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こんにちは !!初めまして 。

るり と 言います !!

初めてテラーノベル で 小説を 投稿します 暖かく 見守って貰えると幸いです。

〜 注意 〜

彰冬

王子 → ← 白騎士 ← 黒騎士

死ネタ 。 転生パロ

黒騎士 の 恋は 叶わない

R18無


上記が許せる方、 基本的になんでも許せる方のみ お進み下さい 。










幼少期

?? 「 このお花綺麗 ! 」

?? 『 たしかに そうだな 』

?? 「 なんて言うお花なんだろ 」

?? 『 うーん 、わからない 』

?? 「 でもでも綺麗だね! 」

?? 『 おう 』

?? 「 僕 、 このお花好きだなあ 」

?? 『 じゃあ オレが大きくなったら めいいっぱい渡しに行くな !! 』

?? 「 ほんと !? 嬉しいなあ 」

?? 『 おう !! 』

?? 『 約束な ! 』


そう言って 彼等は 小指を結ぶ 。

あの時、話したのは誰だったのか顔も声も覚えていないしどうやって巡り会ったのかもわからない。

その花の名前も __



部屋

白🥞 『 … 』

またこの夢だ 。 何処の誰かなのかもわからない人との夢。 幼少期の思い出だが、何も思い出せない 。

また会えたら嬉しい なんて 微かに思ってしまう

そんなことを考えながら準備をする 今日はきっとやることがいっぱいだろう

取り敢えず、殿下を起こしに行かなければならない

少しだけ、めんどくさくも感じてしまう


部屋をノックする 。 返事はもちろん無い まだ寝ているのだろう 。

白🥞 『 失礼します 。 』

ひと声かけ ドアを開ける 。 やはりまだ寝ていた 近くに本が何冊も置いてある 。 夜更かしでもしていたのだろうか

白🥞 『 殿下 、 お目覚めの時間です 起きてください 』

体を揺すって 起こす前に 声をかける。 もしかしたらこれで起きるかもしれない

… まあ 、 起きないが 。

白🥞 『 … 失礼します 。 』

そう声を零して 彼の体を揺する 。 殿下 、 起きてください なんて 言葉と共に

王☕ 「 ん … 」

声は出す 。 だが、 嫌な顔してそっぽを向いてしまう 。 これだから少し面倒なのだ 。

溜息を零しながら他にやりようがないので体を揺すり続ける 。 そうすればいつか起きるはずだ

王☕ 「 … 彰人 ? 」

やっと起きたようだ オレの名前を呼びながら目を擦っている 。 まだ眠そうだが もう寝させない

白🥞 『 殿下 、 昨夜は 何時まで 起きていたのですか ? 』

王☕ 「 … 」

何も知らない なんて言うように顔を逸らすが そうは言わせない 。 近くに何冊か本がある時点で遅くまで起きていたことは知っているのだから

白🥞 『 … はあ 、 殿下 遅くまで 起きるのは 辞めてくださいと 言いましたよね 』

王☕ 「 い 、 いいじゃないか 少しくらい 」

少し というのは 本当に少しなのだろうか 。 目元にクマができるくらい 遅くまで起きているのに ?

