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ノベルのれんしゅう
暴力組 「」なし心の声
br:僕の彼女が流行りのコロナにかかってしまった。メンバー達にしばらく僕とシャケは撮影が無理なことをすぐ伝え、僕は彼女の看病に専念することにした。
普通の風邪ならば、そばにいてこんな弱ってる時ぐらいにしか甘えてこない彼女の反応がちょっと楽しみだったりする。それでも元気が1番だけどね、こんなこと考えてるからバチ当たっちゃったのかなぁ。
これから、5日間は彼の顔すら声さえ聞けない。代わりに聞こえてくるのは彼女の苦しそうに咳をしている声。
ああ、早く会いたいって思ってしまう…こんなに近くにいるはずなのにたった1枚の壁なのに、いつも以上に離れて見えた。
Sk:「ッゴホッ…ヴ…ゴホッゴホッ…」
Br:「シャークん、喉飴とお茶扉の前に置いとくからね、欲しいものがあったらすぐ連絡して?」
Sk:うん、ありがとう。なんて、声が出せたらいいのに…自分の喉が言う事を聞かない。唾を飲むだけでも激痛なのに……。どうしよう、こんなに辛いものだと思っていなかった。自分はつくづく免疫が弱いことを思い知らされながら、LI○Eで必死にありがとうと打つ。
いつもの風邪だったら夜に寝れるように俺の頭をなでてくれて、俺はその心地良さにすぐ寝れていた…。だけど今は、夜に寝たいのに全然眠れない、ただ日がのぼって落ちていく、こんなにも長いと感じる一日があっただろうか。……こんなにも外から大丈夫って声をかけてくれてるのに俺は迷惑かけてばっかりで自分がイヤになる。…こんなにも迷惑かけて風邪引いてばっかりだから嫌われちゃうかな。5日後に別れよなんて言われてしまうかもしれない。、もしそうなったらもう迷惑かけないようにすぐに引こう。うん、それが彼のためでもある。最後くらい迷惑かけずに終わらないと、あれ。目から涙がとまらないや、
Sk:「ッゴホッ…ヴヴッ…ゲホッゴホッゴホッ…グズッ…」
Br:咳がとまらない、僕が変わってあげられればいいのに。そしたら、君の辛そうな声とか全部聞こえないのに。
Br:「Skの笑った顔が1番好きなのになぁ、」
いつの間にか声に出してしまっていた、声にだして僕は気づいた。こんなに好きでいられるんだなぁって、こんなに横に居てくれて心地良いのは生涯出会えないだろうと。僕は決めた。彼女にプロポーズしようと。今年で付き合ってもう4年にもなる。彼女も、いいよと言ってくれるだろうと。そう思いワクワクして、メンバーに相談に乗ってもらいながらプロポーズの計画を立てた。
Sk:彼から連絡が、来た。
Br:5日後のこの時間にここの公園に来てくれない?
