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※この物語は架空の創作物であり政治的意図が無い事、また拙い文章であることを予めご了承下さい。
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パラオ(♂)
中等部の1年生であり、日本家に日本と中国と共に住んでいる。〈???〉に憧れて剣道部に入部し、〈???〉に稽古を付けてもらっている。
性格:いつも明るく元気いっぱい。意外と聡明。
好き:日本、日本のご飯、海、海洋生物、〈???〉
嫌い:アメリカ、ドイツ、苦いもの、お化け
身長151cm
左右で黄色と水色のオッドアイを持っており、水兵の様な真っ白なマリーン服が特徴。ズボンは短パン。
チュンチュンッ
スズメが今日も鳴いて『朝だよ〜。』と知らせる。
その知らせを受けて起床し、布団を仕舞い、顔を洗って髪を結い、歯を磨いた後に服を着えた。
朝食の下ごしらえを済ませた後、あの人を起こしに向かった。
🇯🇵『ほら〜。早く起きないと遅刻するわよ〜。』
🇨🇳『……ん〜』
🇯🇵『ホント朝弱いんだから……。』
朝早くコイツを起こすのは私の日課だ 。
私もこの人も、それぞれ風紀委員と生徒会の仕事がある。
他の学生よりも早く登校しなくてはいけない。
だけど、この人は朝があまり強くない。
毎朝起こしに来ているけど、素直に起きてきた事は一度もない。
…しょうがない、『アレ』を使うか…。
🇯🇵『……今起きてくれたらチューてあげる。』
中国はいきなり上半身を起こして
🇨🇳『ん。』
と言って両腕を広げた。
このまま素直に胸に飛び込むようにキスしに行ったら、両腕で力一杯抱きしめられてそのまま押し倒されるだろう。
馬鹿でも分かる。
というか、一回それで遅刻しかけた。
また同じツテを踏むわけにはいかないので、正直からではなく横から頬にキスをした。
🇨🇳『………オイ。』
🇨🇳『なぜ正面から来ない?』
🇨🇳『なぜ口にしない?』
🇯🇵『正面から行ったらそのまま押し倒されると思ったから。』
🇯🇵『そして私は口にするとは言ってない。』
中国は不服そうな、やさぐれた様な不満げな表情を見せた。
🇯🇵『そんなに不機嫌にならないでよ〜。』
🇯🇵『ほら、早く支度しちゃいなさい。』
🇨🇳『……………。』
中国は頬を膨らませてムスッとしたままだった。
🇯🇵『……』
🇯🇵『Chu♡』
🇨🇳『!』
🇯🇵『ふふっ♡』
私は思い切って唇にキスをした。
🇯🇵『あら、お顔が真っ赤よDaring♡』
まぁ国旗のせいで元から赤いけど。
🇨🇳『〜〜〜ッ///!』
いつもは私が出し抜かければかりだけれど、今回は私の方が一枚上手だったみたいね。
🇯🇵『準備が出来たら、下降りてきて。』
🇯🇵『ご飯作ってあるから。』
そう言って私は彼の部屋を後にした。
一階へ戻ると、パラオがもうすでに朝ごはんを作り始めていた。
🇵🇼『あっ!日本おはよ〜!』
🇯🇵『おはようパラオ。』
🇯🇵『お魚焼いてくれてるの?』
🇵🇼『うん。日本があの人起こしに言った時にはもう下ごしらえが済んでたから。』
🇵🇼『少しでもお手伝い出来るようにって。』
🇵🇼『あっ…もしかして今日はお魚の予定じゃ無かった!?』
🇵🇼『パラオ余計な事しちゃったかな…?』
🇯🇵『そんな訳無いじゃ無い!今日はお魚焼こうと思ったところよ。』
🇯🇵『ありがとね。凄く助かるわ。』
🇵🇼『えへへ(*´ω`*)』
🇯🇵『(かわいいわね…。)』
🇯🇵『あっ、そう言えば今日は部活の朝練無いの?』
🇵🇼『あるよっ!』
🇵🇼『じゃなきゃ僕、こんなに早く起きれないよ〜。』
🇯🇵『ふふっ。早く起きれて偉いわね。』
