sho「…失礼すんで」(ガチャ
zm「…ノックくらいして~や、笑」
…あの人達がいなくなったその場所には
困ったように笑う彼奴が居た
zm「なんの用や?」
sho「ちょっと話がしたいねん、」
zm「…はいよ、ここ座り」
俺は言われた通り、席に着いた
いつもとは違う格好で
いつもより静かで
何処か寂しかった
、少しの沈黙が流れた
sho「…なぁ、?」
彼奴の顔は何処か、悲しそうだった
zm「…ん、?」
sho「その、そろそろ決めたほうが…」
zm「…それがな、会議、辞めようと思うねん」
sho「…へ、?」
会議というのは、書記長の会議だった
今、統領をしているのはゾム。
書記長がいない状態だった
zm「…なってくれへん?書記長に。」
sho「……俺でええん、?」
zm「ええから言うとんねん」
…嬉しかった、けど
sho「…俺には無理や」
zm「……理由は?」
…荷が重すぎる
いっつもミスしたり悪戯してる俺が
書記長なんか出来るわけない
でも、ゾムから放たれる雰囲気が怖くて
なんとなく圧が強い気がして
言えなかった
zm「…やりたくないならええよ!」
sho「………」
zm「どうせミスばっかとか荷が重いとか」
「悪戯してるって思ってるやろ」
sho「え、」
zm「悪戯は俺もしてるしミスもするよ、少ないだけで。荷が重いとかいいから」
「肩の力抜いてみぃや」
sho「…ぁ、」
そっか…、ゾムは統領になってもこうなんだ、
優しく慰めてくれ、自信をつけてくれる
統領じゃなくてもそうだった
sho「……」
zm「…ま、書記長としての仕事はしてほしいけど笑」
sho「…俺、やるわ」
zm「…よし!よく言った!」
俺がやると言えば
よく言ったと頭をわしゃわしゃする
sho「ッw辞めろやw」
zm「んふふ笑」
sho「なぁ、これいつ伝えるん?」
zm「インカム〜!!」
sho「よっしゃ〜!」
いつもの明るい笑顔で
統領になっても変わらなくて
嬉しかった
zm「これからよろしくな!」
sho「おん!」
心配なことはまだまだあるし
あの人達がいなくなった悲しみもまだある
でも
ゾムまでいなくならないでほんとに、よかったと思う。
ありがとう
コメント
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ええ話だったなぁ笑