TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

学晴

一覧ページ

「学晴」のメインビジュアル

学晴

1 - 暖かく感じた夜

♥

201

2024年11月20日

シェアするシェアする
報告する

晴「」

学『』

晴と学以外は「」


学園長と話す度、

学園長は何かを思い出したかのように、黙り込んでしまう。

すぐに分かった。

学園長は、僕と御先祖様を重ねて見ている…と。

「学園長?体調が悪かったりします?」

一度はそう聞いてみたものの、やはり、

『…っ、いえ、なんでもありません。』

そう誤魔化される。

学園長と僕は、恋人ではない。

だから隠し事など、僕はあまり気にならない方だった。

けど…御先祖様と僕を重ねて見ているのは、やめてほしい。

何かが心に刺さるように、モヤが突っかかっているような感じがしてくるのだ。

この思い、なんと呼べば良いのだろうか。


授業も終わり生徒達を見送った後、職員室に戻る。

仕事がまだ残っていた。

ふと、時計の針を見ると午後19時を上回っている。

早く仕事を終わらせないと。

この職員室に居るのは、神酒先生と僕だけ。

「ほな、お先に〜。 」

今日は早く仕事が終わったらしく、るんるんと職員室を出ていった。

「お疲れ様でした!」

職員室には、僕だけになった。

唯一聞こえてくるのは、時計の針の音。

チッ、チッ、と針が動いている。

ガチャ、と職員室の引き戸の音が鳴る。

『おや、晴明君まだいらしたのですか。』

学園長だった。

「学園長!」

そう言うと、またあの顔をする。

お面を外しているから、よく顔が見える。

この顔をすると、胸の奥が締め付けられるような気がする。

もう、言ってしまおうか。

そう心に決めつけた頃には、

学園長は僕の横を通り過ぎてしまいそうだった。

「あのっ、学園長!」

『どうしたんですか?晴明君。』

にっこりと笑うその下には、何かを隠しているようだった。

「えっと、その…」

声が出ない。

言いたいけれど、勇気が出ない。

「、学園長。」

「僕と、御先祖様を重ねて見るのは辞めてください…」

言えた。

心が気を抜いた瞬間、学園長は言う。

『は?そんな事、思う訳ないだろ。』

『大体、彼奴の事なんて大嫌いだから。』

『晴明君と彼奴の事を重ねて見たことなんて、一回もないです。』

次々と続くその声に、僕は衝撃を受けた。

思っていなかったんだ。

「でも、っ僕と居る時にする顔は何でなんですか…」

話す度に、どんどん声が小さくなる。

僕がそっぽを向いた時、学園長は両手で僕を顔を掴んできた。

俺を見ろ、と言わんばかりに、無理矢理目を合わせる。

ふに、と唇が触れる。

すぐに顔を離して、真っ直ぐ見つめた。

『これで…っ分かったか…!』

頬を少し赤らめて、鋭い目でこちらを見る。

意味が分かった時、僕も顔を真っ赤にしながら学園長を見た。

「は…はい、!」


夜は冷たくて、酷く寒く感じる。

でも、今夜の百鬼学園の職員室は何故か、暖かく感じた。


END


何も考えずに書いた

びみょい

この作品はいかがでしたか?

201

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