テラーノベル
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『群青色の心中』
〜貴方となら海の底まで〜
プロローグ
苦しいけど、貴方の吐息で侵された心は
幸せに満ちている。このまま、心の中を貴方だけの吐息で満たして欲しい。このまま、永遠に――。
エスポワールのグロバナー家に属する貴族になった主様。俺はその執事。四六時中、主様に仕え、お守りする担当執事。
エスポワールのグロバナー家に属する貴族になった私。ボスキは私の執事。四六時中、私に仕えて、私の身を守る担当執事。
主と従者。主と執事。それだけの関係じゃ
割り切れない。
少なくとも、彼にとっては。
そう、これは、身分違いの恋だ。
執事としてあるまじき行為だ。
それでも俺は諦められない。
沢山お見合いや求婚されても……ずっと傍に置いていた大事な人を他の男に渡すなんて死んでもごめんだ。
『家の為に知らない男に…。好きでもない男と結婚なんてしたくないんです。私。』
『…。』
あんたが俺に一言、頼んでくれたら、俺は全て捨ててあんたのこと攫ってやるのに。
『ねぇ。ボスキ・アリーナス。』
『…はい。主様。』
『私の事を攫ってくれますか?私の貴族という身分も。貴方の従者という身分も全て捨て、私のことを。』
『あんたが望むなら、何処へでも攫ってやる。地獄でも。どこまでも。』
『ふふっ。』
月夜に照らされた2人の影。
真っ暗な夜の闇に――取り込まれてしまいそう。
『『じゃあ――2人で死のうか。』』
冷たい海の底でも、貴方が居れば構わない。
この幸せな気持ちのまま。貴方と一緒に逝きたいの。
ボスキと主様の身分違いの恋の物語。
主様の名前はメリア様。
明日の22日の夜。投稿予定。
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