TellerNovel

テラヌノベル

アプリでサクサク楜しめる

テラヌノベルTeller Novel

タむトル、䜜家名、タグで怜玢

ストヌリヌを曞く

感謝のリク゚ストコヌナヌ

䞀芧ペヌゞ

「感謝のリク゚ストコヌナヌ」のメむンビゞュアル

感謝のリク゚ストコヌナヌ

第2話 - 🊀🏺ず姉🐙の話/くさはかげ様より

♥

2,552

2024幎07月24日

シェアするシェアする
報告する

🊀🏺ず姉🐙の話/くさはかげ様より


぀が浊は䞡手で顔を芆った。ため息を吐けば癜のネクタむがキュッず銖を圧迫する。薄暗い店内で誰も気にしないず思ったのに、隣の力二が肘で脇腹を小突いた。

「぀が浊さん、笑顔笑顔」

「無理だ」

「じゃ、せめお前向いおください。折角のスヌツですよ」

「これ、ズボン、ステテコにさせおくれ」

「ダメですバランスが厩れる。なに、気に入らない 俺のむチオシスヌツ」

「゚ネルギヌが籠る  」

「自分の毒で死ぬ蛇みたいっすね」

「ムシャクシャするぜ  」

「しゃヌねえな。こっち向いお」

力二は結び目に指を入れ、぀が浊のネクタむをシュルず解いた。いささか汗ばんだ肌は、ほのかな間接照明で风のように艶々しおいる 。

「ボタン二぀開けおください」

「奜きなずこでいいのか」

「ランダム マ」

「冗談だ」

぀が浊は䞊からボタンを倖しお胞元を広げる。力二は自分の銖から金のネックレスを倖しお、぀が浊の銖に留めた。ティファニヌの繊现なチェヌンは䞍思議なほど耐色の皮膚に良く䌌合う。 ピンクゎヌルドの内偎から光るような圱は、普段の明るい印象ずのギャップでサディスティックな欲を掻き立おた。たじたじネックレスを芋る぀が浊は、力二がかすかに芖線をさ迷わせたこずに気が付かない。

「苊しくねえ」

「でしょ」

぀が浊は銖を䞊䞋に動かしニコニコ笑った。力二はペンギンの被り物をずらしお぀が浊のネクタむを自分に結ぶ。

「そろそろお客さん、いや、姫の皆様が来たすよ」

「おう。あヌあ、5秒で終わんねえかな」

「爆発でもさせたす」

「いいなそれ」

「ロケラン姫にねだりたしょ」

クリスタルガラスのシャンデリアが床いっぱいに幟䜕孊暡様の煌めきを描く。倢みたいにキラキラ着食ったホストがレッドカヌペットにズラリず䞊んだ。黒服がギむず扉を開ける。ゞャカゞャカノリのいいクラブミュヌゞックが流れ始める。

開店だ。

キャむキャむ客がはしゃいでいるのを眺めながら、぀が浊は腕を組んで壁にもたれかかった。

「たさか眲長も乗り気ずはなぁ」

「マア、ブヌムっすから。特別手圓も出るし」

「時絊2000䞇だったか」

「今倀䞊がりしお3000䞇です」

「すげえな」

「実際すごい」

2人の䌚話の通り。 ロスサントスは空前のホストブヌムに湧いおいた。火付け圹はカム・カマダ、火口に颚を送ったのはALLINだった。そこに垂長が特別手圓ずいうガ゜リンを投䞋したものだから、町䞭がものすごい勢いで立ち䞊がった。どこもかしこもノボリを立おお、やれこちらは1日限定、察するこちらは男装ホスト、あちらでは私服メカニック、コスプレ医療埓事者等々。ずにもかくにも倧盛り䞊がりで、この波には乗らねばならぬず我らが眲長ゞャック・銬りワヌも拳を䞊げた。曰く、「眲員党員ぞの実質ボヌナスだし、垂民ずの亀流も図れるし、むベントテロ眪で譊察資金も最う。䞀石二鳥どころか䞉矜萜ずしおるんだぞ。やらない理由がないだろう」ずのこず。

぀が浊は遠い目でグラスを磚きながら口を開いた。

「垂長も眲長もキツめのバチあたんねえかな」

力二はホストだボヌナスだむ゚ヌむくらいの気持ちであったが、぀が浊が煀けおいるので「買った靎の底党郚抜けおほしいですよね」ず頷いおやる。

ずにもかくにも、䞀日限定ホスト譊察眲SGHDSteamer GrandTheftAuto Hosuto Departmentはこうしお開店した。尚、アメリカにはホストずいう抂念がないためロヌマ字衚蚘である。




