「」〇〇『』たかと
君の隣って…
まだ空いてるかな…?
僕じゃ…ダメだったのかな?
『〇〇!』
「んー?」
『来週の土曜って何してる?』
「え?どうしてー?」
『いや、デートしよ!』
「どうしたの急に笑」
『いーから!』
『で?空いてる?』
「まぁ、今のところは…。」
『よし!じゃあ決まり!』
「う、うん笑」
そして、デート当日
「早く来すぎちゃったなぁ…」
…
「うわぁ!」
『だーれだ!』
「えっ?!たかと?!」
『せいかーい!』
「もぉ、驚かさないでよー笑」
『ごめんごめん笑』
『待った?』
「ううん!今来たとこ!」
『そっか!』
『んじゃあ、行こっか!』
「うん!」
いつも通り、手を繋いで歩く僕ら。
〇〇は隣で笑っている。
笑顔を見て、安心する僕。
うん、この毎日がいい。
「たかと!ここ?」
『あっ!そうそう!』
「入ろ入ろ!」
『ちょっとー危ないから走らないでー!』
「置いてくよー!」
ほんと、子供なんだから笑
かわいいからいいけど!
『見て!魚いっぱい!』
「結局たかともじゃん!笑」
『えー?笑』
「かわいいこのお魚!」
『ほんとだ!』
『見て見て!』
「ん?」
『ぷくぷく〜』
「なにしてんの?笑」
『魚の真似 笑』
「なんだそれー笑」
『あーもう恥ずかしいから見ないで!』
「たかとからやったんでしょー?」
『ほーら見ないで!』
『魚に集中!』
「はいはい笑」
子供っぽいって思われてもいい…
君といられれば…
僕は楽しいよ?
しばらく水族館デートを楽しんだ後
お昼を食べようと外を散策。
〇〇から、ポテトが食べたいとリクエストがあり
俺は早足で買いに行った。
店を出ると、外には〇〇がいなかった。
『あれ?どこ行っちゃったの?』
いつも勝手にどっか行っちゃうんだからぁ…笑
やめてよホントに…笑
『んー、どこだろ、』
『あそこかな…?』
橋のある場所に行くと
『あっ…笑』
1人黄昏てる〇〇がいた。
『〇〇ー!買ってきたよー!』
橋の上から叫ぶ僕
「ん!ありがとー!」
「いまそっち行くー!」
たわいもい会話をして、お昼を食べる僕ら。
その後、散歩がてら色々な場所を歩く。
『みてー!ペンギン!』
「ほんとだぁ!かわいいー!」
『ペンギンの間入ってー!』
「えー?笑」
『早く早く!写真撮るからー!笑』
「はーい笑」
ペンギンに挟まれてる〇〇も可愛いな…
この時間がいつまでも続けば良かった…
数週間が経ち…
「あのね、?たかと」
『うん?』
「別れてほしいの…」
『え…?』
「いきなりで…ごめんなさい」
『えっと…ごめん…笑』
『頭が追いつかないんだけど…』
「ずっと…考えてて…」
「私じゃ…たかとの隣は釣り合わないの」
『釣り合うとか釣り合わないとかそういうことじゃなくない?』
『お互い好きだったら…それで良くない?』
「うん…でも、別れてほしいの」
「ほんとに…ごめんなさい」
…
「…さよなら」
〇〇は僕に背中を向け、別の道に進んでしまった。
僕って…〇〇の彼氏だったよね…?
ちゃんと…好きだったよね?
両思い…だったよね…?
涙が溢れる。
僕はその日…走馬灯のように
今までの〇〇との時間を思い出した。
この話が小説なら
〇〇と結ばれる展開になってたのかな…?
なわけないか…笑
…
「たかと!」
僕は振り向く。
〇〇が僕を呼ぶ声…
好きだったな…。
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