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#ご本人様には関係ありません
#ご本人様には一切関係ありません
晴れ
今日は飼育の日!
飼育に因んだ小説です!!
そして今垢では初の🦍🍆🍌⛄️🐷カプ!
書くの楽しかった〜!
START
※🦍🍆です、🦍彡視点です
鍵を回す音は、わざと少しだけ響かせる。
中にいる彼に、「僕が帰ってきた」って分かるように。
dz🦍 「ただいま、ぼんさん」
ドアを開けると、予想通りの位置に彼はいた。
ベッドの端。
逃げやすくも、閉じこもりやすくもない場所。
いいバランスだと思う。
bn🍆 「……おかえり、ドズさん」
少しだけ間があって、それでもちゃんと返ってくる挨拶。
最初は無視していたのに。
dz🦍 「いいね、ちゃんとできるじゃないですか」
思わずそう言うと、彼はほんの少しだけ顔をしかめる。
でも、嫌がりきれてない。
そういう変化を見つけるのが、僕は結構好きだ。
dz🦍 「今日、ちゃんとしてました?」
軽く聞くだけ。
答えはどっちでもいい。
大事なのは、”僕の問いに答えようとするかどうか”。
bn🍆 「……してたよ」
曖昧。
まだ完全じゃない。
dz🦍 「曖昧だなぁ」
少しだけ揺さぶると、彼は視線を逸らしかけてやめた。
ああ、ちゃんと学んでる。
bn🍆 「……ちゃんとしてた」
言い直し。
それだけで十分。
dz🦍 「うん、いいですね」
自然と頷く。
こういう小さな積み重ねで、人は簡単に変わる。
dz🦍 「ほら、ご褒美」
用意しておいたコーヒーを差し出す。
温度も味も、全部彼好みに合わせてある。
最初にそれを知ったとき、少しだけ嬉しそうな顔をしたから。
それ以来、ずっと同じにしてる。
bn🍆 「……毎回これだね」
dz🦍 「だって好きですよね?」
否定しない。
代わりに、ちゃんと受け取る。
指先が触れる一瞬、力が抜けるのが分かる。
dz🦍 「顔、緩んでますよ、笑」
bn🍆 「はッ、緩んでねぇじッッ」
否定はするけど、声が弱い。
そういうところも、だいぶ柔らかくなった。
一歩、近づく。
距離を詰めても、もう逃げない。
____逃げなくなった、が正しいか。
dz🦍 「ねぇぼんさん」
bn🍆 「……なに」
少し低い声。
警戒と、慣れが混ざってる。
dz🦍 「ここにいるの、嫌ですか?」
あえて聞く。
答えは決まってるけど、それでも確認する。
選ばせてる”形”を保つのは大事だから。
bn🍆 「……別に」
やっぱり曖昧。
でも、それでいい。
完全な否定より、ずっと扱いやすい。
dz🦍 「はい、それでいいんです」
そう言いながら、髪に触れる。
最初は振り払われた手。
今は、ちゃんと受け入れる。
dz🦍 「ちゃんと大人しくしてるとさ」
指をゆっくり動かす。
意識させるように。
dz🦍 「こうやって、ちゃんと見てあげますよ」
ぼんさんの呼吸が少しだけ変わる。
分かりやすい。
“見られること”に慣れてきてる。
bn🍆 「……ドズさん」
呼ばれると、すぐに視線を合わせる。
逃がさないためじゃなくて、安心させるため。
その違いは、多分本人には分からないけど。
dz🦍 「なに?」
bn🍆 「俺、さ……ここ、出てもいいの、?」
来た。
この段階で一度は必ず出る問い。
タイミングも、ほぼ想定通り。
僕はポケットから鍵を出す。
見せるために。
dz🦍 「いいですよ」
bn🍆 「ッ!」
あっさり言う。
dz🦍 「出たいなら、止めません」
差し出すと、彼の視線が揺れる。
外に行くことを考えてる顔じゃない。
“ここに残る理由”を探してる顔。
いい傾向。
bn🍆 「……俺は」
少し間を置いて、
bn🍆 「……ここでいい」
ほらね。
心の中で、小さく頷く。
無理に閉じ込めるより、自分で選ばせたほうが定着する。
dz🦍 「そっか」
鍵を引っ込める。
カチ、とポケットの中で鳴る音。
その瞬間、ぼんさんの肩の力が抜ける。
ちゃんと音に反応してる。
dz🦍 「じゃあもういらないですね」
bn🍆 「……え、?」
一歩近づく。
距離はもう、ゼロに近い。
dz🦍 「鍵なんて」
本当に必要ない。
だって____
dz🦍 「ぼんさん、自分で戻ってくるでしょ」
そう言うと、ぼんさんは少しだけ黙ってから、
bn🍆 「……戻るよ」
と答えた。
迷いは、ほとんどない。
完了だ。
思ったより早かったな、なんて考えながら、手を伸ばす。
ぽん、と頭に触れる。
dz🦍 「いい子だね、ぼんさん」
その言葉に、ぼんさんはもう何も返さない。
反発も、否定もない。
ただ受け入れるだけ。
____鍵を外すタイミングとしては、ちょうどいい。
だってもう、閉じ込める必要がないから。
ここにいる理由は、ちゃんとぼんさんの中にできている。
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