顔芋知りが来たり、ヘルプを頌たれたりず぀が浊はなんだかんだ忙しく動き回っおいた。案倖党䜓を芋お足りないずころを補う男だ、慣れぬホスト業務ず蚀うこずもあり仕事はいくらでもあった。力二はロスサントスの圌氏に恥じぬ働きぶりで指名が途絶えない。

「ラス゜ンこのたた成瀬安定かなぁ」

「ラス゜ンっお䜕すかアオセン」

「ラスト゜ング。売䞊䞀番の人が店じたいに歌うんだよ」

「ぞぇ、眰ゲヌム」

「お前本職に蚀ったらぶっ殺されるよそれ」

「違うんすか」

「リズム倩囜のハむスコア衚蚘よ。最埌の䞀蚀みたいな」

「あヌなるほど。」

「↑」

「」

「☆」

「」

「ア゛アアアア゛ア゛ヌヌヌ」

『぀が浊指名だぞヌ。らだおも働きなさい』

銬りワヌの声が無線越しに響く。レゞを振り返れば芪指で3番テヌブルを瀺され、口パクで「がんばれよ」ず゚ヌルが送られた。

「぀が浊なんで眲長に䞭指立おおるの」

「胃に穎開いお欲しいんで」

「あヌね。飲み物にC4でも詰めたら」

「いいなそれ」

「やるずき教えおね、Twixで拡散するから」

「俺の顔モザむクかけおくださいね」

「アロハシャツで手遅れだから安心しな」

「チクショり」

『぀が浊早くしろヌ。あずその手はお客さんの前ではやめよう。な、ホストだから。今日䞀日ホストだからな぀が浊も』

『うヌっす』

ものすごく気のない棒読みを無線で送り、぀が浊はようやく3番テヌブルに向かった。倩鵞絚の長怅子に、燃えるような長い赀毛の女が座っおいる。

「よヌお、埅たせたな」

女はちらず぀が浊を芋る。キリンくらいた぀毛が長いな、ず぀が浊は思った。『ロヌズマリヌの赀ちゃん』の頃のミア・ファロヌみたいに小顔で、瞬きをするず目から光がパチンず広がる。鮮血よりもなお赀いリップが透明に泡立぀シャンパンを呷る。息を飲たせる華やかな矎貌だった。

女は廊䞋に向かっおぱっず右手を䞊げた。

「チョコレヌト・グラスホッパヌを二぀」

䞡手を組んでそこに顎を乗せ、ゆるりず小銖をかしげた。

「匟のセンスでしょ、それ」

「あ」

「むタリアのスヌツ。明るい薄緑に黒いシャツ、ずどめにほっそいネックレス。いかにも匟の奜みだわ」

「  匟っおこずは、あんたカニくんの兄か姉か」

「どう芋おも姉でしょ。マ、そういうこず。い぀も匟が䞖話になっおたヌす」

「ぞえヌ。こちらこそい぀も䞖話しおるぜ」

「文章なんかおかしいな、こちらこその埌に続く文じゃないだろそれ」

「あ 事実だぜ。特殊刑事課の぀が浊は嘘を぀かないこずで有名だからな」

「やるこずなすこず党郚無茶苊茶の間違いでしょ」

「あんたは  タコたこ」

「倕コゆうこです」

「おう、タコたこさんだなよろしく」

「人の話聞いおないな」

「いや聞いおるぜ。䌚話のテンポがカニくんそっくりだ」

黒服が淡い緑のカクテルグラスを机に眮いた。䞀杯は倕コの前に、もう䞀杯は぀が浊の前に眮かれる。

倕コはグラスを持ち䞊げお、透かすように぀が浊を芋た。ずろりず濁った矎しい翡翠色が䞊ぶ。

「やっぱこの色」

「ゞャケットか。グラスホッパヌっおバッタだろ 比べたらカニくん怒るぜ」

「カクテルな。確かに名前の由来はそうなんだけど、あくたでカクテルな」

「ぞえ、カクテル」

「飲んだこずない」

「ないぜ」

「なら気に入るよ。ほら、グラス持っお」

「おう」

「也杯」

「也杯。  䜕にだ」

「じゃあ匟に」

「いいな。カニくんに」

チン、ず行儀悪くもカクテルグラス同士をぶ぀ける。涌やかな音の通り、グラスホッパヌからはミントの銙りがした。口に含めばホワむトチョコのたろやかな甘みずアルコヌルの熱に浮かされたような苊みがぱっず広がる。

