ここからはガッツリ愛され☺️💕
東リべから武道くん総受け、誤字報告コメント欄から🙏BLですので苦手な方は見ないことをおすすめします😫🍀怒りのコメントは受け付けません。 武道君↪記憶あり 他メン↪記憶なし、一部記憶あり オリキャラ登場!!!!
「みんなのヒーローは、すぐそこに。⁄2話」
『おい。』
忘れもしないあの見た目。猫目で金髪で、ツンとした整った顔。そしてかつて相棒と呼んでくれた声。お前はいつも、俺の一番近くに居てくれた。でも、お前はいつも場地さんの為だった。場地さんが残した東卍を守る為、そんな事とっくに気づいてた。でも見ないふりをしてた、じゃないとお前を支えられないと思った。でも結局平和な未来に、俺の隣には居なかった。これが正しい配置だと思い知らされる。壱番隊隊長の場地さんと副隊長の千冬、これが本当の壱番隊。もう”偽物の隊長”じゃない。もうお前の近くに俺の居場所はなくなって、本物がいるのなら偽物はいらない。その現実を受け入れた時、俺は家でうずくまって静かに泣いた。あの時は一週間に2.3回程度は泣いていたと思う。俺は本当に上手くやっていけるのだろうか。でも一度会ってしまったら逃げられない。俺は知っている。かつてタイムリープの中には、逃げ出そうとした事がある。もう未来なんていいから楽にさせてほしい、この役割は俺にはおもすぎる…色んなことを考えて俺は遠くの所に引っ越した。それでも逃げられなかった、必ず誰かと出会ってしまう。相手はいつも旅行だとか暇つぶしとか言うけれど、これは運命なんだ。決してロマンチックではない呪いだ。
千冬「おい!!顔色悪いぞ…早く保健室案内してやるから、ついてこい!」
そう言いながら手をこちらに近づけてくる。千冬は心配してくれてる、それはわかってるけど今はとにかく怖い。俺に見向きもしなかったのに、なんで俺の事を心配してんの?…お前は本当に千冬?…俺は不安で混乱していた。そんな時、聞き覚えのある女性の声がした。懐かしくて優しい声、その声に安心したのか俺は目を閉じた。
『武道くん!』
武道「?!」
目を覚ました時、そこは保健室だった。隣を見ると、大人の女性が居た。懐かしいけど、やっぱり成長してる。ヒナだ、身長とかお化粧で少し変わってるけど変わらず可愛いヒナ。俺はヒナを見つめるだけで、固まっていた。その時ヒナが何かを言ったのだが、俺は聞こえなかった。
ヒナ「私…」
武道「??………え?」
ヒナ「私、心配したんだからね?!」
武道「?!?!」
ヒナは大きく叫んだあと、俺に抱きついて泣いていた。いきなりの事で、ビックリしていて俺はあわあわするだけでどうしようにも出来なくて、結局千冬から倒れた事を教えてもらった真一郎くんが来てヒナを落ち着かせてもらった。
真一郎「あの…橘先生。武道が困ってるので辞めてあげてください!」
ヒナ「嫌ですよ!久々の武道君なのに写真撮らなくてどうするんです!」
真一郎「これからはこの学校に通うから、いつでも会えますよ!」
ヒナ「明日会える保証もないので嫌です!」
武道「アハハ……」
この口喧嘩は、ヒナが写真に満足するまで終わらなかった。今日は入学式だが、SPは入学式には参加しないそうなのでシェアハウスに行き荷物を片付けるだけなのだが…。SPは、昼までは職員室で待機するらしいそして、生徒達がみんな帰る頃、自分らの寮に向かうのだ。ついたら、自分らが守る生徒達と顔合わせをし荷物の片付けをしなければならない。俺は私物がないので、真一郎くんからベットは届くと言われている。真一郎くんからある程度のお金はもらったので、学園内の大きなスーパーで家具を買うつもりだ。これはナイショだが、俺は小物集めとか部屋を飾るのが大好きだった。コラージュ(紙をシールなどでデコる)もしてたし、かわいいものは大好きだ。俺は、どんな物を飾ろうとワクワクしながら職員室に向かっていたのだがもうついてしまった。残念に思いながらも、ドアに手を伸ばした。