🇯🇵『どっかの誰かさんとは大違い!』
🇵🇼『あ、アハハ…。』
🇯🇵『って、朝練有るなら早く朝ごはん食べないと!』
🇯🇵『待ってて、すぐ作るから!』
🇵🇼『あっ、手伝うよ!』
🇵🇼『あっ、中国おはよ!』
🇨🇳『お、チビ。』
🇨🇳『はよ。朝から元気だな〜お前。』
🇵🇼『中国と違って若くて活気に溢れてるからね僕。』
🇨🇳『お、なんだ?喧嘩売ってんのか?』
🇵🇼『中国の方こそ。』
…朝から何してんのやら。
🇯🇵『はいはいさっさと食べちゃって〜。』
🇯🇵『あとパラオ、時間、そろそろじゃない?』
🇵🇼『あっ!ホントだ!』
🇨🇳『部活か?』
🇵🇼『うんっ!』
パラオは鞄と竹刀の入ったケースを持って慌てて玄関へ向かった。
🇯🇵『ほら、お弁当忘れてる。』
🇵🇼『んっ!ありがとっ。』
パラオは靴を履いて玄関の扉へと手を伸ばした。
🇵🇼『それじゃっ、行ってきまーす!!』
🇯🇵『いってらしゃ〜い。』
🇨🇳『車気を付けろよ〜。』
パラオは元気よく手を振りながら学園へ走って行った。
🇯🇵『ほら、私たちもそろそろ行かないと。』
🇨🇳『俺まだ朝メシ食ってねぇんだけど。』
🇯🇵『五分で食べなさい。』
🇨🇳『んな無茶な……。』
何とか五分で食事を済ませて中国を見送る為にまた玄関へ向かった。
🇨🇳『コレ絶対向かってる途中で腹痛くなる奴だろ。』
🇯🇵『だって貴方が早く起きないから。』
🇯🇵『食べる時間が欲しいなら、もっと早く起きる事ね。』
🇨🇳『俺としては登校時間の方を遅らせたいんだがな。』
🇯🇵『駄目よ。』
🇯🇵『あんたは生徒会のメンバーなんだから。一応のケジメとしてよ。』
🇨🇳『それどっちかっつうと俺の台詞だと思うんだがな。』
🇯🇵『なら尚更よ。』
🇨🇳『え〜〜〜〜。』
🇯🇵『え〜じゃない。』
中国はさっきと同じ様なヤサグレ顔を見せた。
だが次の瞬間何かを思いついた様な顔をし、
そして少しコッチを見て
🇨🇳『……行ってきますのチューは?』
と言った。
🇯🇵『……はぁ?』
🇨🇳『だって学校では一緒に居られないだろ?』
🇨🇳『登校時間だって、わざわざ噂にならない様にずらしてさ。』
🇨🇳『お前に甘えられない時間が俺からしたら長すぎるの!!』
🇯🇵『朝口にしてあげたでしょ!』
🇯🇵『それに帰ってきたら沢山構ってあげてるじゃないっ!』
🇯🇵『良いから早く行きなさい!!!』
思わず大きな声が出てしまった。
久々にこんな大声で出したかもしれない。
🇯🇵『ハァッハァッ、』
そのせいで少し息切れを起こした。
…私だって甘えて欲しくない訳じゃない。
本当はもっと沢山一緒に居たい。
でもやっぱり恥ずかしいし…//
色々考えているうちに中国が何がボソッと呟いた。
🇨🇳『…………だ。』
🇯🇵『…?』
🇯🇵『どうしたの?』
🇨🇳『うわぁ〜〜ん(泣)嫌だよ〜!!』
🇯🇵『え、…ちょっ、ちょっと…。』
🇨🇳『可愛い子がチューしてくれないと行きたくないよ〜〜〜!』
🇨🇳『ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ(泣)』
🇯🇵『わっ分かったから!』
🇯🇵『コッチが恥ずかしくなるからそれヤメテ!』
私の言葉を聞いて中国は急に我に帰って
🇨🇳『っしゃ!作戦成功! 』
と喜んでいた。
🇯🇵『も〜〜!4000歳が聞いて呆れる!』
🇯🇵『わざわざこんな事しなくても…』
🇨🇳『俺は欲しい物はどんな手を使ってでも手に入れる男だ。』
🇨🇳『それに、こうでもしなきゃしてくんないだろ?』
🇯🇵『うぐっ…』
🇯🇵『…///』
私は中国へ近づいて、背伸びをして目線を合わせた。
🇯🇵『…いってらしゃい。』
Chu…
リップ音が小さく響いた。
唇を離そうとしたその瞬間…
🇯🇵『!!』
