生を生きなさいっていっつもお父さん言ってるもんっ!』
桃)『はぁ……まぁ好きにすればいいけどさぁ』
紫)『絶対後悔したくない、!』
桃)『けど、付き合って後悔するのはお前じゃなくて相手なことを忘れるなよ?』
紫)『!』
桃)『お前を妖怪と知っても好きでいてくれる人なんてそういないんだ』
『無難な人生を生きろ。諦めろ。』
紫)『……伝えてみるよ、』
桃)『後悔しても知らないからな』
黄)『紫ちゃんッ桃くんっ!』
紫)『黄!どうしたの?』
黄)『へへっ///』
桃)『よしよし、』
黄)『はね、もこもこぉ』
桃)『烏天狗だからね♪』
黄)『へー(棒)』
桃)『え……(´;ω;`)』
叶わない恋だとわかっていても、諦められない恋だってわかってるから。
伝えてみないと分からない。
やってみなくちゃ分からないっ!
楽しそうに黄と話す彼女の姿を、1人後ろから眺める。
こいつが自由なのは構わないし、どんな我儘も聞いてあげたいと思う。
それに、失恋して俺を頼ってくれるなら都合のいいこった。
だけど、、もしこの恋が実ってしまったら?
そう考えれば強く言ってしまうのも無理ない。
どうか叶わないでと願い、空に行っていた視線をもう一度彼女に視線を移す。
綺麗な横顔
付き合えなくても、そういう関係になれなくても、
彼女をいちばん知っているのは、
彼女になにかあったときいちばん頼りになるのは
自分であって欲しいと願ってしまう。
我儘だけど許してほしい。
お願いだから……
桃)『実らないで……』
赤)『ソワ(•ω•`≡´•ω•)ソワ』
待ちに待った土曜日
また、彼女に会える日
今日はとにかく彼女の事を少しでも知りたいと思う。
それから、結局聞きそびれてしまった連絡先を聞こう。
赤)『うしっいこ……』
会えるのがこんなに楽しいって、どうしちまったんだろな、
赤)『あ、紫!!』
紫)『赤っ!』
あぁ、可愛いな
ぴょこぴよこ跳ねてww
スズメみたい笑
赤)『どこ行こっか?』
あの後、ショッピングモールへ行って買い物をし、ランチを済ませて神社へ帰ってきた。
紫がどうしても話したいことがあるって言うから。
なん、だろ……
今、言わなきゃいけない。
これ以上一緒にいたら、絶望された時、すごく苦しくなっちゃうから。
これ以上好きになる前に……
紫)『ねぇ、赤は妖怪とか信じる?』
赤)『妖怪?別に、居たら面白いなー、くらい?w』
『そんなこと聞くためにここまで来たの?』
紫)『ッもし!』
『もしうちが……化け狐だって言ったら、、、、、うちのこと、嫌いになる、?』
赤)『なんの冗談だよ笑』
紫)『ッ冗談じゃ、ないの……』
震える手を自分で握って……
しまっていた耳としっぽをだした……
赤)『えっ……』
紫)『うち、可愛くないでしょ?』
赤)『綺麗……✨』
紫)『えっ』
ギュッ
紫)『へっ!?!?!?///////』
赤)『すげぇ綺麗だよ、っ』
紫)『ほん……と?』
赤)『おう!』
紫)『ッッッポロポロッ』
赤)『どどどどどうしたっ!?』
紫)『怖かったッ嫌いって……気持ち悪いって言われると思ってたッポロポロッ』
赤)『そんなことないよ、……』
『紫がどんな姿であれ俺は紫が好きだよ』
紫)『えっ……///』
赤)『ほんとは……もっと時間欲しかったけど……』
『俺と、付き合ってくれませんか……?///////』
紫)『嘘ッポロポロッ』
赤)『一目惚れだったんだ。俺の気持ち、、全部初めてで、』
『彼女も、、紫が1人目』
赤)『だから沢山失敗するけど……いい?』
紫)『ふふっうちも』
『赤がぜぇーんぶ初めてっ!』
赤)『!』
紫)『いいよっ!お互いわかんないことばっか……』
『それでも、赤がうちのことを好きって言ってくれるなら』
赤)『好きだよ、ずっと好き』
紫)『約束だよ?』
赤)『うん』
『紫……』
紫)『なぁに?』
ちゅっ♡
紫)『へっ///////』
赤)『本気で、好きだよ』
紫)『……///』
この関係が、、いつまでも続きますようにー。
さよなら……俺の初恋ー。
こんてすと参加失礼しました!
なんか、、あれっすね……
良ければ🔞のほうも書こっかな……?
2つ投稿ありですか!?
なんか、よくわかんなくてすみません!!!
賞取れますように!!( ᐕ)