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皐月『何でお前ら…』

梅宮「皐月のとこのじーちゃんとばーちゃんが手紙見つけてお前がどこか行こうと思ったんだろうな、それで俺に連絡くれたわけ」

柊「お前はいい加減周りに迷惑だとか考えるの辞めろ!すぐそこに相談出来るやつ、居んだろ!!」


俺は余所者なのに、何でそこまで助けてくれるんだ、俺は何も出来ないのに、何もしないのに、どうして……

梅宮「なあ、皐月、お前今何で助けてくれたって、皐月自信何も出来てないって考えてるだろ」

皐月『ビクッ、な、何で』

梅宮「俺もそうだったから!俺もこの街に来て何も出来ないし、生きてる価値すらないと思ったよ、でも、皆が俺を見てくれる、だから俺も見なきゃいけないと思ったんだ、この街の兄貴になろうと、家族になろうと!だから!皐月ぃ!弱くなる必要ない、心はいつだって強くなれ!じゃなきゃ、今度守りたいのも守れないぞ」

皐月『ッ!!!』

梅宮の声が酷く心まで響いた、そうか、俺は先を見なかったんだ、逃げるだけで先を見ようとしなかったんだ、梅宮、ありがとう

忘却の果てに守るものは

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