テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
236
⚠︎︎ rukg
R18
公共の場での閲覧は禁止します
この世の全てと関係ございません。
オメガバースです
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「は、ふっ、…あーもう…さいあくや、っ♡」
まずい、かなりまずいことになってしまった
叢雲カゲツはΩとして生まれ、この20年間でそのことを知っているのは家族や里長くらいだった。
そのくらい上手く隠してきたのだ。
だが、たった今人生最大のピンチに遭遇している
ヒーロー協会に赴いていた矢先に、突然ヒートがきてしまったのだ
バレるわけにはいかない、と、急いでトイレに駆け込み、今に至る
(まずい、どうしよう。薬も持ってへん…)
鞄を探すが薬も持っておらず、そうしている間にも何度体験してもなれない腹の疼きに繰り返し襲われ続ける
あまりの絶望的状況に焦燥しきっていると遠くから聞こえてくる足音に気がついた。
(やばい。誰か来る…っ)
まさに絶体絶命の状況に冷や汗が頬を伝った
『…カゲツ?』
1枚ドアを隔てた先から、すっかり聞き慣れた低い声が名前を呼ぶ
ぁ、小柳だ
でも、なんでわかった?
嫌な予感がした
『かげつ、お前もしかしてΩなん。』
ほら、当たった。人一倍鼻が利く小柳はおそらく微かに漏れだしたフェロモンを辿ってきたのだろう。
しかも、匂いがわかるということはαなのだろう。
「そうっ、そうだよ。わかってるんなら、ぁ、どっか行ってくれん?」
『はあ?なんで?出られないんだろ。俺なら助けられるけど。どうする?』
俺なら、助けられる。正直めちゃくちゃ助けて欲しい。その一心で個室のドアを開けた
目の前にはフェロモンに充てられているのか少し息を荒くする小柳が立っていた
『とりあえず俺ん家飛ぶけど、動ける?無理なら掴まってて 』
「ぅん、」
その言葉に甘えて首元をぎゅっと掴むと、嗅ぎなれたムスクの匂いがして、不思議と安心した。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
小柳の家に飛んだあと、薬飲むより早いし、なんて言われて案の定流れでシてしまった。
これもまた不思議と不快感は一切なく、なんならよかった
『…なあ、カゲツ。このまま番にならん?』
行為のあと、静かに、内緒話をするようにそう言った。
なんの冗談かと小柳を見やれば、三日月が真っ直ぐにこちらを見つめていて、本気なのだと知った
『俺がいれば薬飲むより早いし、俺もお前以外のΩのフェロモンに当てられなくて済む。仕事にも支障が出にくいと思わん?』
確かに。
さすがに考え方が効率厨すぎる気はするが
「……わかった、ええよ」
馬鹿な僕は少しだけ悩んだ末、頷いた
『ん、サンキュ』
項を差し出すため、後ろ向く前に見た小柳の目が、きらりと光った気がした。
僕も僕で効率厨すぎるなと、鈍い痛みを覚えながら思った
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
番となってからは、ヒートが近くなるたび小柳の家に居座り、ヒート中はずっと一緒に過ごした。
僕と小柳は恋人ではなく、あくまで契約上の関係であるため、ルールを作った。
別に付き合っているわけではないので、
“恋人っぽいことは禁止”
小柳らしいふわっとした、けど変なところで真面目なルールだと思いつつ、お互いにルールを守りながら過ごした
