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「」⋯剣持
『』⋯甲斐田
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「ねぇ甲斐田くん、海行かない?」
『え、珍しいっすね、もちさんから言ってくるの』
「最近甲斐田くんろふまおの収録とかで結構疲れ溜まってるっぽいし、気晴らしにどうかなって」
意外に僕のこと考えてくれてるもちさん…すき、!
『いいですね!行きましょう!海!』
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『海だあぁぁあ!!』
キラキラと目を輝かせるもちさんに、やっぱりまだ健全な高校生なんだなと実感する。
『ねえ甲斐田くん、はやく!こっち!』
こんなにはしゃいでるもちさん見たことない…
可愛いなぁ…
数分後…
『あっつ…』
今日はすごい真夏日で、おじさんの体力では高校生に到底ついていけない…。
もちさんはまだ泳いだり走り回ったりして楽しそう。
「甲斐田くん大丈夫?僕ちょっと飲み物とか買ってきますね」
『ん〜、ありがと〜もちさん』
はぁ〜、情けない…
「甲斐田く〜ん、はいこれ」
そう言ってもちさんが渡してきたのはキンキンに冷えたラムネだった。
『わぁ〜、ありがとうもちさぁ〜ん』
もちさんからラムネを受け取り、ごくごくと飲む。
『あれ、もちさんは何も買ってないんですか?』
「いや、甲斐田くんすごく暑いだろうし早く買ってきて戻ろうと思ってたんで」
わぁ、さすがスマート高校生。
こういうさり気ない気遣いができるのってカッコイイよなぁ…。
「まだ暑い?」
『ん〜、まだちょっと〜…』
『ごめんねぇもちさん』
せっかくの息抜きとしてきたのに、僕のせいで海を満喫できない。
さっきまで楽しそうにはしゃいでいたもちさんを思い出してすごく申し訳なくなる。
「いいんですよ別に」
そう言うと同時に、僕の首筋をひんやりとした手で撫でてくれてすごく涼しくなる。
『あ”ぁ”〜きもち”ぃ”〜』
『ありがとうございますもちさ〜ん、』
「いいんですよ、このぐらい」
「暑さ、大分マシになってきましたか?」
『うん!もちさんのおかげで!』
そう言うともちさんはにやっと笑って言った。
「じゃ、一緒に海入りましょ!」
「浅い所でもいいんで」
そう言ってもちさんは僕の手を引いて海の方へ向かう。
海に足が浸かった瞬間、あまりの冷たさにびっくりした。
『つめたぁ”あ”?!』
「んははっ!甲斐田くん!こっち!」
『どうしましたぁ?もちさぁん』
もちさんの方を向くと、ばしゃっと冷たい水をかけられた。
『いやあ”ぁ”ぁ”あ!!』
『やったなぁ〜?!』
「うわっ、んぁははっ!」
家に帰って仲良く風邪をひく2人でした。
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