テラーノベル
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ほのぼの たんぺん
cmのやつ emsha
『エミさーん、んへへ』
『それ、ネタバレしたろか?』
私が椅子に座り読書を嗜んでいたところ、読んでいた本を小突かれる。にへらと笑いながら上目遣いでこちらをみるものだから、なんとも言えぬ可愛さを感じ、自分も笑みを浮かべてしまう。ん?待てよ?ネタバレ?一瞬にして表情が変わる。
「しゃ、シャオロンさん?」
「私今本を読んでいるのだけれど、ね、ネタバレって言った?」
『んー?…せやで?』
そうとなれば話が違う。元々、なんだか雰囲気がおかしい。普段彼はこんなにふにゃっとしていただろうか。その時微かなアルコールの臭いを感じた。もしかしてこいつ、酔っているんじゃなかろうか。
『あんな…』
やめろ!やめてくれ!そう思いはするがもう遅かった。
『あんな…読書してるときの顔、好きやで』
元々少し赤かった顔をもっと赤くさせ、シャオロンは言う。本のネタバレではなかったことに安堵を覚えつつ、やはりこいつ…
「シャオロンさん、あなた酔ってるんじゃないですか」
『んふっ、今日はノンアルなんや』
『引っ掛かったやろ?』
「…じゃあ、さっきの言葉も?」
『ん…ほんと』
彼は勝ち誇ったような顔を見せるとさっと何処かへ行ってしまった。…正直アルコール入ってないほうが色々とあれな気がするが彼ならワンチャンノンアルでも酔うのではないか。空酔いとかしそう…なんて考える。どうやら今日もまた彼に振り回されたみたいだ。
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