しかし困ったことがある。
ヒートが来る度に小柳の対応が特段甘くなること。
特に行為中に頭を撫でられたり、えらいだのいい子だの褒められたり、数々の甘い対応にこっちはとっくにキャパオーバー
こんなの、好きにならない方が無理だ
きっと小柳はお互いの生活のために番になることを提案したに違いない。
だから、次のヒートでこの関係を終わらせて、この恋心をしまい込んでしまおうと考えた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そうと決めてからあっという間にヒートの周期が近いて、叢雲は小柳の家に入り浸っていた
「こや、こやなぎ、」
『ん、もうヒート入りそうだな』
小柳のベッドの上で布団にくるまって微かに息の上がったカゲツをみて、ベッドの端に座った小柳がすり、とカゲツの頬を撫でる
(アホ。そういうとこが好きだって言ってる )
そう思いながらも甘んじて受け入れていれば、小柳のデバイスから警報音がなった
『はい、こちら小柳。…はい……了解、直ぐに向かいます。』
内容的に出動命令が来たらしい
『悪い、緊急任務で今からでなきゃ行けなくなった。帰ってくるまで待てるか?』
「ぅん…わかっ、た…。ぁ、 まってどうせ着替えるならそれ、いま着てるやつおいてけ」
そういえば、一瞬瞠目した後はいはいと笑ってスウェットを脱いで渡した
『なるべく早く終わらせて帰ってくるから』
小柳が出ていった子のを確認してから、渡されたスウェットを抱きしめて大きく息を吸い込んだ。
┈┈┈
「ひっ、ぁ、ふぅ、ふっ…♡」
小柳が家を出て数十分が経ち、いよいよ本格的にヒートに入った
寂しい。寂しすぎる
小柳と番になってから、ヒート中に一人でいることがなかったせいで余計に寂しい
結局スウェット一枚じゃ寂しさを誤魔化しきれなくて、家中漁りまくって小柳の服やら下着やらタオルやらをかき集め、
所謂”巣作り”とやらを初めてした
早くこの身を暴いて欲しくて、後ろに指を突っ込んでみても、小柳がしてくれるように気持ちよくなれなくてじわりと涙が滲んだ。
自身の愛液のせいで勝手に持ち出した服達も汚してしまった。
このままじゃ、こっちが終わらせる前に向こうに嫌われて終わってしまう。
考えれば考えるほど頭の中がぐちゃぐちゃになっていって、ぐずぐずと泣いているうちに夢の中へと意識を落とした。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『……つ…カゲツ。』
やさしく肩を揺すられて、大好きな低い声に名前を呼ばれ目が覚める
『ごめんな、待たせて。』
「こゃ、なぎ……?」
寝ているうちに帰ってきた小柳が、数時間前と同じようにベッドの端に座っていた
『おう、小柳ですよ。…これ、巣作りってやつ?』
「ぁっ……」
帰ってきてくれたことをよろこんでいたのもつかの間、その言葉に、一気に青ざめる
「ちが、ごめんなさいっ、勝手に使って、汚しちゃって、ごめ、っ」
『かげつ…?違う、怒ってないよ俺』
「ごめんなさい、もう、もう終わりにするからっ、だから、嫌わんといてっ、」
あー、涙で前が見えない
「好きに、なっちゃってごめ、なさい……」
結局最後に出てくる言葉がこれなのかと、自分に腹がたった。
小柳、今どんな顔してるん。
『…カゲツ、顔上げて。見せて』
「いやや…」
『カゲツ………。はぁ、』
そのため息で、嫌われたんだと確信した。
諦めようとしたその時、小柳の大きい手に、顎を掬われた
「こやッ、ん っ!」
次の瞬間には彼に口を塞がれていた
