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「ただいま~!」
「ただいま…です。」
「おか…。」
私を見るなり、目を見開き驚いた顔をする聖さん。心なしか顔が赤いような…
「あらあら、お洋服ビショビショじゃない。着替えておいで。」
「あ、はい。」
だから奏も気を使って上着をかけてくれていたのか…。女の子って何かと不便だな。
夕食も食べ終わり今は部屋で勉強中。
「へっくしゅん。風引いたかな…?」
さきほどからくしゃみが止まらない。
コンコンッ
「花月~!」
「奏!?どうしたの?」
「今日、僕の部屋にお泊りしない?」
「お泊り…?」
「ね、一生分のお願い!」
奏が甘えん坊なのはいつものことだけど…なんか雰囲気が違う気がする。
気のせいかな…?
「いいよ。」
「じゃあ、僕の部屋に行こ!」