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翌日学校に行くとなんだかざわざわしていた
美咲「ねえ,なんかみんなザワついてない?」
佐倉さんのその疑問に近くにいたウェン君が答えた
ウェン「それはね美咲ちゃん
昨日転校してきた6人いるじゃん?」
美咲「あ!ウェン君!
そうだね!狗巻くん達がどうかしたの?」
いや,まず仲良いのかそこ
ウェン「もうファンクラブできたって!」
え,はやっ
美咲「え!?早!!」
ウェン「だよね〜!
まぁ,自己紹介の時点でイケメンイケメンとか美女だーって言われてたし」
すると横からリト君が話す
リト「それに知ってっか?
殆どの女子生徒が闇ノさんのファンクラブに入ってるらしいぞ」
どっちの闇ノ???
リト「あ,女の人の方」
シュリさん何したらそうなるの!?シュウさんじゃないの?!
美咲「凄いね…」
すると須崎さんが思い付いた様に云った
奏「あ,ねぇねぇ!みぃちゃんさ
シュリさんを除いたあの5人で強いて云うなら誰がタイプ?」
あ,恋バナ始まっちゃった
美咲「ん〜,狗巻くんか葛葉くんかな〜」
奏「まじ!?僕虎杖さんかなー」
美咲「アイは?」
アイ「ん〜,伏黒さん?かなー」
美咲「結は?」
ふいに佐倉さんが私に聞いた
『えっと…私は…まあそりゃ知り合いのシュウさん選ぶに決まっ』
リト「え,そこは俺がいるからちょっとって言うところでしょ!?!?」
うっ相変わらず声が大きい
アイ「リト煩い」
リト「あっ,わりぃわりぃ!!」
『……………………(昔馴染みには,どうやったって勝てないのかな…)』
え,私今何思った?やっぱり最近の私はおかしい
そんな事を思っていると虎杖さん達がやって来た
虎杖「何の話〜?」
『あ,5人の中で誰が1番タイプって話』
美咲「因みに私は狗巻さんか葛葉さんかな〜って」
狗巻「すじこ!?!?(僕!?!?)」
葛葉「え,俺スか…?」
美咲「うん!」
佐倉さんは笑顔で答えた
狗巻「ツナめんたいこ///(僕も…美咲ちゃんがタイプか,も…///)」
狗巻さんは照れながら答えた
美咲「え,ほんと!?」
ちょっと葛葉も何かいいなよ,って思ったけどめちゃくちゃ顔あけぇな
虎杖「うーん,俺は奏さんかな〜」
奏「え!?ほんとですか?」
虎杖「うん!」
伏黒「俺は〜,まぁ,アイさんかなー」
アイ「え!?ほんとに!?」
伏黒「うん,まぁ,強いて言うならですけど…」
私達置いてけぼりだな
虎杖「そういえば結さんは誰がタイプなんだ?」
虎杖さんが私に聞いてきた
リト「あ,結は俺の恋人なのでそういう質問はちょっと…」
『リトくん……』
そこは私が答えるところでしょ…
虎杖「えっ,2人は恋人なの?」
虎杖さんが驚いたように尋ねた
リト「まぁな!俺の一目惚れだ
…………一応,彼氏。仮交際だし」
いつもの様子から考えられない声
アイとウェン君も驚いて目を見開いている
その空気を壊すように,シュウさんが話し始めた
シュウ「へぇ,仮交際って本当にあるんだ
……結さんはどう思ってるの?この子のこと(コソッ)」
シュウさんは私にそう耳打ちをする
『…………分からない
でも,最近はリトくんといると心地いいかもしれない』
同じようにコソッと耳打ちをする
シュウ「そっか…それが答えだよ」
それが答え…?
分からない,分かんないよ
アイ「結,そんなボーッとしてたら灰にーちゃんが心配するよ」
ぽん,と肩に手を置いてアイが私にしか聞こえない声量でそう言った
え,灰にーちゃん…?なんでアイが灰にぃのことを知って…
あれ,アイの髪…近くで見ると,なんか違和感が…これは,ウィッグ…?
シュリ「あ,美咲ちゃんこれあげるわ
このクーポン貰ったは良いけど行く時間がなくてね
丁度10人分あるのよ。今度休みに行ってらっしゃい」
そんなシュリさんの言葉でハッとして考えるのを辞めた
なんだかこれ以上,考えてはいけない気がしたから
美咲「!これは…!」
佐倉さんはシュリさんから何かを渡されると宝物を手に入れた様な顔をした
美咲「今度どっか行かない?
シュリさんに貰ったチケット使ってさ」
狗巻「しゃけ!(いいね!)」
虎杖「いいっすね!」
ウェン「え〜楽しそう!」
きゃいきゃい,という効果音が似合いそうなほど,はしゃいでいる
奏「あ,ねぇ最近新旧双黒どんな感じ?」
あ,それ私も気になるな
美咲「んー,あんまりアプローチはないけど
まぁいつも通りって感じ?」
奏「へー意外だな〜」
多分今夜あたりにアプローチあるだろうな
…………アプローチ,か
そういえば,とふと気になったことを口にした
『佐倉さんとアイってなんだか顔立ちとか似てるよね』
美咲「え,そう?」
葛葉「確かに言われてみれば…お前と佐倉さん似てるわ」
うんうんと葛葉も言う
アイ「気の所為じゃない?それよりも何時集合にしようか!」
にぱっとアイは笑って話題を逸らした
アイ「似てて,当たり前だよ」
リト・ウェン「…………」
そんな呟きはきっと,2人のヒーローにしか聞こえてなかった