反射で瞑ってしまった目を開けば、寂しそうにこちらを見つめる三日月と目が合った
ゆっくり唇を離されたあとに、また彼の口が言葉を紡ごうとするのを見つめた
『好きだよ、カゲツ。』
『俺嬉しかったのにさ、ごめんとか言うなよ…』
「でもっ、仕事のためにつがいになったんじゃ、」
『だぁーっ、そういう口実!! あの日、あのままにしてたら他の奴に取られてたかもしれないだろ。』
『好きでもないやつと番ったりしない』
その言葉に安心して、また涙が止まらなくなった
「ほんまに、怒ってない?」
『怒ってないよ、よく出来てるじゃん。』
「ぅ〜、すき、」
『俺も。世界一好きだよ。なあ、俺も入っていい?』
「ぅん、きて」
へらりと笑いながら手を広げて小柳を迎え入れた
そのままぎゅうっと抱きしめれば、鼻腔を小柳の匂いが満たした
『なあ、俺と付き合って、恋人になって』
「なるっ、こやなぎの恋人…」
『はは、ぁーうれし、好きだよ、カゲツ』
「ぼくもすき」
『なあ、ひとりでしてた?』
「し、たけど、あんま気持ちよくなれんかった…」
『…じゃあ俺とする?』
「したいけど、いましたら絶対とまんなくなる、」
『いいよ。ずっと付き合うよ』
するりと腰を撫でられ耳元でそう囁かれれば、腹の奥がきゅう…♡と甘い悲鳴をあげた
「…する…♡いっぱいがまんしたから」
「いっぱい、僕を愛して…♡」
┈┈┈
「ん、んっ、はふ、ちゅ、ん~~♡」
唇を割入ってきた長い舌に口内を甘やかされ、酸欠で思考が溶けていった
(きすって、こんな気持ちいん。しらん。しらないこんなの)
甘いキスにめろめろになっている間に、後孔に指を沈められる
『とろとろやね。ココね、かげつの気持ちいとこ 』
浅いところでくいっと指を曲げられた瞬間足の先までびりびりと快感が走った
「く、あっ!?♡あっあ、や、ゃあっ♡♡」
『やじゃなくて気持ちいって言って』
「ん~♡♡ぅあっ…♡きもち、きもちい…っ♡ィっ、いッ♡♡゛」
『イきそう?』
こくこくと必死に頭を縦に振る
『いいよ。イッて、かげつ』
「ぃくっ、♡ぁあ~~~~…っ♡♡」
ぐーっと前立腺を押され絶頂した
「はぁ、はっ、ぁ♡も、はよいれて…♡」
指の抜かれたソコを自分で広げて見せる
ちょっとばかりあざとくおねだりをしてみれば、効果は抜群らしい
向こうも限界なのか、煽りにイライラした様子でベルトを外して下着ごとズボンを下ろした
(なんか今日デカない…?こんなのが入ったら…)
『…見すぎ。恥ずいわ』
「いだっ、ごめんって 」
自分が思っている以上に見入っていたようで、おでこにそこそこのデコピンを食らった
サイドテーブルから取ったゴムのパッケージを開け、手際よく付けていくのを見つめる
『ん、おけ』
いつも通り後ろを向こうとすると肩を掴まれそのまま仰向けに沈められる
『顔みてしたい…だめ?』
「だめ…じゃない」
許可を得られて嬉しそうに僕の膝の裏に手を入れ、足を開かされる
『挿れるな』
ひたりと後孔にモノが充てがわれ、ゆっくりと割入ってくる
これ、はいってるとこ見えてこわ、っ
『っもうちょい力抜けん、?』
「むりっ、なんかこわぃ…っ」
『かげつ、顔隠さないで見せて、キスもしててやるから』
『俺のことだけ考えてて』
片方の手を恋人繋ぎに、もう片方は腰を抱えたまま、あやすようなキスをされる
(こやなぎのことだけ…こやなぎ、すき、すき)
『っ、はぁ、はいった』
「っあ、~ッ!?♡♡」
言われたとおりにしていれば自然と力が抜け、一気に奥まで挿入された
「ぁっ、まってぇ、まだ♡動かんでっ、」
こいびとせっくすってこんなに気持ちいん?
