息抜きです!!雑!! ゴードスゴー…?
ドス視点です。ドスっぽくない。
前回の訂正→漫画の方見るとドスの一人称は僕じゃなくぼくでした。申し訳ないです。
※ドスとゴーがギューしてます。
ぼくが今来ているヨコハマは丁度冬の季節で、窓の外を見ると雪が積もっているのがよく見えます。来ている、というよりかは、住んでいるという方が正しいかもしれませんが。地元の露西亜に住んでいた時にも、よく窓から雪を眺めたものです。
まあ、そんな降雪を眺めている時間は、案の定あの人に壊されることになります。
「暇なのかい?ドス君」
これも案の定と言いますか、ぼくが振り返るとその青年は勝手に物を物色しています。今こそ慣れましたが、やはり私物をそうまじまじと見られるといい気はしません。
「暇と言えば暇です」
粗方仕事は片付いているし、本棚に入れてある本も全て読破済みでしたから。
「日本語の勉強でもしましょうかね?」
「勤勉だねぇ、ドス君は。いや、ストイックと言うべきかな?」
「此処に住んでる以上、日本語は覚えておいて損はないですから」
露西亜後で話されたところで、大抵通じないでしょうし。
「そういえば、ヨコハマも寒くなってきたね。雪も降ってるし!雪遊びでもする?ドス君」
そう言ってゴーゴリさんは外套の中から雪を取り出しました。室内で雪を取り出すのは辞めて欲しいです。
「かまくら作りとか、雪だるまとか、雪合戦とか!」
言いながらゴーゴリさんは手にある雪を丸めていました。手袋をつけているからか雪の冷たさは平気のようですね。
「ほら、ドス君、手ー出して」
言われるがまま手を出すと、ゴーゴリさんの異能でぼくの手のひらに雪玉が置かれました。雪は体温でゆっくりと溶けていってしまいました。
「…寒いですね」
正直、ヨコハマの冬を侮っていました。
「何か持ってこようか?カイロとかさ。温かいスープでもいいね!」
ぼくが返事を返す前にはもうゴーゴリさんは行ってしまいました。相変わらず行動が早いですよね、彼は。
「ああそうだ、マフラーはどう?上着も」
ゴーゴリさんは異能で顔を覗かせながら問いました。
「大丈夫です、慣れているので」
「駄目だよ、君虚弱体質だろう?熱でも出たらどうするのさ。ドス君はもっと自分を大切にした方がいい!」
ぼくの返事を聞くと、顔だけでなく体を全部異能から出して言いました。
彼は道化師の反面、面倒見がよく心配性のような気がします。そのことを本人に聞くとドス君だけだよと言われるんですがね。
「……勝手にしてください」
心配する程でもないとぼくは思います。昔からこうですから。
「そうだなぁ………。カイロは切らしててスープは作れるんだけど時間掛かるし…」
うーんうーんと唸りながら悩んでいたところ、何かいい案を思いついたそうです。
「じゃあドス君!私が温めてあげよう!」
名案!!みたいに言ってますがぼく嫌です。
「ほらドス君!ギュー!」
手を大きく広げたポーズで止まっています。ぼくがそこに抱きつきに行けと?何の罰ゲームなんでしょうか。
「……。抱きつきたいならせめて貴方から来なさい」
いやまあ、そもそも嫌なんですが。
「じゃあ遠慮なく!」
抱きつかれるというよりかは、包まれるというような状況になりました。ぼくは座っていましたからね。
こう抱きつかれると、久しぶりに触れる人の体温な気がします。ぼく自身の体温が低いのもあるのかもしれません。
「暖かい?ドス君」
「悪くはないです」
「えー?もっと褒めてくれてもいいんだよ?」
人に抱きつかれるのも、いいかもしれません。
「…この状態はいつまで続くんです?」
「私が満足するまで!」
無理に離れようとしても、彼の力の方が強くて抜け出せませんでした。
「でもドス君、嫌って言わないじゃん」
「嫌と言ったら貴方、落ち込むじゃないですか」
その時の彼は子犬みたいでしたよ。冗談抜きで。子犬以前に、彼は犬みたいな感じですけどね。
「これからはちゃんと暖かくするんだよ?いつでも私を頼ってくれていいからね!いつでもギューは大歓迎だから!」
「はいはい」
数分程経った後、やっと解放されて、ゴーゴリさんは帰っていきました。
心做しか、寒さがマシになった気がします。
前回のなんだったんだよってくらいイチャイチャしてますね。でも多分まだ付き合ってないと思います。はよくっつけ。
コメント
1件
今回はちょっと駄作です 自分の中で解釈違いが………