少女の瞳を見た瞬間あの男が脳裏にうつる
そして私はこの少女が太宰の娘でもありあの男との子供だと悟った
結月「あの…わたしのかおになにかついてますか?」
福沢「いや、そうではないのだが……」
結月「?」
少女は私の曖昧な返事や先ほどの驚愕した表情に疑問を感じており私もどう言うべきか悩んでいたとき太宰が口を開いた
太宰「結月、ケーキ食べないかい?」
結月「ケーキ!!」
少女の瞳が輝かせた
気まずい雰囲気からケーキの話題へと変わる
太宰「そうだよ、社長が今日のために用意してくれた特別なケーキだよ早く食べよう!」
少女は満面の笑みで頷く
結月「いただきます」
少女はショートケーキを口に運ぶ
どうだろうか?口に合うだろか?
福沢「美味しいか?」
結月「はい、とても美味しいです」
良かった、乱歩に美味しい洋菓子店を聞いておいて正解だった
福沢「遠慮せず沢山食べるといい」
私はいつも乱歩にやる癖で少女の頭を優しく撫でてしまった
その瞬間少女は大粒の涙を溢した
福沢・太宰「!!!??」
太宰「え!?ゆ、結月どうしたんだい!?」
福沢「す、すまない、気を悪くさせてしまって」
少女は大きく首を横にふる
結月「ちが……う……の……しゃちょうさんは…わるくないです…ただ……っ……」
すると太宰は少女を抱きしめた
太宰「結月、無理に言おうとしなくていいんだよ」
結月「ごめんなさい、ママ」
太宰「何故謝るんだい?結月は何も悪いことはしていないよ……さぁもう泣き止んで可愛い顔が台無しだよ?」
暫くして少女は泣き止んだ後すぐに寝てしまった
太宰「お騒がせしてすいません、社長」
福沢「いや、私にも非がある謝る必要はない」
太宰「社長は本当に寛大な心をしていますね………さてそろそろ本題に入りましょうか」
福沢「嗚呼、太宰……確認だがこの子は……森医師の娘なのか?」
太宰「はい、結月は私の娘でもありポートマフィアの首領森鴎外の娘でもあります」
それから太宰はこれまでの出来事を話始めた
6年前
森「忙しいのに朝から呼び出して悪いね太宰くん」
太宰「わかっているなら早く要件を言ってください」
森「太宰君、君には性訓練を受けてもらうよ」
太宰「理由をお聞きしても?」
森「太宰君は毒や電流にも耐性があるし銃の使い方や戦術も一通り教えたから基本的な訓練は必要ないけどいろの方は経験が浅い」
太宰「だから性訓練を受けろと?」
森「そんな怖い顔をしないのそれにこの訓練も重要なんだよ?情報確保のための立派な戦略の一つでもあるし会食の場にも必要な技術でもある理解してくれるよね?太宰君」
私は深いため息を吐く
太宰「………それで相手は誰何ですか?」
森「私だよ」
太宰「は!?森さんが!!?」
森「そうだよ、太宰君は準幹部候補だからね相手はそれ以上の存在じゃないと太宰君に殺されてしまうからそれ相応の相手じゃないいけない」
太宰「だからって何で森さんと!」
森「太宰くんこれは命令だ、それに最初から自分に拒否権なんてないことぐらい君なら容易にわかるだろう」
太宰「…………………………」
森「明日の五夜に私の部屋に来るようにけしてサボってはいけないよ」
太宰「………わかりました」
それから私は拷問に近い性訓練が始まった
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