テラーノベル
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「ん?でもさあ、亮って、そんなにタフなのに…」
「ん?」
「その〜…よく、我慢出来たね」
「舞のことしか考えてなかったから…」
「ん?」
「今、爆発してる!」
「ふふ、言い方…」
「だって…舞のことなら、ずっと抱いていられる。」
「ヤダ〜もう〜」
「試してみる?」
「ダメだよ」
「亮と居たら、毎年出産してそうで、カラダが持たないよ。」
「もう〜舞ったら〜ふふ」
「亮がそう言わせてるんだよ。」
「ふふ〜」撫で撫で…
舞のカラダを触りまくる亮
「亮〜」
サワサワ
「あーちょっとだけ〜」
「もう触ってるじゃない!」
「ふふ」
「ダメ?」
舞からキスをした
止まらない
止まるはずがない…
「優しくね〜♡」
「は〜い♡」
『舞!俺、やっぱり、幸せだよ〜』
「ずっとずっと、大好きだった人が今、目の前に居て一緒に暮らしてる。」
「ふふ」
「いいのかなぁ〜こんなに幸せで〜」
「いいんだよ〜いいに決まってる!
そんなこと言ったら、俺だって、すごく幸せだし、
いいのかなぁ〜だよ。
再会出来たこと、ホントに驚いてるよ。」
「亮!」
「ん?」
「ごめんね、ずっと遊び人だと思ってて…」
「ホントだよ、やっと分かってくれたか…」
「うん、でも、まさか私だけだったなんて、
意外過ぎて、驚き過ぎて、どうしたらいいのか分からないよ。」
「いやいや、舞はそのまま、今まで通りで居てよ。
なんかさあ…ちょっと男のプライドみたいなのがあって、舞だけなのは事実なんだけど、舞と知り合う前のことは、濁してたって言うか…」
「そうなんだ。すごくカッコ良くて、優しくて、たくさんの人に告白されて、だから私もきっとたくさん居たんだろうなって思ってたもん。」
「だよな?そう思われてるなって思ったから、なんか隠してた。」
「私なんかでイイのかなぁ?って、思ってしまうよ。」
「いやいや、俺が選んだんだから…もっと自信持ってよ。舞だって、可愛いとか、綺麗とか言われて、ホント俺は、気が気じゃないよ。」
「ふふ、嬉しいけど…何もないよ。」
「俺も同じだよ。何もない。舞しか居ないよ!」
「ありがとう〜浮気しない?」
「しないよ!これから、俺たちの子どもが生まれてくるんだし、更に嬉しいよ。続けて、もう1人欲しいなぁ〜」
「えー!それは、要相談だね。体力もなきゃダメだし…」
「そうだね。子育ては体力勝負だからなぁ」
「うん。」
「一緒に育てような」
「うん、嬉しい。」
舞は、ホントに素敵な旦那様で良かったと思っている。
再会した時の誤解が嘘のようだ!
背伸びしてた自分も恥ずかしいと思っている。
「亮〜大好き」
「舞〜ふふ…大好きだよ。」
いよいよ
12月。出産予定日まで、もうすぐ。
本当に予定日のクリスマスに生まれるのか?
と、思っていたら…
12月11日、産気づいた。
なんだか腰が怠い…と、思ったら、お昼過ぎに、
おしるしらしき物が…
ちょうど土曜日で亮が居てくれて良かった。
とりあえず、クリニックへ連絡。
『準備して来てください!』と…
母にも連絡しておいた。
そして…
『出産すると、今日はお風呂に入れないなぁ〜』と、
妙に落ちつき、お風呂に入った。
「舞?大丈夫?」
「うん、あー気持ち良かった」
亮が髪を乾かしてくれる
ついでに、『腹が減っては戦は出来ぬ!』
と、おにぎりを握って食べた。
『母は強し!』と亮は思った。
入院の用意を持って、出発。
病院に着き、とりあえず部屋へ
陣痛の間隔が30分ぐらいになった。
夕方になり、
「大丈夫?」
「うん、まだ大丈夫だよ。明日になるかも…」
「明日なら12月12日で覚えやすいなあ。」
「ふふ、そうだね。」
陣痛が始まってから、腰の怠さは、より一層強くなってきた。
亮は、腰をさすってくれる
「う〜ん、ダル〜い…」
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃない!痛〜い…早く生みたい!しんどい…」
舞は、徐々に辛そうになってきた。
時々、看護師さんがチェックに来られる
「もう少ししたら、浣腸しますね。結構すぐ出ちゃうからトイレの前で…」と…
そして、トイレを済ませて。
5分間隔。
すっかり夜になり、日にちを跨いだ。
看護師さんがチェックに来られ…
「はい、全開…」
と、慌てて、医師を呼び…
慌てて「剃毛します!」と…
「あ、大丈夫ね」と…
舞は、綺麗に処理してあるので、必要なかった。
亮も「立ち会う!」と急いで用意し、医師が来られ、
数回の陣痛の波に乗り、無事に出産した。
「は〜い、生まれたよ〜元気な男の子ですよ。」
と…
亮は、感動している。
「舞、ありがとう〜頑張ったね。」
「うん。良かった。男の子。12月12日になったね。」
「うんうん。」
「え?泣いてる?」
「うん…」
出産は、母の方が強い!と思った。
綺麗になった赤ちゃんを枕元に連れて来てくださった。
「小さいね〜可愛い〜」
『まだ、お猿さんみたいだけど…』
夜中だったので、とりあえず、明日以降、
ベビールームでのみ見れるらしい。
ちょうど日曜日だったから、両方の親が
代わる代わる見に来た。
亮は、一旦帰って、少し休んでまた、すぐに来た。
「ゆっくり寝てれば良かったのに…」
「舞が居ないから寂しい…」
「ふふ、何言ってるのよ。《《パパ》》しっかり!」
「ふふ、退院したら何か要る?買っておくものがあったら…」
「ううん、大丈夫よ。」
「明日からご飯どうする?」
「大丈夫!何でも自分で出来るよ。」
「そうだったね。じゃあ安心。」
「でも、寂しい。」
「ふふ」チュッとしてあげた。
「舞〜♡」喜んでいる
「ふふ」
「退院するまで頑張ってね。」
「うん」
そう言いながら、毎日、仕事帰りに見に来る亮。
「まったく…覚えられてるわよ。ふふ」
「会いたいもん…」
「どっちに?」
「どっちも…」と言いながらハグをして
キスをする亮
毎日、ハグとキスをする為だけに
来てくれる亮。
ラブラブ♡
コメント
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子どもが生まれてもラブラブ💕