「矎味い」

「でしょ。俺のチョむスに倖れはないんだよなぁ」

「詳しいのか、こういう  。なんだ、あれに」

酒が回り始めた぀が浊は、蚀葉が出おこず右手をくるくる動かした。

「カクテルドリンク それずもお酒飲めるずころ」

「それだそれだ」

「たあ詳しいかな。前の街ではストレス発散に随分通ったし、この街のバヌもいいお店だし」

「Violet Fizz」

「そこ。぀が浊ヌ  、さん ごめん、䜕歳」

「23」

「同い幎じゃん 呌び捚おでいい」

「銎れ銎れしいぜ」

「私も倕コでいいから」

「タコさん、くん さんだな、カニくんのご家族だからな」

「家族じゃなかったら䜕になっおた」

「タコスさん」

「原型よ」

「䞍満か」

「䞍満だろどう考えおも。ならなくお良かったよ」

「おう、良かったな 特殊刑事課に感謝しろ」

「はいはい」

肩をすくめ倕コはグラスホッパヌを飲んだ。ツマミはないが目の前の男がいい肎になる。口が䞊手いので䌚話は途切れないし、䜕より芋た目がよかった。匟のセンスに間違いはない。耐色の肌はアルコヌルでほおり、内偎から赀がにじみ出おいた。薄暗いセクシヌな照明の䞋なのに薄緑のスヌツがレフ版ずなっお぀が浊の茪郭を匕き立おる。觊れたいず思わせる胞元のピンクゎヌルドず、譊戒するような色の濃いサングラス。奥に秘められた光り茝く瞳。

芋れば芋るほど倢䞭になる良い男だ。床数の高い酒を前にした時のような、トキメキず躊躇を䞎えるデザむンをしおいる。

流石我が匟、ず倕コは思った。力二は党力で぀が浊を食り立おたのだろう、人目を匕かず、されど匷烈に。

「぀が浊次䜕飲む」

「詳しくないんだよな。タコさんず同じの頌む」

「ホストっぜいね」

「そうなのか」

「そうなんだよ。じゃ、色。なんか奜きな色蚀っお」

「赀」

「いいね」

「あんたの髪みたいな色がいい」

「うっわ ホスト」

「そうなのか」

「そうなんだよ」

「じゃあ、無しで頌むぜ」

「なんでだよ、仕事出来おるっおコトじゃん もうそういうこずいう仕事なんだからホストなんお」

「ぞえ。奜きな色を  」

「違う 口説くようなこず蚀うんだよ客をお姫様扱いしお」

「姫」

「そう、姫。蚀っおみ」

「姫  。こんな䞋賀な堎所に来ねえほうがいいぜ。垰りな」

「違うわ」

「違うのか」

「もう0点。党力で0点」

「0点か。10点どっかで取ったら100点にならねえか」

「テストの点数改ざんする小孊生かよ」

倕コは手を叩いおゲラゲラ笑った。぀が浊はアルコヌルでふらふらしおいたが口だけはよく回る。自分の喋った蚀葉の意味も分かっおいないが、笑っおもらえたので良しず思う。

「よし、分かった぀が浊。俺の蚀葉繰り返しお」

「おう、たかせろ」

「倕コさん、僕ず」

「ゆヌこさん、がくず」

「っ――」

ダン、ず机にトヌル・グラスがたたき぀けられた。真っ赀なレッド・アむが噎火のように飛び出しお机を濡らす。ペンギンの被り物が返り血を济びたようにポタポタしずくを垂らしおいる。成瀬力二が無蚀でそこにいた。

「よぉ カニくん」

酔っぱらっおいるので぀が浊は空気を䞀切読たなかった。ニコニコ笑っお自分の隣をポンポン叩く。隣に座れの合図だ。

力二は座らず、぀が浊の手を匕いお立ち䞊がらせる。

「悪いんだけど、この人借りるから」

「ぞえ」

「行きたしょ぀が浊さん」

「あ お」

口を半開きにしたたた぀が浊は連れおいかれた。

蚀葉少なに立ち去った力二に、倕コは暫し考え蟌んで。

「すいたせヌん、ここにいる皆に䞀杯ず぀奢らせおくださヌい」

未来の矩匟に也杯するこずにした。姉ずいう生き物は劖怪のようなもので、特に匟の片思いなんかお芋通しなのである。

「がんばれ力二、あれは盞圓手ごわいぞ」

倕コはニダリず笑っおレッド・アむを飲み干した。

loading

この䜜品はいかがでしたか

2,552

loading
チャット小説はテラヌノベルアプリをむンストヌル
テラヌノベルのスクリヌンショット
テラヌノベル

電車の䞭でも寝る前のベッドの䞭でもサクサク快適に。
もっず読みたいがどんどんみ぀かる。
「読んで」「曞いお」毎日が楜しくなる小説アプリをダりンロヌドしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホヌム

本棚

怜玢

ストヌリヌを曞く
本棚

通知

本棚

本棚