Sk:遂に俺振られちゃうのかぁ、と察した。そういえばこの公園って彼に告られた場所だなぁと気づいた。ああ、4年前に彼が一生懸命不器用に伝えてきて笑いながらいいよって返事したんだっけなぁ。……行きたくないな。また目から溢れてくるものを必死に堪えながら、オッケーと返信した。
そして、遂に5日後になってしまった。咳はまだ出ているが声は少しだせるようになった。行きたくない…遅れて行こうか。いや、相手に取って早く終わらせたいはず。時間通りに行こう。そう思い、いつものパーカーにうでを通す。そうして、1人寂しく家を出た。
Br:遂に遂にこの日が来た!朝からスキップしたくなるくらいルンルンで支度をする。今日は、メンバーも茂みから見守ってくれるらしい。そして、今日のために高級ディナーを予約した。Skどんな顔するかなぁ、びっくりするだろなぁ、あー早く会いたい!!珍しく寝癖を直して早めに公園に向かった。
Sk:はぁ、もう公園に着いてしまった。時計を見ると約束の時間ピッタリを指している。前に目をやると、彼らしき姿が見える。
Br:「Sk〜!こっちこっち!」
Sk:俺は、彼に顔を見られないように俯きながら彼に近づいた。
Br:「Sk、呼び出してごめん、今日は、伝えたい事があるんだ。」
Br:久しぶりに見た彼は少しまた痩せていて、後ろの寝癖がまた愛らしい。でも、先程からSkと目が合わない。見ると彼は今にも泣き出しそうな顔をしている。
Sk:ああ、ついに振られる。振られる?こんなに大好きな人から?嫌だでも…ここで断れないから…ずっと堪えていたものが目からこぼれ落ちる。
Br:「Sk?どうしたの?大丈夫?」
Sk:耐えてたのに…そんなに優しく言わないでよ。甘えたくなるじゃん。止まれと思いながらも涙がとまらない。
Br:「まだ、具合悪い?、」
Sk:「ッ…”振らないでッ…”!!」
Sk:「俺、”いつも迷惑かけてばっかりだけど”Brが大好きで”嫌だッ…、別れたくない”ッ…」
Sk:あーあ、言っちゃった。、こんなこと言ってももう遅いのに…。彼も呆れて何も言わないじゃん。終わった。そう思うと余計涙が溢れてくる。
Br:「Sk?落ち着いて聞いてね、僕が今日ここに呼び出したのは君にプロポーズをしようと思ったんだ。たった5日間声も顔すら見えないだけで寂しくて、ああ、Skのことこんなに好きでいるんだなぁって改めて思ったんだ。将来こんなにも隣に居てくれて心地良いのは、Sk以外考えられない。だから僕の隣でずっと笑って居てくれますか?」
Sk:見ると俺の前に手が差し出されている。手を取ってもいいのかな…。でも俺の事好きって言ってくれたし、俺もBrのこと大好きだから、
Sk:「ッグズッ俺で良ければッ、」
Br:「すぅーやった!!ありがとう!大事にする!」
ガサッ
Nk:「いやーどうなる事かと思ったけど良かった!!おめでとう!!」
Sm:「ッたく、ハラハラさせんなよ。」
Kr:「ほんとにKnとか茂みから飛び出して行きそうだったからね、」
Kn:「だって、あんな展開になるなんて思ってなかったから、」
Br:「ごめん、ごめんでもみんなぁ〜ありがとう!」
Sk:「グズッ…ジュルッ…ズビッ」
Br:「ほらぁ〜いい加減泣き止んで?僕の可愛い彼女さん、あ、違うお嫁さん、〜?」
Sk:「ッグズッ…だって、”振られると思ったからぁッ」
Br:「ほらほら、よしよし〜ナデナデ」
Sk:彼の撫で方が心地よかったからか5日間まともに寝れてないからかいつの間にか眠ってしまっていたようだった。
気がつくと夕方で彼の背中で目が覚めた。
Br:「Sk、起きたぁ〜?」
Sk:「あっ、ごめん。いつの間にか眠ってたみたいで」
Br:「ううん。大丈夫だよ。」
そう言って彼の暖かく大きな背中からおろしてもらう。
Sk:「ごめん。重かったよね?」
Br:「なわけないじゃーん、Skは、むしろもっと太って貰わないと心配だよ〜」
Br:「あっそれでね、実はさ今日予約しちゃったんだよね。、高級ディナー!だからさ急いで帰らないとちょっと間に合わないかも…」
Sk:「じゃあ家まで競走な?」
Br:「病み上がりだけど大丈夫?」
Sk:「大丈夫!じゃあ行くぞー!」
Br:「うわー待ってよSk!」
Sk:今日通って来たはずの道が帰りは全く違う道に見えた。
Fin.
あとがき:いやーノベルって難しい…普通に使っている作者さん多くて尊敬する✨
めっちゃ怒涛の勢いで書いたらまさかの本文2900文字行ってるっていうね。ヤバ。
最後まで読んで頂きありがとうごさいました!!