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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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「狭山さんも相談? 俺に?」
バスに揺られつつ、俺は疑問を口にした。なんだろう? しかも、内々にだよな? ネット経由だとまずいのか?
千歳(女子中学生のすがた)は言った。
『なんだろうな? あ、また来た、明日と明後日の午後とりあえず空けられます、だって』
え、結構早いな、割と早く相談したい系? まあ、俺たちも早く相談できたらうれしいわけだけど、狭山さんも急ぐのかな?
『ワシは明日大丈夫だぞ。別に明後日も大丈夫だけど』
「じゃあ、早いけど明日の午後でどうかって聞いてくれない?」
千歳を早く見てもらえるなら、早く見てほしいし。
『うん』
千歳は真剣な顔でスマホに文字を打ち込み、少しして、また千歳のスマホが鳴った。
『えっとな、狭山先生んちで話せませんかだって。ワシがもし姿変えても騒がれない空間の確保が難しいから、いっそ家でやらせてもらえませんか、だって』
「……それは、俺への相談も狭山さんちでやりたいですってことかな?」
『そうじゃないか? 家でいろいろ話したいってさ』
うーん、なんか難しい相談なのか……あるいは、対面じゃないとやりにくい敏感なセンシティブな相談なのか。
ただ、俺は、頼られてるならできるだけ答えたい。狭山さんは千歳の異常を見抜いてくれる人だし、俺がこの年なのに新たな友だちになってくれそうな、いい人だし。
「じゃ、明日の午後、狭山さんちに二人で行きますって返事してくれない?」
『うん、住所も聞いとく!』
千歳はスマホを弄りだした。俺はひとつ思いついたことがあった。
「そうだ、人んちに手ぶらで行くの悪いから、駅に着いたら手土産によさそうなの見繕おうか?」
『あ、そうだな。なんか探そう!』
そういうことで、明日の午後三時に狭山さんちに行くと決まった。駅で手土産を見繕い、とりあえずクッキーの詰め合わせを選んだのだが、千歳が『早く買って早く帰ろう』と俺をつついて急かした。
「どうした?」
『……やっぱりちょっと寒いから、早く家に帰って早くくっつきたい……』
ちょっと言いにくそうに言う千歳。
「それは全然構わないけど……やっぱ千歳、具合おかしいよ、そんなに寒いって」
『くっつけば平気だ!』
千歳は胸を張った。
「くっつくのはいくらしてもいいから、明日ちゃんと見てもらって、治してほしいよ」
千歳はあんま深刻に考えてないみたいだけど、俺は心配だよ、すごく。
コメント
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うわあ、228話お疲れさまです! 今回も千歳ちゃんの可愛さと主人公の優しさがじんわり沁みましたね。「早く帰ってくっつきたい」って言いながら胸を張る千歳ちゃん、もう完全に信頼しきってるのが伝わってきてほっこりします。一方で、主人公が「治してほしいよ」と本気で心配してるのもすごく伝わってきて、この二人の距離感が本当に尊いです。狭山さんちへの訪問、どんな相談が待ってるのか気になりますね。更新楽しみにしてます!