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キーンコーンカーンコーン。
ホームルームのチャイムが鳴ると、皆が一斉に席に座り、雑音で教室内が少し騒がしくなったあと、すぐに静かになりそれと同時に先生が教室に入って来た。
【 起立!礼!着席!。 】
朝の挨拶をして、先生が話し始める。
[ あ~、今日の3限目の数学は国語に変更になります。 ]
[ それと、今日の5限目、高等部の生徒会メンバーを決めたいと思う。 ]
ガヤガヤ…
[ はい静かに〜。今日募集するのは、副会長、書記…等々だ。 ]
生徒会か、…まぁ別にやってもやらなくてもって感じだし、どうせ定員集まらなかったら数合わせで入れられるだろうしな…
◼◼◼
( 茜郡って本当に頼りになるね〜!! )
( うんうん!だからさ、これも頼めるかな? )
「 …、うん、勿論だよ。!僕に任せて!! 」
◼◼◼
…嫌なものを思い出しちゃったな、
頼りになる、何て心の底から思ってないくせに、…皆が僕に頼み事をするのは頼りにしてるんじゃなくてただ利用してるだけ。
そんなのずっと前からわかりきってる…
ーーー
休み時間
[ ねーねー蒼井郡、この荷物、職員室まで持ってかないと行けないんだけど、私別に用事ができちゃって… ]
「 あぁ、うん任せて。 」
ずっとこんなだから学校では休憩のしようがない、…やっと一息つけるのは家にいる時だけなんだよな〜…、
僕はそんなことを考えながら荷物の下に指を引っ掛けて、1つの箱を持ち上げる。
〈 うわ、結構重いな… 〉
中に荷物が相当詰まってるのだろうか、少しでも体の力を抜いたらうっかり転びそうだ…
これを職員室まで…、はぁ、
トコ、トコ…
ゆっくりと一歩一歩と足を踏み出し、廊下を歩く。
職員室が見えてきたところで、職員室の扉に誰かが居るのが見えた。
綺麗な金髪のサラサラした髪の毛がよく目立っている、背丈は高めで腕に生徒会の赤い腕章をつけていた。顔は職員室の壁に隠れてて見えない、
もしかして生徒会長かな、?っとなると、先輩か…あんまり関わりたくないなぁ。
相手は用が終わったのか、職員室から出てきた。
『 失礼しまーす。… 』
あ、ヤバこっち向いた…
『 君、…見ない顔だねもしかして新入生かな? 』
「 はい、そうですけど。どうかしましたか? 」( 微笑 )
『 いやぁ、その荷物大丈夫?重そうだけど。 』
「 全然軽いので大丈夫ですよ。 」( 微笑 )
正直、重い荷物より、先輩と話すこの時間のほうが苦痛だ…いつもより気を遣って話さないといけないし、愛想良くもしないといけない。
って言うかこの人、何かどこかで見たような…
ヒョイッ
「 わっ、!? 」
『 んー、結構重めだけど、本当に軽かったの? 』
僕が考える事に集中していると、先輩が僕の持っていた箱を取り、突然腕に掛かっていた負担がなくなる、そしてその箱を持った先輩は重めとか言いながら軽そうに持ち上げて、僕に問う。
「 …えっと、それは。 」
『 まぁ、何かしら理由が合ったんだね。 』
『 でも、 』
「 ぇ、? 」
何故か僕の頭に優しく手が乗せられ、そのまま無言で左右に手を動かし、無でられた。え?なんで??
『 あんまり、そーゆう嘘ついてまで無理しちゃ駄目だよ?まだ子供何だから、 』
「 はぃ、…? 」
『 分かったら教室に戻りな、この荷物は僕が代わりに運んどくよ、 』
「 ぇ、でもそれは悪いですし、 」
『 いーの、僕は生徒会長何だから、何より君は新入生なんだから尚更頼ってよ。 』
『 ね? 』( 微笑 )
「 、はぁ…? 」
『 あ、そろそろチャイム鳴るよ。 』
「 え、…やばっ!? 」
『 廊下はあんまり走らないようにね〜。 』
後ろから聞こえる声を聞こえないふりをして、僕はそのまま早足で教室に向かった。
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