テラーノベル
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はらりはらりと散りゆくは花の運命
誰にも穢されない。誰の目にも触れないように隠してしまいたい。
きっと、花が死ぬまで閉じ込めて愛でてしまう。
すまないね。
謝る彼がとても悲しそうな顔だったのを覚えてる。
私は織月 結
この世界じゃ、珍しい部類。
自分で言うのもなんだけどね。
私の隣で気難しそうに書類と睨めっこをしてる人…ヒト?でいいのかな?
彼はレフィー・グランギ=クライシス
貴族らしくて、伯爵位みたい。
あまりピンと来ないの。
じーっと彼を見ていたら…視線に気づいたみたい。
微笑みながら聞いてくる。
「退屈かい?」
私は、退屈じゃないよと答えた。
彼は本当に?と聞いてくる。
本当はつまらなくて退屈だったの。
でも、お仕事をしているのから大人しくしていたの。
「少し休憩にするよ………なにをしようか?」
彼は一休みをする事にした。
私の為なのかな?
違うかもしれない。
彼は優しいもの
花を愛でて……生き物を慈しむ。
魔女に呪われた貴方
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