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きゅうり
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ふなの🍬
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#AI小説
NARI
23
『星の降る夜の、届かない祈り』
【第1章:星空の下のキャンドル】
(ゲーム『Sky』書庫の最上階。二人のアバターがベンチに座り、キャンドルが灯る)
瑠々:ねえ、晴日。一度だけ、ちゃんと聞いてみたいことがあって。
晴日:うん? なあに、瑠々。
瑠々:晴日はさ……私の、どこが好きになってくれたの?
晴日:え、急にどうしたの? 照れるな……笑
瑠々:いいから教えて。
晴日:……分かった。
晴日:明るくて、楽しくて、優しくて、自分の気持ちにハッキリしてて。
晴日:だけど抱え込んじゃって、頼ってくれて、頼もしいのにどこか幼くて。
晴日:――そんな瑠々に惚れたよ。
瑠々:……晴日。
晴日:瑠々のこと、できる限り最大限大切にしようって。そう思ってるよ。
瑠々:ありがとう。晴日と手を繋いでる時だけ、私、現実の痛みを忘れられるの。
【第2章:僕から、俺へ】
(数ヶ月後の夜。ゲーム内での通話)
晴日:『ねえ、瑠々。これから先、何があっても、瑠々の隣にいたいんだ。だから……ちゃんと覚悟を決めなきゃなって思って』
瑠々:『覚悟?』
晴日:『うん。いつまでも中途半端なままでいたくない。……これからは、瑠々のことを俺が支えられるようになりたいんだ』
瑠々:『……お、れ?』
(心臓が嫌な音を立てる。「僕」じゃなくて、「俺」……?)
晴日:『あ、急に変に変えちゃってごめん。でも、男として一歩進みたくて。これからは男の俺の言葉で、瑠々と生きていきたい』
瑠々:『…………』
(パニック。大好きだった「晴日」が、私の知らない「大人の男の人」になって遠くへ行ってしまう。怖い。置いていかないで。でも、本当の自分を生きようとする晴日の邪魔をしちゃダメだ――)
晴日:『瑠々? どうした?』
瑠々:『……そっか。晴日、すごいね。がんばったね』
(声が震えないように、必死で笑顔を作る)
瑠々:『でもね、ごめん。……私、もうゲームも通話もやめようと思う。ごめんなさい』
晴日:『え……? 瑠々、どうして?』
瑠々:『ちょっと色々疲れちゃって。晴日のせいじゃないよ。じゃあね』
(通話を切る。スマートフォンの画面が涙で滲む)
[メッセージ送信]
瑠々:今までありがとう。晴日を傷つけたくないから、もう連絡もしません。
【第3章:消えた王子様】
(数日後、再び繋がった泣きながらの通話)
瑠々:『やっぱり晴日がいなきゃ生きていけない、ごめんなさい……「俺」のままでいいから、また一緒にいて……!』
晴日:『……ごめんな、瑠々。でも、俺はもう、あの頃の「僕」には戻れないんだ』
瑠々:『……え?』
晴日:『瑠々といると、すごく救われた。でも、今の瑠々は、俺が変わろうとすることで余計に苦しんでる。あの夜、無理して笑ってたの、気づいてたよ。俺の存在が、瑠々を怯えさせてる』
瑠々:『ちが、違うの……っ!』
晴日:『これ以上一緒にいたら、二人とも壊れちゃうよ。……瑠々、幸せになってね』
(ツーツー……と通話が切れる)
【第4章:届かないメッセージ】
(それから数年後。SNSトーク画面)
瑠々:晴日、今日ね、病院の先生に褒められたよ。
[既読がつかない]
瑠々:新しいゲーム買ったんだ。晴日なら、きっとこの衣装使うんだろうな。
[既読がつかない]
瑠々:寒くなってきたから、風邪ひかないでね。
[既読がつかない]
瑠々:私つくづく思う。私、重いなって。ずっと前からどこか感じてた。
瑠々:でもね、その度に晴日のことが頭をよぎるの。晴日には笑ってて欲しい。幸せになって欲しいって。
瑠々:白馬の王子様のように私に光をくれた晴日だから。
瑠々:そう思うくらい、私は晴日と一緒に居たかった。
瑠々:……でも結局、上手くいかなかったや……っw
【エピローグ:同じ星空の下で】
(画面の向こう、晴日のスマホ。瑠々からの通知がポップアップで届く)
晴日:……瑠々。
(晴日は、何度も返信の文字を打ちかけては、涙をこらえてすべて消す)
晴日:ここで優しくしちゃダメだ……返事をしたら、瑠々が前に進めなくなる……。
(スマートフォンを画面が見えないようにそっと伏せる)
晴日:ごめんな、瑠々。……頑張れ、頑張れ。
(二度と既読のつかないトーク画面と、二度と返事のできないスマートフォン。二人の「相手の幸せを願う」祈りだけが、同じ星空へ溶けていく)
(終)
コメント
1件
うわ……これ、めっちゃ刺さったわ……。“僕”から“俺”への変化で感じる距離感の描き方がリアルすぎて胸が痛い。お互いを想うほどにすれ違っていく構造、特にエピローグの「返信を打っては消す」繰り返しが切なすぎる。二人とも頑張ってるのに報われない感じが泣ける。SNSに一方的に送るだけの瑠々のメッセージも、読んでて苦しかった。でも、読み終わった後の余韻は不思議と温かい。こういう“別れ方”の話、大好きです。陽菜さん、続きも楽しみにしてる🔥