まだいれただけなのに。
しらない、しらないこんなの
『わかってる、大丈夫そうだったら言って』
「ん…♡」
馴染むのを待つ間も身体中に跡を残されたり、顔中にバードキスをおとされ続けた
身じろぐ度、結合部からくちくち、と音がなってはずかしい
「…ん、もうだいじょうぶ」
『ん、動くけどしんどかったら言って』
ぎゅう、と小柳の首元に手をまわし抱きつくような体制になった
ふーっ、と1度深く息を吐いた小柳はゆさゆさと腰を動かし始めた
「あッ♡ぁっん…!♡♡こやぁ、ぎっ♡」
『ロウって呼んで』
「ろうっ…ろぅ、は、ぅ♡ぉく、もっと♡」
『はぁ、くそ、かわいい、かわいーな』
ぐっと腰を掴まれ一気に奥を叩かれる
「ひ、あ!?♡♡ぁッ、ィっ~~~~…!!♡♡」
バチバチと視界に星が散って達したにも関わらず小柳は動きを止めない
「まっ♡♡まっ、て!あっぁ、♡♡イッたっ!!もぉ、ッ♡ィってるッ!ぃっでる~~♡♡♡」
『ずっとイッてるなぁ、いいよいっぱいイきな』
一向に止まる気配のない小柳を睨みつけてやろうと腕を解いて小柳を見れば、額に汗を滲ませ荒い息を繰り返していた
(ぁ、ロウ、余裕ないって顔してる。僕で興奮してる。なんか、なんかもう)
「ぁっん、ひぅ、ぐす 、 」
『あ、え、泣いてる?痛かったか?』
「ちが、なんかもう、ぼくこんな幸せでいいんかな、ぁって」
『は、ぁ?なにそれ…可愛すぎな本当に』
『びっくりした。痛かったんかと……。 いいんだよ。俺だけに幸せにされときゃ』
「はっ、ずるぃっ、それっ…、ぅあっ~…♡」
とんとん、と一定のリズムで奥をノックされ、甘い痺れが腹の底に溜まっていく
『はは、おまえの奥、すげー俺のに吸い付いてくる…♡なあ、今ここまではいってるんだよ、』
そう教えるように下腹部を手のひらですりすり撫でられて、嫌でもソコに意識がいってしまう
「んっ、ぁん…ッ♡♡ゃ~~…♡すりすり、だめッ!だ、ぇッ、ぁっあ ~~~~ッ 」
がくがくと脚が震えて感じたことの無い快感に襲われる
『お、メスイキした?初めてじゃん。いいこ、偉いな』
わけがわからなくなったぼくの頭をよしよしと撫でる小柳はそう言った。めす?なんだって?
「めす…?ちぁうッ、♡めすっ、ちゃうもん、」
『俺の雌に変わりはないからな』
「もっ、うるさいっ!!はよ、ろうもきもちくなって…」
わざとナカをきゅうっと締めると、小柳はぐっと顔を顰めた。
『…いいの?さっきみたいに優しくしてやれんよ』
「ええよ…ぼくばっかじゃやだ……♡」
今度は両手ともを恋人繋ぎにされ、シーツに縫い付けられる。
「ッえ、ぁああっ~!!♡♡まっ!まって♡♡ぁ、ン、♡だめ、ッん、ぃくいくッ~~~…♡」
さっきとは打って変わってガツガツと奥を突かれ、休むことなく快感の波が迫ってくる
『っは、は、♡いいって言ったのおまえじゃん。むり』
「ろぅ、ぁっ♡♡よゆーないかお、すき…ッ♡♡ かっこい…ッ♡」
『ふ、俺の顔好きなん?かわいい。かわいーな、かげつ。俺も好きよ、おまえの気持ちよさそーな顔♡』
絶頂が近いようで、ラストスパートをかけるようにスピードをあげた
「ぃあ、ッッ!?♡♡はやっ、はやぃっ~♡♡ぅ゛~~っあ♡♡」
『逃げないで、カゲツ』
無意識に上へ上へと逃げた腰をいとも簡単に引き戻される
「ィッ~♡♡は、はっ♡♡ろぅ、ろおっ♡すき、だいすきっ…、ずっといっしょにおって…っ♡♡」
『俺も…っ、ずーっと好きだったよ、っ』
『愛してる…っ』
優しく抱きしめられて耳元でそう囁かれる
多幸感で涙が溢れて止まらない
「ん、ぁ、あ~~~~~~…、っ!!♡♡♡」
『ハァっ、でる、~~~っ♡』
┈┈┈
「はぁ、はっ、はっ、ぁ♡」
『かげつ、大丈夫か?わるい、無理させて』
汗で額に張り付いた前髪を丁寧によけて、やさしいキスを繰り返された
「んーん、大丈夫、………な、ぁ」
『ん?』
「もっかい、したいって言ったら、おこる…?」
『は、』
「やっ、ぱなんでもない、忘れて」
『むりだろ。いいよ、しようよ。何回でも』
「ぅん、する…、したい…♡」
結局その日は、外が明るくなるまで愛し合っていた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「世のカップルはなんであんなことしといて、普通に生活できるん。」
『そういうもんなんじゃね?』
「ぼく、ヒートのたびにあんなのしてたら耐えられん…」
『別にヒートじゃなくてもシたくなったらするけどね』
「ひぃ…」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!