森さんとの性訓練を受け始めて数ヶ月経った頃体に異変が出始めた
体がおもく熱っぽいそして常に眠い
最初は多忙による体調不良かと思い放置しておいたが体調は悪くなる一方で最近は貧血症状まで出始めた
この調子だと任務に支障がでると思いポートマーフイアが支援をしている病院に行くと衝撃的なことを言われる
医者「おめでとうございます、ご懐妊です」
太宰「…………は?何を……言っているんだい?」
僕は医者が言っていることに理解が出来なかった
太宰「僕は男だよ?男が妊娠するわけが……」
医者「できますよ、非常に稀ですがごくわずかにそういった体質の方がいらっしゃいます」
そう言って医者はエコー写真を僕に渡した
医者「妊娠3ヵ月ですね、まだ性別はわかりませんが元気に育っていますよそれから………………」
そこからの記憶はよく覚えていない
ただこの現実が夢であって欲しかった
だけどこれが現実だと突き付けるように示すエコー写真が憎くて仕方なかったことだけ覚えている
翌日
森「珍しいね太宰君から訪ねてきてくれるなんて最近は体調が悪いって聞いたけど大丈夫なのかい?」
太宰「相変わらず体調は悪いけど森さんに伝えしたことがあって」
森「伝えたいこと?」
僕は森さんにエコー写真を渡した
森「え?エコー写真?どうゆうことだい?」
太宰「妊娠しました」
森「!!?」
太宰「驚くのも無理もないです僕も最初聞いたとき同じ反応でしたから」
森「稀に男性でも妊娠が可能な体質が存在するとは聞いたけどまさかこんな身近にいたとは驚いたよ」
太宰「ねぇ森さん、お願いがあるんだけど」
森「何かな?」
太宰「この子を堕ろして欲しんだよ」
森「太宰くんそれはね」
太宰「わかってますよ、よく考えてから決めなさいって言いたいんでしょ、でもねこの子を産むのも堕ろすのも最終的には僕の判断だよね」
森さんは深いため息を吐いた
森「太宰君の言いたいことはわかるよ、私にも責任がある最終的にその気持ちが変わらないなら私もそれに従うよ」
太宰「ねぇ、森さんさっきから曖昧な言葉ばかり言っているけどさ森さんはこの子を産んで欲しいの?」
森「難しい質問をするね、太宰君も知っての通り私はポートマーフイアの首領でもあり医師でもある」
太宰「一応父親でもありますしね」
森「一応って何!!?」
太宰「何でもありませ~ん」
森「まぁいいや、だからね簡単に堕ろせとか産んで欲しいとか言えないんだよ」
太宰「意外ですね、森さんなら首領命令でそんなこと簡単に言いそうなのに」
森「私をなんだと思ってるんだい」
太宰「変態ロリコン親父だし未成年に手を出して孕ませた人でしょ」
森「うぅっ!返答が安直すぎて否定できないのが辛いけど、とにかくもう一度よく考えてから決めなさい太宰君には気休め程度だけど3日間休みをあたえるから」
太宰「………わかりました」
部屋を出た後僕はこの3日間をどう過ごそうか悩んでいたとき
太宰「織田作じゃないか!久しぶり!」
織田「久しぶりだな、太宰」
太宰「どうしてここにいるの?何か用事かいそれとも何か気にくわないことであった?僕に言ってくれたらすぐに解決して……」
すると織田作は僕の顔の近くまで近寄った
太宰「あのっ……織田作……その……近いよ」
織田「すまないお前の顔色がいつもより悪いから心配でな」
太宰「あはは、織田作の行動って本当に予想がつかなくておもしろいね…ってあれ?何で僕今泣いてるんだろう?」
織田「きっと疲れるだろう、無理せず気のすむまで泣くけばいい」
織田作は僕を優しく抱きしめ泣いている姿を見ないように視線をずらした
本当に優しい人だ
太宰「そうだね、きっと疲れてるんだよね」
織田「嗚呼、太宰は多忙だからな」
太宰「ねぇ織田作この後何か予定はあるかい?」
織田「特に予定はない」
太宰「良かった、実はね君に相談したいことがあるんだとても重要なことがね」
織田「詳しく教えてくれ」
その後僕達は行きつけのバーにむかった
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