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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜
AFTER STORY 『執事と2人きり』
百合菜&ラムリ
『楽しいですね!主様!』
私とラムリは櫓の上で盆踊りを踊っていた。
『うん!凄く楽しい!』
『えへへ、僕嬉しいです!主様とこうして2人きりで過ごせて…。』
『私もだよ、ラムリ。』
『今だけは僕だけを見ていてくださいね、主様。』
『ラムリ…?』
ラムリは私の手を握る。
『この曲が終わるまで…踊りましょう、主様。』
ラムリの目はまるで星空のようにキラキラ輝いていた。
数分後。
『沢山踊ったね、楽しかった〜。』
『僕もです!えへへ、僕幸せです。主様と居れて……。』
『大袈裟だなぁ。』
『いいえ、本当に嬉しいです。』
『?』
『いつでも主様が傍にいるのは…当たり前じゃないかもしれないので…。』
『ラムリ……。そんなことないよ。私も……お姉ちゃんもずっとラムリの傍にいるよ。ラムリに寂しい思いはさせないよ。ね?だから安心して。』
『主様…。はい!ありがとうございます!』
僕は主様を抱きしめる。
『ふふ、よしよし…。』
私はラムリの頭を撫でる。
貴方のことをひとりぼっちにはしないよ。
ずっと…私が傍にいるからね。
AFTER STORY 『執事と2人きり』
麻里衣&ルカス
『じっとしてて、ルカス。』
『ふふ、はい。』
お祭りに行く前、ルカスは髪型を私とお揃いにしたいと言い、私はルカスの髪を編み込んでいる。
『…よし、出来た。』
『ふふ、主様とお揃いです。』
『でもどうして急に?』
『主様とお揃いが良かったからですよ。』
『単純な理由ね…まぁルカスらしいけど。』
『ふふっ♪では行きましょうか。主様。』
『えぇ。』
お祭りにて
『やっぱり賑やかね…。』
『えぇ、人が多いですね…主様、はぐれないように私の裾を掴んでてください。あ、それか手でも構いませんよ♪』
『す、裾でいいわ…。』
キュっ。私はルカスの裾を掴む。
『ふふっ♪行きましょうか。』
『えぇ。』
『ん〜。やっぱり美味しい。』
『冷たくて美味しいですね。』
『ふふ、ルカス、舌出してみて。』
『こうですか?』
『ふふ、私とおそろいね。いちご色。』
私はルカスに舌を出す。
『ふふ、そうですね♪可愛らしい色です。』
『っ……。』
『あ!そろそろ花火が上がるわよ!』
『急がないと穴場取られちゃう!』
と、人混みに押されてしまう。
『わわっ!痛…っ。』
足を踏まれてしまう。
『主様!大丈夫ですか?』
『う、うん。あ…下駄の鼻緒が……。』
『切れてしまいましたね…。』
『どうしよう…。』
『主様、失礼します。』
ルカスは私をお姫様抱っこする。
『わっ!る、ルカス、だ、大丈夫よ歩けるから…。』
『ダメです、足を踏まれて赤くなってるじゃないですか。あちらで手当して差し上げますから。』
『う、うん…。』
ルカスは私を石段に座らせて手当をする。
『私の膝に足を乗せてください、そうです。』
『せっかくのお祭りなのに…ごめんね、ルカス。』
『どうして謝るんです?私は嬉しいですよ、主様と過ごせただけで。』
『ルカス……。それは私もだけど…。』
『それに……。』
グイッ。
手を引き寄せられ、顔が近くなる。
『今この瞬間…主様と2人きりというだけで…とても幸せです。』
『る、ルカス…近い…っ。』
『ふふ、照れた顔……可愛らしいですね。』
『っ…。』
『では、ゆっくり花火を見ましょう。帰る時もお姫様抱っこで帰りましょうね。』
『おんぶじゃダメ…?』
『私がお姫様抱っこがいいので♪』
『うぅ…。』
人気のない2人きりだけの空間。
手繰り寄せた手は…どちらかともなく繋いだ。
次回もお楽しみに!