ガララ…
武道「失礼します、SPの花垣武道です。遅れてすみません。」
先生「あぁ!そこに座っておいてくれ、校長(真一郎)から遅れる事は伝えてもらってるから体調が良くなければソファで横になってくれて構わない。」
武道「ありがとうございます。」
入学式だからか、先生は少人数であるがとにかく机がズララーと並んでいた。お金持ちでこんなに大きかったら当たり前かと納得し、俺以外のSPは誰だろうと目をうつすと知っている顔がいくつがあった。
武道「カズヤさん!!」
和也「おぉ!坊主元気にしてたか?坊主はこの仕事断っちまうのかと思ってたから、内心寂しかったんだが居てよかった!」
武道「俺もまさか和也さんがいるとは思わなくて、ビックリしました!笑」
この人は和也(かずや)さん、前の組織で一緒だった人だ。前話していた、誘拐されたおっちゃんはこの人の事。気さくな人柄で、俺もよく訓練終わりにはこの人に弱音を吐いていた。でも和也さんは馬鹿にせず頑張ってると褒めてくれて、俺にとっては家族同然の人だ。でもこの人は、本当にだらしない。危機感がないというか本当何でもかんでも、どうにかなっちゃえ精神なのだ。それに助けられた事もあるが日常生活でもコレだと色々と心配だ。
和也「お前本当大きくなったな~!アレから3年だから13歳か!俺にとってはまだまだクソガキだけどな♪」
そう言って和也さんは俺の頭を撫で回した。殺し屋の任務の後はこうしてよく撫で回されていたが俺も嫌いではなかった。和也さんはあの時は29歳だったので、32歳になるが絶好調のようで安心だ。
武道「和也さんも32歳って事は体も怠けてませんか?笑」
和也「言うようになったな~坊主!!俺はいつでも現役だわ!」
武道「ちょっそんな背中叩かないでください!!」
???「ちょっといいですか〜」
俺が和也さんと話していると、聞き覚えのある声が聞こえた。振り返るとタイムリープの中では初代黒龍の重要メンバーであり、白虎として恐れられた今牛若狭ことワカクンが居た。先程、SPの人たちと見たときに知ってる顔が”いくつ”かあったというのはワカくんがSPの人と話していたからだ。前の俺ならまっ先にワカくんの元に行くが今世では関わりがない。記憶もないなら喋りかけると不審がられるだけなのだ。
武道「ど うしました?…」
少し声が震えてしまったが、返事ができただけ許してほしい。そんな俺を不思議そうには思ってなさそうなのでホッとしたが、渡すものがあると言われ手を出すと黒色で金色の刺繍が入ってる首輪を貰った。
和也「なんじゃコレ?」
ワカ「これはSP専用の首輪。」
話によればこの首輪にはGPSが埋め込まれており、相手が多ければ援護を呼べるシステムのようだ。それにしても何故首輪なのか…それはただたんにわかりやすくする為らしいが…。少し抵抗が生まれてしまうのは仕方ないだろう。
和也「これ寝るとき大変じゃねぇの?」
武道(…)
ワカ「…寝る時は外してもらって構わないけど、それ以外はちゃんとつけてね。」
武道「わ か りました。」
和也「はいはーい。」
後は少しの説明を受けて、ワカ君は体育館に行くと言って職員室を出ていった。相変わらずイケメンだったなーとも思いつつ、距離を感じて寂しいとも思う。距離があるのは当たり前だ、でもワカくんは先生だから関わる事も少ないだろう。仲良くなれる可能性は他よりか低い、タイムリープの時はお世話になった時もあったこらこそ寂しいんだろう。気分が落ち込んでる俺に、和也さんはゲームをしないかと誘ってくれた。和也さんは自分がやりたいからと言うけれど、彼なりの優しさだ。
キーンコーンカーコーン
