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華「…うわぁ…」
弦月「ここが桜魔だよ」
華「思ってたより日本っぽい感じなんだね。和っぽいていうか」
弦月「ここの世界には、人間と神と魔がいる世界。僕の職業は、その神さまとお話をすることなんだよ」
華「神さまと話せるの?」
弦月「そ。でも気をつけてね?魔が襲ってくることもあるから。僕から離れないでね」
華「はーい」
弦月「それじゃ、僕の家行こっか」
弦月「ここが僕の家だよ」
でっか
え?ここに住むの?
弦月「大丈夫?」
華「あ、うん」
弦月「入ろっか」
華「うん」
弦月「それじゃあ一回お風呂入ってきて!疲れただろうし、少し汚れちゃってるからね」
華「使い方は現世と変わらない?」
弦月「うん!」
華「わかった」
弦月「でたら服着てこっちおいで、髪の毛乾かすから」
華「うん」
華「出たよ」
弦月「はーい、こっちおいで」
華「ん。」
髪乾かし中
弦月「…よし!おっけい」
華(髪サラサラ…!)
華「ありがと…」
弦月「!どういたしまして!」
弦月「それじゃあ次は…」
コンコン!
弦月「ん?」
長尾「とーじろー!!!暇だから遊ぼうぜー!って…」
「誰だ?お前」
華「えっと…」
弦月「景くん!刀しまって!大丈夫だから!」
長尾「とうじろう、こいつどうしたんだ?」
弦月「この子は現世で帰る家がないって言ってたから連れてきたの」
長尾「ふーん…」
弦月「華、この人は長尾景っていって、僕の仲いい友達だよ」
華「華です。よろしく」
長尾「ん。よろしくな」
弦月「もう一人仲いい人がいるんだけど、会ったときに紹介するn…」
甲斐田「弦月ー!いるー?」
弦月「いるよー開いてるから入ってきて〜」
甲斐田「やっほー、お、景もいるじゃん!あと…だれ?その子?!」
弦月「はぁ…また説明するのか…」
長尾「頑張れお弦ーw」
説明中…
甲斐田「なるほどね」
弦月「ところで華、家がない理由を聞いてなかったんだけど、聞いてもいい?」
華「…ただ単に親に追い出されただけだよ。そんな深い理由はない」
学校でもいじめられ、親にご飯も与えられない、バイトをしないと生きていけない生活をしてきて、家に置けておいてもらえてるだけマシだったのに、ついに捨てられた。学校でも家でも暴力を振るわれ、体が動かしにくいときに住む場所がなくなったから、とりあえず寝る場所があればなんとかなると思いあの公園に行った。
話し終わり、3人の顔を見ると、今にも泣きそうな顔をしている弦月と甲斐田の後ろに少し怒ったような表情をしている長尾が立っていた。
華「…なんでそんな顔してるの?」
弦月「だって、未成年の女の子にひどい扱いをしてること聞いたら…」
甲斐田「うん…」
長尾「…よし!華!」
華「え?!」
今まで静かだった長尾がいきなり大声を出した
長尾「お前これから俺達と暮らそーぜ!」
華「…え?」
長尾「だってお前、家に戻れないし、もどりたくないんだろ?なら俺等3人といっしょに暮らしたほうが楽しいって!」
甲斐田「そうだよ!こっちの世界は大変だけど、現世にも家はあるし、こっちも意外と楽しいから!」
弦月「…ねぇ華、まだ僕達のこと信用できない?」
華「……。」
弦月「もし少しでも、信用してくれてるなら一緒に暮らさない?僕らは華の嫌なことはしないって約束するし、華のこと絶対に守るって約束する。どう?」
華「……に…の…?」
弦月「え?」
華「ほんとにいいの?私なんかと…」
長尾「私なんかじゃねぇぞ!お前は今まで幸せじゃなかった分、これから幸せにならなきゃいけない。それは一人だと難しい。だから、俺達と一緒に暮らして、楽しい暮らしを送っていくんだ。」
甲斐田「華はさ、今まで一人で過ごして寂しかっただろうけど、これから困ったことがあったら僕達に色々相談して?話も聞くし、何かあったら絶対力になるから!」
華「…うん…(泣)」
弦月「華」
華「…ん?(泣)」
弦月「僕達といっしょに暮らしてくれる?」
華「…よろしくおねがいします…(笑顔)」
VΔLZ「!!!」
長尾「やっと笑ったな!」
華「え?」
弦月「ねえ華、僕最初に見たときから気になってたんだけど、髪の毛いじってもいい?絶対かわいくするから!!」
甲斐田「ついでに服とか買いに行こうよ!コーディネートするから!」
華「…ふふっ!うん!」
第一章 完結
次回 弦月の髪の毛セットと、ショッピングモールで服選び!