コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
セリフ等々含めそれぞれの視点で書くのでわかりにくかったらすみません!!([]←この中が視点です)
生徒×教師
自分の好きなことを好きと言える、それがうらやましかった。
そんなの、他人からしたら当たり前にできることかもしれない。
それが俺にとってどんなに難しかったことか。
でも、あの人は俺を認めてくれた。
[岸野]
うるさい…。
ダメだ。内容が頭に入ってこない。
仕方なく本を読む手をとめた。
黒板前で、担任のまわりを女子が囲って楽しそうに喋っている。
あいつ、休み時間は毎回誰かしらと喋ってるよな…。
入学してもうすぐ3ヶ月。
このクラスの担任は、今年から移動してきた青葉という教師。誰にでも優しく、穏やかで生徒から人気だ。
1部の生徒の間では、ギャップがかわいいらしい!とかきゃーきゃーしてるけど、そんな姿見たこともない。どうせ誰かが流したデマだろう、全く興味がない。
…でも
「…俺も、先生と趣味の話とかしてみたい…。」
って、できるわけないか。
[青葉]
この学校に来て約3ヶ月。普段の生活には慣れたけど、どこかまだ未熟な部分があるような。
そして、まだ全員と仲良くなれていない。
そんなことを考えていると、数名の女子生徒が話しかけてきた。
「先生って誰にでも優しいよね~なんかすぐ騙されそう!」
「もちろんみんな平等に接することは心がけて…というかすぐ騙されそうは悪口だろ!」
「ごめんなさい~w」
話をしつつ窓側の席に目向けると、1人寂しそうに読書をする生徒。
「(岸野…)」
そういえば、休み時間外にいるのを見たことがない。
勉強も運動もできる優秀生徒で、小さい時は明るく元気な子だったらしいが、休み時間は読書ばかりだし、部活も無所属。
ほとんど関わる機会がなかったけど、前から少し気になっていた。
…そうだ、岸野と関わったのは、女子に話しかけられていた…
「え!テスト95点!?岸野くんって頭いいよねー!運動もできるしうらやまし~」
「それな~!才能ってやつ?なのに部活とか入ってないんだ~もったいない!」
俺は他人から色々言われるのはよく思っていなくて…
「…そこ、才能とか関係ないから。自身の努力な!それと、部活に加入するかは自由だろう、他人より先に自分のことを気にかけろ!」
「はーい!w」
その時、岸野に横目で睨まれた気がする。
俺のことは嫌いだろうけど、生徒を区別するのはよくないし、話をしてみた…
「…って、先生話聞いてる~?ww」
「…!考えごとしてた…」
「先生そういうの多いよね~w」
休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴る。
「あ!じゃあまたね!」
…どうやって話しかけようか
読んでくれてありがとうございます!!🥲思ってたより長くなって申し訳ないです…しかも終わり方が雑…🙏