先斗視点
3人が地下に隠れてから約15分、インターホンが鳴った。やっぱり来たか。警戒しながらも、玄関のドアを開ける。
pn「は~い。」
ng「あれ、ぽんちゃんじゃないですか。どうしてこの家に?」
kn「遊びに来てたの?」
結構早めに聞かれちゃったなぁ。話してた予定よりも危ないかも。うん、絶対に良くないやつだ。すまない天ヶ瀬、任せたぞ。
pn「いや~、ここに引っ越して来たばっかりなんだよね~。」
kn「…そうなの?確かここ、天ヶ瀬さんの家だったような。」
何でこんな時に限って感が鋭いんだよ。何て言い訳しようかな~。あまがちぇ達が逃げれてれば良いからテキトーな事言うか。
pn「実はあまがちぇが引っ越すらしかったから私も引っ越そうと思ってたところだったし丁度良いかなって思ってさ~。家具はまだあまがちぇので、本人はホテルに泊まって引っ越しの業者さんが来るの待ってるらしいよ。」
kn「へ~そうなんだ。じゃあ、もう用済みだから。 」
pn「ぇ、」
一瞬理解が出来なかった。拳銃がこちらを向いていて、そこから3発、頭、左胸、鳩尾。私の身体を通り抜けていく。膝から崩れ落ちて、2人の靴が、見えた。2人の会話が、聞こえた。
kn「セラ達がここに来たのは確かだね。」
ng「えぇ、次はどこに逃げるんでしょうかね。」
kn「ね~。無駄に逃げ回らなくてもいいのに。」
ng「次は…あのマンションに行きましょうか。」
駄目だ。見つかっちゃう。皆の事、守れない。なんとかしないと、間にあわない。時間稼ぎでいいから、とめないと。
pn「…まッ、て」
kn「…五月蝿い。」
とどめをさすように、頭をうたれた。ドアが、しまった。ゆれてるのかな?じしん、なのかな、?だれか、いるのかな…?みんな、どこ?
pn「ッむゆ… 」
「………ぽ…ちゃ……ぅ…ッぁ………」
わたしの、なまえ、よんでる?どうしたのかな、ないてるのかな、?いいよ、だいじょうぶだよ。わたしがまほうのおまじないかけてあげる。
pn「ぃたいの、いたいッの…とんでッけ、」
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