白🥞 『 その少しは どのくらいですか ? 昨夜は 何時にご就寝 致しましたか ? 』

王☕ 「 う … 少しは少しだ ! もう着替えるから 出て言ってくれないか ? 」

話をそらされた 。 まあ 、 これ以上問い詰めても言う気がないのなら 言わせられるわけが無い

白🥞 『 そうですか 。 では 、 オレはこれで 』

そう言って 部屋を後にしようと 一礼をして 出ようとした時に 声をかけられた

王☕ 「 … 次からは 2人の時は 敬語やめてくれ」

白🥞 『 はいはい 』

その言葉を軽くあしらいながら後にする 。 オレと殿下は 付き合っている 。 殿下からの熱烈なアピールに押し倒されてしまった 。

勿論 この関係がバレてしまえばオレはクビどころか処刑かもしれないが 。

そんなことを考えながら次の仕事へと足を運ぼうとした時に 声をかけられた

団員 < 団長 !! >

白🥞 『 おお 、 急にどうした 』

とてつもない勢いで迫ってくる団員を落ち着かせながら話を聞いた 。

黒の国の人達が急に襲ってきた 。 なんて言う知らせだった

急になぜ?と思う気持ちを抑え 指示を出した 。今すぐ戦闘準備 をしろなんて いう 難題 。 朝も早いのに こんなすぐ戦闘準備をしなければならないなんて 。

そんなことを思いながらオレはさっきでてきた部屋へもう一度向かった 。

白🥞 『 殿下 !! 』

ノックもしないでドアを勢いよく開けてしまった 。 これは殿下直属の騎士として失格の行為だろう

王☕ 「 慌てないでくれ もう話は父上から聞いている 。 彰人も今すぐ準備をしてくれ 」

白🥞 『 はっ !! 』

殿下からの指示に応えすぐに部屋を出ようとするとまた引き止められた

王☕ 「 生きて帰ってきてくれ 」

少し不安と一緒に微笑みながら送り出してくれた

必ず生きて帰ってくると決め部屋を後にする



白🥞 『 … 』

マジでせめてきやがった 。 こんな朝っぱらから 急いで住民の方には逃げてもらったが、逃げられただろうか 。

しかし、なぜこんな急に来たのだろう

黒☕ 「 彰人 」

急に名前を呼ばれたような気がしてそちらを見ると 黒騎士 。 きっと団長だろう 。

なぜオレの名前を ?

黒☕ 「 彰人 久しぶりだな 」

白🥞 『 は ? 』

久しぶり ? オレは一度もあいつと出会った思い出は無いし 出会ってたとしても名前を名乗った記憶もない 。

誰だあいつという疑問ばかり出てきてしまった

しかし、 聞く訳にも行かないので 剣に手をかけながら 攻撃してくるのを待っていた

黒☕ 「 そうか 、 覚えてないか 」

覚えてない ? 覚えてるわけないだろ 黒騎士のやつとの想い出なんて 。

というか 、 攻撃してくる様子がない 本当に何をしているのだろう 。

そう気を抜かしていれば団長らしきやつが指を鳴らし それを合図に 黒騎士が攻めてきた

やはり、あいつは 団長だった 。

そんな考え事を今は全て捨て 戦闘に集中した 。大切な人を守るべく 。



そろそろ疲れが出てきた 。 こんなに長く続くなんて 思ってもみなかった

というか あいつが 強すぎる すぐこちらの騎士を倒していってしまう 。

そんなことを考えながら息切れをしていれば遂にオレのところへ来てしまった 。

黒☕ 「 彰人 」

白🥞 『 は 、、、 は っ 、 』

血を流しながら息切れしているのにあっちは傷一つもなく余裕そうに見てくる。

その目が見下しているようでムカついた 。

黒☕ 「 辛そうだな 大丈夫か ? 」

白🥞 『 お前に … っ 心配される 様なこと … じゃ 、 ねえよ !! 』

心配してる言葉を全て無視して襲いかかるが 、 剣で伏せがれてしまう 。

くそ !! ンでこいつこんなに強いんだよ !!