職員室でスマホゲームをしていると、もう昼になってしまった。お昼ご飯は各自シェアハウスで食べる事になっているので帰らなければならない。思春期の学生達は、お腹がペコペコで急いで帰っている者が多かった。そろそろ行くかと思い、チラッと和也さんの方を見ると先生達に呼ばれていた。どうやら俺以外のSPは大人と言う事で学校に居る時間は、警備隊として活動するらしい。それぞれの持ち場を決める為に話し合いをしなければならないので、一人で帰る事になってしまった。仕方ないかと思って職員室の裏庭から帰ってる時、一人で寝そべってる男を見つけてしまった。黄色と黒の髪色で、少しあたたかい風が彼のピアスをリンと鳴らした。
武道「……」
一虎「何見てんの。」
武道(やっぱり一虎くんだよな~…。)
彼は羽宮一虎、序盤の敵でありながら助けられた事もある人物だ。けれど初対面はかなり怖くあの時は苦手だったが、今では可愛い猫ちゃんだ。(虎もネコ科だし)それはさておき、この状況をどうしようか。一虎くんは当たり前に警戒しているし、俺も正直なんて言えばいいかわからない。困っている俺に一虎くんはため息をつき、立ち上がった。
一虎「敵意がないのはわかったけど、職員室から出てきたって事はSPでしょ。なんで首輪つけてないの、職員室から出てきてなかったら不審者と間違えられてボコされてんよ、あんた。」
そう言いながら一虎くんは俺に顔を近づけてきた。正直首輪をつけてないのは生徒達はみんな帰っているだろうと思い、後でつければいっかと思ったからだ。それを一虎くんに話したら一応納得してくれたみたいで、立つがめんどうなのか座ってしまった。帰らなくて大丈夫か聞いたら、嫌な顔しながら俺に話してくれた。
一虎「俺ら生徒会は、帰り早いと囲まれて帰れねぇんだワ。生徒会なんてやりたくなかったけど、投票制だから結局なっちまって。めんどうだけどこうやって、人が来ない所で時間つぶしんの。」
武道「大変なんすね…」
一虎「ホントに。」
武道「あでも、今日はみんな帰ってるはずだと思います。部活見学は明日からですし、良ければ一緒に帰りません?」
一虎「それもそうだわ、でも何で一緒にお前と帰らなきゃいけねぇの?別に俺はお前と仲良くしたいワケでもねぇから、そんじゃ。」
そう言いながら一虎君は歩いていった。俺もそろそろ行くかと思い、一虎くんの後ろをついていく。
一虎「イヤ、なんでついてきてんの?!普通に気持ち悪いんだけど!!」
武道「別にストーカーしてる訳じゃないですよ!!羽宮くん(一虎)は俺と同じ寮なんすよ!だから一緒に帰ろうって言ったのに、断るから俺がストーカーみたいになってるじゃないですか!!」
一虎「イヤ、知らねぇし!!」
その後も俺と一虎くんの言い合いが始まった。他の生徒たちは先に帰っているので、誰にも聞かれてないと思うがいい歳にもなって少し恥ずかしい。
言い合いしてるうちに目的地(シェアハウス)についてしまった。俺はこれから住む大きい家を眺めていると何も言わず一虎くんが鍵を開け、急いで階段を登ると一虎くんが長い足で閉まらないようにしてくれていた。
武道「……正直じゃないっすよね〜」
一虎「ドアで挟んでもいいんだぞ。」
武道「物騒…」
関心関心と思い、つぶやいた言葉が一虎くんを怒らせてしまった。でも殺し屋の俺は見逃す訳もなく、一虎くんの耳が少し赤くなってる事は秘密にしといてあげよう。
武道「羽宮くん、ありがとうございます」
一虎「………。」
ここは大人の余裕(中身)でお礼を言ったのだが、一虎くんは顔まで赤くなってしまった。そういえばと一虎くんが寒がりなのを思い出し、寒いですか?と聞いたら怒られてしまった。…心配したのに
ここまで見てくれてありがとうございました🍀
久々に書いたのですが、なかなか上手くできなかった…
今回はかなり反省する所がありそうで読み返すのが心配(笑)
次はいよいよシェアハウス!!
投稿はいつになるのか……気長にお待ちください!!!💦
コメント
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和也さんはオリキャラと言うか、名前があるモブ(?)です!! 頑張ってもらいましょう……😸*