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雪男短編集

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雪男短編集

22 - 第22話

♥

14

2024年03月28日

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「はいお待たせ。純豆腐カレーやで〜」


「これ神ちゃんがwestubeでつくってやつ、、!?」


「せやで!よく知ってんなぁ笑」


「ちゃんと先輩の動画はチェックしますよ!」


「ほんまええ子や笑」


神ちゃんのお家に駆け込んで1時間経った頃。

なんと美味しいご飯を振舞ってくれて、心が満たされてる最中やで。笑

純豆腐って少し辛いらしいんやけどな、俺のは辛くしとらんらしい…。淳太くんのを見ると一味がすっごいかけられとる…


「すっごい辛そう…」


「食べるか?笑」


「いや遠慮しときます、!笑」


「別食べてええんやで?笑ほら、あー」


「ん……っぶ、辛っ…、!」


「あはははっ笑」


「ちょ、もう…はいお水」


「あ、ありがとうございますっ…」


辛すぎるんやけど、!?淳太くんの舌は麻痺っとんか、!?

ほんま喉まで来るでこれ、、、!


「ゴフッゴフッ…辛すぎる…っ」


「一味入れたからな笑」


「淳太くん酷すぎますって、!」


「今の時代パワハラになるで笑」


「さすがにそれは嫌やで!笑」


先輩といるのは楽しい。それも関西でお世話になっていた先輩。

地元に戻ってきた感もあって、ふっかさんの事忘れてたわ、


「……あ、ふっかさんからや」


「!なんてなんてっ!?」


「今どこにいるの?って…」


「あ〜、ちゃんと話しな」


「……ちょっと躊躇いますね笑」


「なんでや笑」


「やって、ここに居ると落ち着くんですもん。」


「そりゃええ事やけど、ふっかを忘れちゃダメやん?」


「……ふっかさんなんてどうでもええ、かも。」


多分もう、戻れないかもしれへんな。


ふっかさん、ごめんな。



end




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