涼太side
朝6時前。
俺はスマホのアラーム音で起こされる
それが俺の一日の始まり
俺は普通の男子校に通う高校生。
起きたら顔を洗って歯磨きをする。
それが終わったらキッチンへと向かう
昨日の残りと、少しでも野菜を入れるため、ブロッコリーとレタスを入れる
あとは、お弁当用にいつも作り置きしている、ちっちゃいハンバーグを入れて完成
赤色と青色のお弁当箱。
中身はおそろい
お弁当の準備が出来たら朝ごはん。
朝ごはんはトーストを焼いて、飲み物を入れる
そしたらまだ寝ている幼なじみを起こしに行く。
俺の部屋に行くと、まだすやすやと眠っている翔太の姿。
俺は先に制服に着替え、翔太を起こす
翔太はお父さんとお母さんがアメリカでの仕事になるらしく、
翔太も着いていくはずだったけど、
「俺、アメリカに行きたくない」と駄々を捏ねた結果、昔から親も俺らも仲の良かった俺の家で住むことになった
親同士も仲良いし、俺らも生まれた時からの付き合いだから、
今更そんなに驚きもしなかったし、不自由でもなかった
涼太「しょーたー、おきて」
起こすと、ぐずぐず言いながら布団にまたこもる。
だから俺は最終兵器。
涼太「じゃあ置いていくよ」
と翔太に言った。
翔太「それはダメ、、、、。」
そういうと眠いのか、目が閉じたまま起きてきた
涼太「翔太目開けて。危ないでしょ」
翔太「んぅー、、、、りょーた、、」
洗面所まで案内して欲しいのか、俺の制服をぎゅっとにぎる。
涼太「もう、、仕方ないなぁ。」
翔太を洗面所まで連れていき、顔を洗わせた。
時刻はもう7時半。
遅れるよ。と翔太に声をかけると、慌ただしく学校の準備をする。
翔太が準備している間、俺は鞄に必要なものをサッと入れる。
教科書とかはほぼ置き勉だし、そんなに沢山ではないなら大丈夫。
鞄の中に朝作ったおにぎりを突っ込むと準備OK
翔太「りょうたぁー、、、」
少しムスッとした顔でこっちに来る。
どうしたの、と聞くとネクタイを差し出してきた。
翔太「ネクタイ、、、、できない、、、、」
世話の焼けるんだから笑と思いつつネクタイをしてあげて、一緒に家を出る
学校までは駅で4駅。
時間にしたら20分くらいかな
できるだけ人が少ない電車に乗り、空いている席に翔太を座らせて20分を過ごす。
翔太は小さい時から体が弱くて、
20分電車で立ってることは、いいとは言えない。
翔太は座りたがらないけど、後々しんどくなるのも、
何度も経験済みだから、今は大人しく座ってくれている。
涼太「翔太, 、着いたよ」
駅からは、歩いて5分くらい。
2人並んで歩く
翔太「今日も1日がんばろっと」
そう意気込む翔太に
今日は何も起きませんようにと祈る
コメント
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尊い…