久しぶりの完全オフ
朝
カーテンの隙間から光が差し込む
💚「……けちゃ」
小さく呼ぶ声
隣で眠っている恋人の髪を、そっと撫でる
🩷「ん……ぷりちゃん……?」
まだ眠そうな声
💚「今日はオフやで」
🩷「……ほんと?」
目をゆっくり開く
数秒してから、ぱっと笑顔になった
🩷「じゃあデートしよ」
💚「急やな」
🩷「だって最近忙しかったじゃん」
少し寂しそうな顔
それを見たぷりちゃんは小さくため息をついた
💚「……しゃーないな」
🩷「やった!」
午前
帽子とマスクで変装
街を並んで歩く
🩷「ねえぷりちゃん」
💚「ん?」
🩷「こうやって歩くの久しぶりだね」
💚「せやな」
自然と手を繋ぐ
人混みの中でも、離れないように
🩷「ぷりちゃんの手あったかい」
💚「お前が冷たいだけや」
少し笑う
小さなカフェに入る
窓際の席
🩷「これ美味しい」
💚「それ甘すぎるやろ」
🩷「えー?」
フォークを差し出す
🩷「食べてみて」
💚「……」
少しだけかじる。
💚「……うま」
🩷「でしょ!」
午後
公園
ベンチに座る二人、 風が優しく吹く
🩷「ねぇぷりちゃん」
💚「ん」
🩷「こういう時間好き」
💚「……」
💚「俺もや」
その言葉に けちゃは嬉しそうに笑った
夕方、 帰り道
🩷「また来ようね」
💚「次はもっと遠く行くか」
🩷「ほんと?」
💚「ほんま」
手を繋ぎ直す
誰にも知られていない
二人だけの秘密
でも
それが一番幸せだった。






