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krm said ,
現在 、9月2日の23時59分 。
俺は起きていた 。
片手にスマホを持ちながら 。
あと1分すれば俺の誕生日だ 。
もちろん 、相方のkmrや先輩 、後輩から連絡が来るのも嬉しい 。
しかし 、連絡が来て1番嬉しいのは恋人であるkygさんだ 。
あんなに優しいkygさんならきっと0時ぴったりに連絡をくれるはずだ 。
そう信じて待っていると0時になった 。
メールを開いて確認する 。
1番早く連絡が来ていたのは相方のkmrだった 。
「 誕生日おめでとう 」そう書かれたkmrとのトーク画面を開く 。
「 ありがとう 」と俺は送った 。
その後も連絡が鳴り止むまで待ち続けた 。
ありがたいことに先輩からも後輩からも連絡が途絶えなかった 。
しかし 、肝心のkygさんからは連絡が来なかった 。
俺は力尽きたため 、kygさんの連絡を見ないまま深い眠りについた 。
朝はゆっくりだったため 、遅めに起きた 。
俺はわくわくしながらメールを開いた 。
残念ながらkygさんからの連絡は来ていなかった 。
krm『 忘れてんのかな … 』
つい本音が出てしまった 。
しかし 、9brさんだって忙しい 。
俺はそう言い聞かせ 、働き始めた 。
夜 、劇場の合間にメールをチェックした 。
すると 、kygさんから連絡が来ていた 。
俺はkygさんとのトーク画面を開いた 。
kyg { くるま
kyg { 夜2人で俺の家で飲めへん?
来ていたメールは「 誕生日おめでとう 」ではなかった 。
もちろん 、こう言ってくれるのも嬉しい 。
しかし 、誕生日であるとやはり恋人から言われて嬉しい言葉は「 誕生日おめでとう 」だろう 。
krm { ぜひ!
krm { 9時からとかになっちゃうんですけど大丈夫ですか?
俺は落胆しつつ送った 。
すると 、すぐに既読がついた 。
kyg { じゃあ9時に俺の家来てな
krm { わかりました!
誕生日にkygさんの家で一緒に飲めることも嬉しい 。
しかし 、“ 誕生日に ” と思っているのはきっと俺だけ 。
ここまでくるときっとkygさんは忘れている 。
そりゃ 、kygさんだって暇じゃない 。
恋人の誕生日くらい … 忘れてる時だって 、、
9時 、俺はkygさんの家を訪ね家に入らせてもらった 。
そして 、お酒を開けU○erで頼んでもらった料理を揃えて飲み始めた 。
kyg「 くるま 、久しぶりやな 」
krm『 そうですねー 忙しいですもんね 』
kyg「 そうやなー 」
そこから 、いつも通り食べながら飲みながらで話していると1時間が経とうとしていた 。
kyg「 もう1時間や 」
krm『 やっぱ早いですね 、飲んでると 』
kyg「 krmと飲んでるからちゃう? 」
うわ 。
この人サラッと … かっこいいこと言った 。
しかも俺 、嬉しいし 、
krm『 え っ … / 』
俺は咄嗟にkygさんのほうを向いてしまった 。
すると 、kygさんはじっと俺を見て
kyg「 やっぱkrmかっこええなぁ 、 」
と嘆いた 。
俺は嬉しくて顔が少し赤らめてしまった 。
kyg「 美形よな 、 」
次々にkygさんが褒めてくれるもんだからどんどん顔が真っ赤になっていった 。
krm『 ほんとですかぁ … ? // 』
kyg「 そうやって恥ずかしがってんのも可愛い 」
もう … こんな次々に褒めてくれる人いないって …
ほんと … 最高な彼氏だな 、
誕生日の点を抜いて 。
kyg「 酒 、飲も 」
krm『 いやお酒飲むんかーい 、笑 』
ボケたのは照れ隠しかな 、? とか思いながらツッコむ 。
にしても褒めてくれるのは嬉しい 。
kygさんはそう言って冷蔵庫にお酒を取りに行った 。
kyg「 ちゃんちゃちゃんちゃんちゃんちゃーん 」
kygさんの声が聴こえ 、kygさんを見る 。
すると 、kygさんの手にはお酒ではなくホールのケーキが 。
ホールケーキには3と0のろうそくが刺さっていた 。
krm『 え … ? 』
kyg「 ハッピバースデートゥーユー 」
kyg「 ハッピバースデートゥーユー 」
kyg「 ハッピバースデーディア直樹 〜 」
krm『 ッ 、、/ 』
kyg「 ハッピバースデートゥーユー 」
こんなサプライズ 、、最高すぎる 。
kygさんが輝いて見えたもん 。
