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2月14日――高校は朝からチョコレートと甘い香りに包まれていた。


「おっはよーーー!!!ボク、愛の伝道師Whiz-bang!!」


校門を突き抜けるような声でやってきたのは、今日もテンションマックスなWhiz-bang。


「みんな〜!今日は告白大チャンスだよ!?カップルが爆誕しまくる奇跡の日!!ふふふ、情報はボクのところに集まってくるんだからっ!」


その手には“恋の噂ノート”なる恐ろしいブツが握られていた。


「ふふっ……その通りね、Whizちゃん♪」


そしてその隣には――満面の笑みで大量のチョコを抱えたSchmoochleの姿が。


「おはよう、みんな~♪ 朝ごはん食べた? チョコレートで糖分補給しとこ♡」


まさかの校門前チョコ配りが本当に実行されていた。


「これも、私の愛情たっぷり、手作りよ♪ 元気出して頑張ってね~!」


「あ〜〜〜Schmoochleせんぱぁ〜〜い!!!女神〜〜〜!!」

「Whiz-bang先輩、今日も情報頼みます〜!!」


後輩たちからの声援を浴び、2人は天使のように笑った。



一方教室――


Hoolaは机の引き出しからそっとピンク色のラッピング袋を取り出しては、すぐしまうを繰り返していた。


「……うう……どうやって渡せばいいのよぉ~~~!!」

顔を机に突っ伏す。


「なにそれ。朝から悶えてるのお前だけだぞ」

と、隣の席のhyeheheが無表情でツッコんだ。


「いやいやいやいや!!こっちは超真剣なんだけど!?バレンタインだよ!?普通に話しかけられるわけないし!!」


「じゃあ無理だな、俺チョコ嫌いだし」


「ええぇぇぇえ!!?!」


(※Hyeheheは嘘をついている。めちゃくちゃチョコ好きで、去年もPompomに「板チョコ20枚食べるのやめな」って止められてた。)



そこへWhiz-bangが爆速で登場!!


「おふたりさんッ!HoolaがHyeheheにチョコ渡せてないってホントーー!?ボクのネットワークでバレバレなんだけどーー!?」


「ってうわ!!??いきなりなに!?!?!?」


「チョコ嫌いとか言ってるらしいけど、それウソ!!去年のHyeheheのチョコ消費量知ってんだからね!!!」


「誰情報だよ!!」


「Schmoochle〜〜〜!!!情報解禁〜〜〜!!!」


「ふふっ、私は見たの。去年の放課後、一人でこっそりガトーショコラ食べてたHyeheheくんを♡」


「…………」

Hyehehe、無言で顔を真っ赤にして伏せた。


「じゃあさ、いい?この状況……渡すチャンスってことでしょ!?」


「うー……」



Hoolaはぎゅっとラッピング袋を握って――


「……はい!!渡すッ!!今日しかないッッ!!!」

叫ぶように、Hyeheheの前へチョコを突き出す。


「うち……うち……アンタのこと大好きなんだから!!これは本命!超本命チョコなんだから!!」


静寂。

みんな息を飲む中――


Hyeheheが、ゆっくり手を伸ばしてチョコを受け取り、そして言った。


「……ありがとな。

これ、あとで2人で食おうぜ」


「なっ……!?そ、それって……!?」


「俺からも渡すもんあるし、楽しみにしとけよ」


「~~~ッッもう!!ズルい!!ほんとそーいうとこズルいのよ!!!」


でもその顔は、今まででいちばん嬉しそうだった。






放課後…





屋上でこっそりチョコを食べるHyeheheとHoola。

その様子を、こっそり双眼鏡で見守るWhiz-bangとSchmoochle。


「ふふ……幸せそうでよかったわね~」

「ボクたちの愛の伝道、完璧だったでしょ!?バレンタイン勝利~~~!!」

いたずらの合図 【hoola×hyehehe】

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