🇨🇳『っふ、チュッ…』
中国は片腕を私の腰に回し、もう片方の腕で私の頭を固定した。
そしてそのままキスを続けた。
🇯🇵『んっ、ふっ///♡』
舌で口内をねぶられていく。
いやらしい音が頭の中に響いてクラクラする……
呼吸も満足に出来なくて、無意識に彼の背中をバンバンと叩いた。
そうすると、やっと離して貰う事が出来た。
🇯🇵『はぁっ、はぁ///』
🇨🇳『……………。』
🇯🇵『…こうなるから嫌なのよ。』
🇯🇵『(死ぬかと思った……。)』
🇨🇳『……………。』
🇯🇵『ほ、ホラ、してあげたんだから早く学校行きなさい。』
🇨🇳『……………。』
🇯🇵『………?』
🇯🇵『ちゅーごく…?』
🇨🇳『……………』
🇨🇳『(…赤面、涙目、吐息、上目遣い…。)』
🇨🇳『(めっっっっちゃエロいな。)』
🇨🇳『(続きしたいって言ったら怒るかな。)』
🇯🇵『…ねぇ?ちょっと………。』
🇨🇳『日本……。』
🇯🇵『な、何………?』
🇨🇳『お前の事、抱いても……良いか?』
🇯🇵『……。』
生徒会室にて〜
🇫🇷『アハッははははははwwwww!!!』
🇫🇷『あんたそれでほっぺに思いっ切りビンタの跡付いてんのねっ!?』
🇫🇷『本当馬鹿ねぇっwww!』
🇬🇧『何してんですか……。』
🇨🇳『うるせえなぁ〜。』
🇨🇳『そんな笑うんじゃねぇよ。』
🇫🇷『だってぇ〜www』
🇬🇧『全く、朝からレディにその様な事を強要するなど、紳士の風上にも置けませんよ。』
🇨🇳『紳士じゃない奴にソレ言われてもなぁ〜。』
🇬🇧『なんですと。』
🇫🇷『ほら〜ちゃんとほっぺた冷やしときなさいよ〜?』
🇨🇳『わぁーてるよっ!』
🇬🇧『全く……。』
🇬🇧『ほら、〈あの子〉が来る前に取り敢えず書類の整理だけでも…』
🇨🇳『…遅かったみたいだな。』
🇬🇧『どうして何時もこうなんですか…もう……。』
???『お、もう皆大体揃ってるんだな?』
???『って、プリントの整理すら終わってねぇじゃねぇか!』
🇫🇷『ちょっと朝からそんなに騒がないでよ、耳に響くわ。』
🇺🇸『え〜だって皆俺より早く来てるのに何にも仕事終わってねぇんだも〜ん。』
🇬🇧『しょうがないでしょう、私達だって今来たばかりなんですよ。』
🇺🇸『ムゥ。』
🇨🇳『本当朝からやかましいなお前等は。』
🇺🇸『なんだとぉ!!』
🇬🇧『お辞めなさいっ!』
🇬🇧『ハァ、…前から言ってるでしょう。』
🇬🇧『お前はもう少し落ち着きを持ちなさい。』
🇺🇸『俺は親父とは違ってワカモノだから遊び足りないだっ!』
🇬🇧『なんですと。』
🇬🇧『それとChina、』
🇬🇧『今お前等って言いましたね?』
🇬🇧『私とこの子を一緒にする発言は控えて頂きたい。』
🇨🇳『俺から見りゃあ、似たもの親子なんだがなぁ。』
🇬🇧『私を獣と同じ檻に括らないで下さい。』
🇺🇸『なんでそんな酷いこと言うんだよぉ!!』
🇺🇸『獣ってなんだよっ!』
🇬🇧『少しは自身の行動をわきまえることですね。』
🇺🇸『俺は俺なりに考えながら行動してるっ!!』
🇫🇷『はいはい落ち着いてっ!』
🇫🇷『さっさと活動進めるわよ。』
🇫🇷『最低限やっとかないと後で国連がうるさいんだから。』
🇺🇸🇬🇧🇨🇳『は〜い。』
設定〜
アメリカ合衆国(♂) 〈共和党〉
言わずと知れた超大国。高等部1年生で学園の生徒会長を務める。かなりの美青年。
性格:明るく子供っぽさが目立つ。勉強は出来ないが頭の回転は速い。
好き:大きくて派手なもの、ピアノ、テディベア、子供
嫌い:民主党、大人、酒、甘いもの、ポリコレ
身長:192cm
この世の物とは思えない程のダサいTシャツに、シンボルの𓃰と無数の星のワッペンが縫い付けられたジャンケットを羽織っている。
瞳は共和党は赤、民主党は青の瞳を持っている。