黒☕ 「 お前が居ると聞いて 来たのに 、 ひどい仕打ちだな 」

白🥞 『 は ? 』

意味がわからない 。 オレがいたから ?? そんなので襲いかかってくるくらい暇なのか 。 というか そんなので 来んなよ 迷惑だろうが 。

黒☕ 「 … 俺はずっと 待っていたのにな 」

白🥞 『 だから っ !! しらねえって なんの話ししてんだよお前 !! 』

待っていた ? なにか約束でもしてんのかよオレら 、 そんな約束 した覚えが __


?? 『 約束な !! 』



… あれ 。 これ 、 朝見た夢の記憶 。

いやでも 、 こいつなはず ない 、 もっと可愛らしい人だった気がする 。

あれ 、 でも ……


王☕ 「 彰人 !!! 」

声が聞こえた 。 大好きで愛している 人の声 。 振り返ればそこに 彼がいた 。 心配で駆けつけてきてしまったようだ

白🥞 『 殿下 !? 』

思い出せそうだったことを全て無視して大好きな彼の元へ近寄ってしまった 。 嗚呼 、 やはりオレは騎士失格だな 。


黒☕ 「 … 今は 、 その人なのか 」

苦しそうに震えている声 。 そうだ今は戦時中 こんなことしている訳では ……

… は ? 、

振り返り さっきのやつの方を見れば 少し涙を流していた 。 なんでそうなる 意味がわからない

今はその人 ? オレはずっと 殿下 一筋 …



?? 「 約束 ! 」



…… あれ 。あの時の少年の姿が 彼に重なる

まって 、 そういうこと ? お前が …

団員 < 隙あり !! >

そんな時に 彼の後ろからうちの団員が剣を持ち 彼のことを刺した 。

黒☕ 「 …… ? 」

状況が理解できていない 彼は 血が出ている所を見て 困惑している 。 だが、 立っているのに限界を感じたのか膝をついていた

白🥞 『 …… !!! 』

駆け寄ろうとした 、 今ならまだ話が出来るかもしれないと希望を持った 。 だが 、 殿下の元から離れる訳にも行かない

王☕ 「 …… 彰人 行ってくれ 」

殿下からの 言葉を驚いてしまった 。 殿下の方から来たのに 行ってくれなんて言う言葉 。 でも、 離れた時に何かあったら …

王☕ 「 俺は大丈夫だから 。 話したいことがあるんじゃないのか ? 」

その通りだ 、 話したいことが山ほどある 色んなことを聞きたい 。

王☕ 「 ほら 、 行ってくれ 」

そう言って 殿下は オレの背中を押した 。 驚きもしたが 流石にもう限界が近付いているので急いで近寄った 。

白🥞 『 おい !!! 』

傍によって 彼の顔を覗いた 。 まだギリギリ息はしているが 、 本当にすぐ亡くなってしまいそうだ

黒☕ 「 は 、 っ は 、、 わざわざ 、 来たのか ? 」

話しづらそうに 笑いながら話してくる 。 辛そうなのに 。

白🥞 『 なあ 、 お前って … 』

あの時 、 めいいっぱい花を渡すと言って 約束をした アイツなのか ? と 問いかける前に あちらから答えてくれた

黒☕ 「 嗚呼 。 その想像する 人だ 」

黒☕ 「 いつまでも 花を … っ 、 げほ 、っ 渡しに来ない …… から 、 痺れを切らしてしまった 笑 」

血を吐きながら 答える 。 なんでもっと早くに気づかなかったのかという 後悔しかでない

黒☕ 「 … ほら 、 あの時の … げほっ 、 花 、 探してきたんだ 」

血が着いた手で 1輪だけの花を 見せて オレの手を取り手の中に入れた 。

黒☕ 「 キキョウ という … 花らしい … っ 、 彰人が 、 持っててくれないか ? 」

今すぐにでもなくなってしまいそうな 声で 花を渡してくる それを彼の手ごと握り込み 倒れ込んできてしまいそうな 彼を支えた

黒☕ 「 … なあ 、 彰人 … っ 、 次は 、 俺が お前の 望む相手に … っ 、 なれない だろうか 笑  」

突然な告白に驚いた 。 それはつまり 、 オレのことが好きだったということだろう 。 だが 、 オレにはもう望む相手がいて 幸せに過ごしている 。 その事を察した 彼は そんなことを言った

白🥞 『 … お前なら なれるよ 』

黒☕ 「 はは 、 っ … じゃあ 、 また会ってくれ 。 」

白🥞 『 勿論 。 次は オレから 会いに行ってやるよ 』

黒☕ 「 それは 、 楽しみだな … 」

最後に オレを ぎゅう 、 と 強く抱き締めて 涙を流しながら 彼は 息を引き取ってしまった 。

オレの手には 彼から渡された 大切な思い出の キキョウが 。

また 会えたら 嬉しいものだな 。


王☕ 「 彰人 、 」

白🥞 『 殿下 』

後ろから声をかけてくる 彼の方向を見つめようとすると彼も後ろから座り込み抱きしめてきた。

王☕ 「 先に 来世の 約束を 立てられてしまったな 笑 」

優しく抱きしめる彼の目からは 涙が流れてきていた 。 そんなに長くオレと居たいと 思ってくれているなんて 嬉しい と 思ってしまう

王☕ 「 しょうがないから 今世は 幸せにしてくれ 」

顔を見せないように 殿下は 約束をした彼と 別の方向の肩に 顔をこすり付けている 。

白🥞 『 勿論です 。 幸せにさせてみせます 』

そう誓って 彼と口付けをした 。

また 、 色んなところで 色んな人と 巡り会えるまで オレは たった一人を 今は幸せにしてみせる



🥞 『 …… ? 』

変な夢を見た 。 いつの話だろうか

だが 、 本当に起こった話のような気がする 。

なんだったんだろう 。

そんなことを思いながら 目を覚ます 。 不思議に思いながら 困惑していると 通知が鳴った 。

それはとても愛おしい 彼からの連絡だった

嬉しそうに 微笑みながら そのスマホを取って返信をした 。



嗚呼 、 幸せだ 。









話ごっちゃごっちゃの急展開多すぎてごめんなさい …… 本当にあの 黒騎士がまた会えるか聞いて 会えるって言う白騎士が 書きたかっただけなんです ……


因みに 、 キキョウの花言葉ですが いくつかあるので 調べてください 。 わたしが 注目したのは ひとつだけです 。

花言葉は 『 永遠の愛 』

何処に行っても約束を忘れても転生しても 愛してる黒騎士にとって この花言葉は とても似合いますね 。

さて 、 最後に 問題です !!

最終的に 転生後の彰人の恋人は 王子と黒騎士 どちらでしょうか ?

どちらでも 幸せになってほしいですね

それではまた 会える時まで 。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

1

ユーザー

好きです!!!! 黒騎士には白騎士じゃなく相応しい人がたくさんいるから叶わなくても諦めないのがいいですよ!!!!! どっちでも嬉しいですよ! どちらも☕なので…、

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