コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「…嘘、」
周りを見れば、花や蝶が沢山居る。
こんな綺麗な場所で「殺し合いをしろ。」と書かれた紙を渡されるとは思わなかった。その手紙と共に銃が送られている。私の様な、よくいる「お嬢様」が銃を持って人を殺めるなんて柄ではない。私もそんなことは望んでいなかった。もう暫くすれば黒いナース服を着て癖毛が目立つ様な緑のロングヘアの幼い女の子が話しかけてきた。
「…鬼ノ娘。今、目を醒せ。」
そう言って近づき私の肩に触れた。
そうせれば私の心臓、左胸の部分から赤い蝶が出てきた。
「この蝶はキミの”命”。キミは今から2人の人とコロシアイをしてもらうよ。他の人も数えれば20人ほど居たが、誰も面白くなくて私が処分しちゃったんだ。」
ショボーンとした彼女は白い蝶と紫色と桃色の蝶を人差し指に止まらせていた。どう考えようが私が恨みと憂鬱、そんな青い気分でしかないのは確か。ルールを聞いて大人しく他2人を待っていた。