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いちご@低浮上中。。。
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保健室のカーテンが、風に揺れていた。
授業中だというのに静かな空間。
なつはベッドの上で天井を見つめていた。
熱はない。ただ少し気分が悪くなっただけ。
「……暇」
そう呟いた瞬間、保健室の扉が開く音がした。
先生かと思って顔を向ける。
けれど入ってきたのは、予想外の人物だった。
「いるま?」
「げ」
開口一番それか。
「何しに来たの?」
「別に。ちょっと頭痛いだけ」
そう言いながら、いるまは隣のベッドに腰を下ろした。
どう見ても元気そうだった。
「サボり?」
「違う」
即答だった。
でも絶対嘘だ。
なつは笑いを堪えながら毛布を引き上げる。
「どうせお前もサボりだろ?」
「違うけど。」
「だって今体育やん」
「お前いつもサボってるし」
「今日は違う!!」
窓の外から聞こえるのは、遠くの授業の声だけ。
二人きり。
不思議と気まずくはなかった。
「なぁ」
先に口を開いたのはいるまだった。
「ん?」
「お前最近さ」
そこで言葉が止まる。
珍しい。
いつもなら思ったことをすぐ口にするのに。
「最近?」
「……いや、なんでもない」
「気になるんだけど」
いるまは少しだけ視線を逸らした。
その横顔が妙に真剣で、なつは胸がざわつく。
「最近、他のやつといること多いじゃん」
「え?」
「別にいいけど」
全然よくなさそうな顔だった。
なつは数秒固まったあと、小さく笑った。
「もしかして嫉妬?」
「は?」
「嫉妬だ」
「違う」
「嫉妬じゃん」
「違うって」
耳が少し赤い。
なつは思わず笑ってしまう。
するといるまは不機嫌そうに眉を寄せた。
「笑うな」
「だって」
嬉しかった。
少しだけ。
本当に少しだけ。
自分がいないところでも気にしてくれていたことが。
「……安心した」
ぽつりと零れた言葉。
いるまが目を瞬く。
「何が?」
「気にしてくれてるんだなって」
静かな保健室。
窓から差し込む午後の日差し。
いるまは数秒黙ったあと、小さく息を吐いた。
「当たり前だろ」
「俺のこと好きやんww」
そういって少し揶揄う。
するといるまは真面目な顔で言った
「好きだけど。」
その一言だけだった。
なのに胸の奥が熱くなる。
なつは顔を隠すように毛布を引き上げた。
「顔赤いぞ」
「いるまも」
「は?」
「赤い」
「うるさい」
保健室には二人の笑い声だけが残った。
もう午後の授業なんてどうでもよかった。
この続きにrを書きたかったけど無理だった
コメント
1件
**はる。だわ。** 第6話、「保健室」読んだ! 二人きりの空気感めちゃくちゃ良かった。いるまの「好きだけど。」、あれは反則だわ。なつが毛布に隠れる気持ち、めっちゃ分かる。保健室の陽射しと笑い声だけで終わる感じが、青春の匂いそのものでした。続きが気になる……「r書きたかった」ってところも含めて、この距離感の二人をもっと見たい。次も楽しみにしてる🔥