しかも … “ 直樹 ” とか … /
ずるい …
kyg「 ろうそく 、消して? 」
俺はふーっと息を吹き 、ろうそくの火を消した 。
kyg「 誕生日おめでとう 。直樹 」
krm『 … 名前は反則です 、// 』
krm『 … 覚えててくれたんですか … ? / 』
kyg「 当たり前やろ 」
kyg「 どこに恋人の誕生日忘れる奴がおんねん 」
この人 … わざわざこのサプライズの為だけに連絡もしないで 、、
嬉しすぎる 。
krm『 kygさん っ ! 』
俺はkygさんに抱き着いた 。
kyg「 うわ ッ 、 」
krm『 ありがとうございます っ 、 』
俺はkygさんの胸に顔をうずめながら言った 。
kyg「 当たり前やろ 、 」
kyg「 ちょっと辛かったのはごめんやけど 」
ちゃんとそこもわかってくれてる 。
なんて最高な彼氏なんだ 。
krm『 ほんと … 悲しかったですよ 、 』
krm『 こんなに優しいkygさんが俺の誕生日忘れちゃったのかなって 、、 』
kyg「 あほ言うな 、恋人やで 」
kyg「 忘れるわけないやろ 」
ほんとこの人 、かっこいい 。
めちゃくちゃ彼氏マウントすぎる 。
kyg「 抱き着いてやんと早よ食べ 」
krm『 頂きます ッ 、! 』
俺はkygさんから離れ 、ケーキを食べようとした 。
krm『 てかなんでホールなんすか?笑 』
krm『 ショートケーキ2個でいいでしょ 、笑 』
kyg「 いや … krm 、今年で30やろ 」
kyg「 節目やから 」
なんだその理由 …
かっこよすぎないか 、?
恋人の為だけにわざわざ高いホールケーキ買って …
krm『 … 嬉しすぎます 、、// 』
kyg「 やろ? 喜んでくれるかなーって 」
ちゃんと計算してるとこも好き 。
kyg「 待って 、切れてない 」
kyg「 包丁持ってくる 」
kygさんはキッチンから包丁を持ってきた 。
kyg「 あかん 、俺切られへん 」
kyg「 krm切って 」
結局俺じゃん 、、笑
まぁそんな気はしたんだけど 、笑
そんなところも可愛い 。
krm『 わかりましたよ 、笑 』
俺は何も起きないように祈りながら丁寧にホールケーキを切った 。
6等分に切り 、見てみるとどこも崩れることなくまたきれいに切れていた 。
kyg「 めっちゃきれいやん 」
kyg「 ありがと 」
そう言って俺は頭を撫でられた 。
嬉しくて少し耳が熱くなるのを感じた 。
krm『 じゃあ … 頂きます っ 』
俺はケーキを1個 、お皿に取り口に運んだ 。
krm『 … 美味しいです っ 、 』
俺はkygさんのほうを向いた 。
kyg「 krm 、クリームついてる 」
krm『 マジすか? 』
俺は手で取ろうとした 。
すると 、手よりも先に舌の感触がした 。
俺は恥ずかしくて動くことができなかった 。
kyg「 ん 、取れた 」
そうやって笑うkygさんは何もかもずるかった 。
krm『 … ずるいです っ 、// 』
kyg「 ちょっとちょーだい 」
この一言でわかった 。
この人は “ あーん ” してもらうのを狙っていることを 。
俺はフォークでケーキを取り 、kygさんの口に運んだ 。
kygさんはあたかも “ ぱくっ ” という効果音がつきそうな勢いで食べた 。
kyg「 ん 、うまいわぁ 」
kyg「 krmが食べさしてくれたから 」
ほら 、
やっぱり言うと思った 。
俺はそんなもんで照れないもんね 、
俺はもう一口ケーキを食べようとフォークで刺した 。
kyg「 直樹 、大好きやで 」
普段言わない言葉がkygさんの口から出た 。
俺は思わず 、フォークを落としそうになった 。
こんなこと言われたら照れるに決まってんじゃん …
俺はフォークを置いた 。
krm『 ずるいですって … // 』
そう言うとkygさんは子供のような笑顔で笑った 。
kyg「 krmは? 俺のことどう思ってんの? 」
kygさんが意地悪そうに聞いてきた 。
ほんとはわかってるくせに 、、
krm『 大好き超えて愛してます 』
俺はkygさんの唇に触れた 。
唇を離すとkygさんの顔は赤らめていた 。
kyg「 早よ食べろ … / 」
照れてんじゃ〜ん 、
してやったり 。笑
俺はそう思いながらケーキを食べ続けた 。
いつまで経ってもkygさんは自分のケーキを取らずに俺に “ あーん ” してもらってました 。