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王宮に住まわせてもらい1週間中々に充実していると思うわ…












これも全部…ウィルのおかげね…
















そんなことを思っていると…扉がガチャッと空いた















ウィル「オルカ~…」

「?どうしたの?ウィル」

ウィル「今日舞踏会があるんだ」

「あら!いいじゃない…!」

ウィル「全然良くないんだよ…」

「あら…一体なぜ…?」

ウィル「絶対にパートナーを見つけて踊らなきゃ行けないんだ」

「ウィルなら可愛らしいお嬢さんがいっぱいよってくるんじゃないかしら?」

ウィル「違うんだよ…俺はねオルカと踊りたかったんだよ」

「それは無理ね…私には人間みたいな足は無いもの…」

ウィル「今日ぐらい欠席してもいいかなキリッ」

「ふふ…格好つけて言うことでは無いわねウィル」













…そういえば…昔…














「あのね…ウィル」

ウィル「どうしたんだい?」

「とても昔に私に仕えていた子に聞いたのだけどね…一人人魚から人間になって…姿をくらました子がいるって聞いたの」

ウィル「え…つまり…オルカも人間になれるってこと? 」

「えぇ…本当かは…わからないけれど…」

ウィル「その方法は?」

「人間の血を飲むこと…」

ウィル「よし…ちょっとまってて」

「え…えぇ」















私…誰の血を飲まされるの…?












ウィル「お待たせ…」












あれ…ハサミだけ…?








まさか…、











ウィル「ジャキッ…ッ…ん…これで飲める?」

「…ちょ…ウィル?!貴方一応王子なんでしょ?!そんな…体を傷つけたら…」

ウィル「いいんだよ…ほら飲んで…」

「え…っと…」











どう飲もうかしら…腕を舐める…のは…










よ…良くないわよね…










恥ずかしい…し…











ウィル「ん?コテッ飲まないの…?」

「えっと…じゃあ…失礼します…?」















舐めるしか…ない…か













「…ペロッ」

ウィル「ッん…」












私がウィルの血を舐めると同時に私の周りが目を開けないほど眩しく光った

















目を開くと…おひれはなく…人間の足がしっかり生えていた…












「すごい…成功したわ!ウィル……?」

ウィル「…スッー…オルカ…これ…着てて…フイッ」











なにかしてしまったかしら…?











って…!私…服きていないわ…!











「わわわ!ごめんなさい!」

ウィル「…使用人に服持ってこさせるね」










あれ…ウィル少し顔が赤い…?
















その後私は…ウィルに呼ばれた侍女達に渡された着替えに着替えさせてもらった















「あ…ウィル」

ウィル「ふふ…似合ってるね…オルカ」

「えぇ…ありがとう…それより…とても恥ずかしいのだけれど…私…歩けなくて…」

ウィル「!そっか…足が生えたばっかりだもんね…歩けないのは当然だよ」

「せっかく人間になったのに…これではダメだわ…」

ウィル「じゃあ…一緒に練習しようか…」

「え!いいの?」

ウィル「うん…だって俺が我儘を言ったからね…今日の夜までには歩けるようにしよう!」















その後…たくさん練習をして…落ち着いて歩けるようにはなった…ウィルには感謝しなきゃ…














そして舞踏会に行く夜











ウィル「どう?俺が用意したドレスは」

「え…えぇとても素敵よ」

ウィル「うんうん!俺のセンスは良かったね!オルカのその白い髪に赤と青が混ざったような目にはこの服が似合うと思ったよピコーン」

「ふふ…ありがとう」

ウィル「それじゃあ行こうか」

「えぇ」










それから馬車に私とウィル…それに護衛としてルイス様が乗った














「ウィル…?そういえばなんだけれど…私なんて挨拶したらいいかしら?」

ウィル「あー…確かに…まぁ人魚ってバレてもいいし普通でいいよ…因みにいつもどうやっているの?」

「えっと…スウィル王国皇女…オルカ・オーシャンと申します…といつも言ってるわ」

ウィル「いいね!大丈夫だよ」












よかったわ…









このまま何事もなく私たちは舞踏会の会場に着いた


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