リクエストありがとさん!!
今回はカイ潔を書いて欲しいとの事なので、どう書こうか…カイ潔だもんね…潔が病気で入院しててカイザーが毎日お見舞いに来てる的な?感じでやります!!
俺の恋人はガンだ
だから俺が毎日お見舞いしてやってる
カイザー「世一〜お見舞いに来てやったぞ〜🎶」
潔「カイザー…」
カイザー「ほら、世一の好きな薔薇だぞ〜」
潔「俺がいつ薔薇が好きって言ったよ」
カイザー「でも好きだろ?」
潔「…まぁ」
カイザー「ツンデレか」
潔「どこで覚えてきやがった」
カイザー「ファンの奴ら」
潔「カイザーのファンはすげぇよ」
カイザー「…それより、世一医者はなんて言ってた」
潔「…もって1年」
カイザー「……そうか」
潔「…なぁ、カイザー」
カイザー「なんだ?」
潔「俺がもし死んだらお前は他の女の人と幸せになれ」
カイザー「は?」
潔「その方がいい」
カイザー「…世一、俺は世一だからこそここまでするんだぞ?」
潔「…そりゃ嬉しいよ、でもなんで俺選んだんだよ、病気の事だって知ってて付き合っただろ?」
カイザー「…」
潔「なんでお前は俺を選んだ?」
カイザー「そんなの簡単だ、一目惚れ」
潔「!!」
カイザー「出会った時からお前が好きだ」
潔「…ほんっと、運が悪いのか良いのか」
カイザー「良いじゃねぇか」
潔「ずっと一緒にいられる訳でもねぇのに、サッカーだって出来なくなって」
カイザー「それでも好きなんだ」
潔「…そんな事言うなよ、死にたく無くなる…」ポロ
カイザー「死ぬな、俺が死ぬまで待て」
潔「それは無理な話だな…」ポロポロ
カイザー「…明日も来てやる、だから待っとけ」
潔「嗚呼…」
ガララ
潔「…………………」
嗚呼…ごめんカイザー
潔「…嘘…ついちまった」グッ
死にたくない
離れたくない
潔「うっ…ヒック…あ”ぁ”…」
もって2ヶ月なんて…あんな悲しそうな顔で入ってきたら言えねぇよ…
もう、忘れられたい…せめて何も無いところでいつの間にか死んでいたい
目の前では死にたくない
だって、涙を流すカイザーを見たくないんだ…
潔「ごめんッッ…ミヒャエル…ぅぐッ…」
ネス「世一、お見舞いに来てやりましたよ」
潔「嗚呼、ネスありがとな」
ネス「それより、医者からは2ヶ月と聞きました、カイザーには1年と言う嘘をつくとは」
潔「…やっぱバレたか」
ネス「当たり前です…なんで嘘をついたんですか?」
潔「…涙を流すカイザーを見たくないんだ」
ネス「…逆に嘘をついて起こるかもしれないですね」
潔「確かに…w」
ネス「ねぇ、世一」
潔「ん?」
ネス「…長生きしてくださいね」
潔「……俺も長生きしたいさ」
ネス「…ほんとに神様は不公平ですね、病気というものを作ってまだ生きれるというのに死なせて、勝手に産まさせて勝手に死なさせてなにがしたいんでしょう」
潔「…さぁな」
ネス「……世一は神を恨みますか?」
潔「…嫌、恨まないさ」
ネス「…何故?」
潔「お前らに会えたから」ニコ
ネス「!…本当に貴方って人は…これだから敵が増えるんですよ」
潔「え?」
ネス「なんでもありません、では僕は行きます」
潔「おう」
ネス「…カイザーには内緒にしときます」
潔「!!…ありがとな」
ネス「いいえ」
ガララ
潔「…」
こんな気持ちでも空はいつまでも綺麗だ
いつもの水色だけど雲の形も違うと神秘的に見える
俺は自然が好きだ
今日は珍しく羊雲だ
今日雨が降るだろう
雨は好きだが、湿気が嫌いだ
雨…こんな綺麗なのにな
あんの定雨が降った
潔「…暇だ」
こんな時にカイザーに会いたいと思えるのはそれだけ依存しているのだろう
恋というものは怖いものだ
潔「…ぁ」フラ
看護師「潔さん?!大丈夫ですか?」
潔「は、はい」
死が近づいてきたと思うと急に恐怖が襲われる
潔「なんで…今なんだよ」
看護師「?潔さん?」
潔「…大丈夫です、」
カイザー「世一!」
潔「カイザー?」
カイザー「倒れたと聞いたぞ!!」
潔「倒れてはないけど…」
カイザー「大丈夫か?」
潔「うん、」
カイザー「よかった…なぁ世一」
潔「?」
カイザー「俺に嘘をついてないか?」
潔「ぇ…つ、ついてない…」
カイザー「…世一」
潔「…ッッ嘘なんて」
カイザー「…」
潔「……ごめん」
カイザー「…あともって10日しかないのか」
潔「ッッ」
カイザー「…俺は今悲しい」
潔「…俺が死ぬから?」
カイザー「それもある、」
潔「…俺が嘘をついたから?」
カイザー「もうひとつある」
潔「?」
カイザー「…俺の愛が足りてないことだ」
潔「え?」
カイザー「付き合ってまだ1年しか経ってないのに、…ッッ」
潔「…十分伝わったぞ」
カイザー「…嫌」
潔「伝わった…な?」
カイザー「…」
潔「…」チュッ
カイザー「!!…世一?」
潔「俺からの愛…」ニカッ
カイザー「…///」
潔「あ、カイザーが照れた」
カイザー「見るな!!」
潔「いいじゃねぇーか!!」
なんて、たわいのない話をして1日が終わる
そして俺は目を閉じたのだ
コメント
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やばい目から汗が…… …!ゲリラ豪雨が押し寄せてきたぞ!!!!!!
死ネタってあんまり好きじゃないけどこうゆうのは好き!と言うか好きになりました(^-^)