ねぇ、今、どこにいるの?
私ずっと探してるんだよ?
ねぇ、ドッキリならさもう終わっていいからさ
早くでてきてよ『紅葉』
『ねぇ、早く起きてってば!』
この一言で起きる。最近同じ夢ばかり見る。その度に中学からの恋人『紅葉』を思い出す。紅葉は名前通りの紅葉色の目をした元気で活発な子だ。私と紅葉は中学こそ違ったが幼稚園のころから仲良しの親友だ。いつからだったかな?小学校5年生の頃には紅葉に対する気持ちが友情ではないことに気づいていたと思う。中学に上がったその勢いで紅葉に告白した。紅葉は顔を赤らめながらも『恋人らしいことはできないかもしれないけど私も優希が好き!』と言ってくれた。それが嬉しくて毎日寝落ち通話をしたりしていた。私が紅葉の家へ行こうとするとクローゼットだけは開けたらだめだと言われた。お互い服を貸し借りしたりしていたからなんで?とは思ったけどその日は開けなかった。いつからか紅葉の服にところどころ汚れがあったり、縫った跡があったりすることに気づいた。紅葉に聞くとこの前公園でこけちゃったんだー!笑えないよねと笑顔で返してきた。そうなの?と思ったが紅葉を信じないのはおかしいと思い笑えないよ!と言った。でもその判断は間違っていたと気づいたときにはもう遅かった。中学2年の夏休み紅葉が『私が自殺するって言ったらついてきてくれる?』と言った。今でも覚えてる。紅葉は顔に笑みこそあったが心から笑っているというより無理やり笑っている顔を貼り付けている感じで目には涙があった。何があったの?どうして家出するの?何で?そう問いかけたい気持ちを置いて考えた。元々母子家庭で中学に上がる時に母が病で亡くなった。そんな私がいなくなってもどうせ誰も心配なんかしない。
『うん!私、紅葉についていくよ!でも、したいこととかさ全部してからにしない?』
『え?』
『うーんせっかくだし万引きとかしてみる?』
『え??』
『だから何で自殺するかとか聞かないの?』
『うん。紅葉が話すまで聞かない。話したいならどれだけ長くても聞くよ。』
『…今は話さない。』
『それでいいんだよ。』
コメント
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なんだろうこの気持ち???