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摩浪side
バレー復帰を目指しアメリカでトレーニングをすること数ヶ月。
空「オリンピックまでもう少しだね」
摩『でっすね…。ふぅ』
空「お疲れ様」
彼は温厚な顔と性格をしているが… トレーニング内容はハード。昼間にハードトレーニング、夜にダンスショーをする。
摩『ん〜』◝(◝ω◜)◜ノビ~!!
空「今度のオリンピックは東京だね。俺は日本に行くけど、摩浪くんはどうする?」
摩『そうですね〜。1度こっそり戻って試合見ようかなぁ』
空「若利には会って行かない?」
摩『あ、そうだよ。若利さんに会わないと』
今は2020年だが某ウイルスの影響でオリンピックが延期となった。
摩『さーて…そろそろ準備しないと』
俺もそろそろ復帰に向けてラストスパート。でもオリンピックには間に合わないから、終わってからの復帰になりそうだ。
摩『(チームどうしようかな…。翔陽はオリンピック終わったら海外リーグ行くかもだし、まぁでも最初は日本…いやでも、うーん)』
考えることは多いみたい💦
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2021年、東京オリンピック
空井さんの計らいもあり俺は関係者席で観戦する事が出来た。
摩『アルゼンチンVS日本か…。確かアルゼンチンの方は及川さんがいたな』
日本代表には翔陽はもちろん、侑さん、尾白さん、角名さんがいる。
試合は及川さんのサーブから始まる。
ここから一瞬でも目を離してはいけない。翔陽が助走開始し、飛雄がセットアップモーションへ。
摩『本当に速いね。変人コンビ』
高校以来の攻撃、変人速攻が決まった。一際大きな歓声で会場が揺れる。
飛雄と翔陽はここが終われば敵同士。でも今は仲間で、相棒。そして俺にとって2人は好敵手。そんな2人と俺はまた戦いたい。
摩『(強くなって戻ってくるから、2人も強いままでいてよ)』