テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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色が消えたこの世界で(参加型)

第69話 - 第69話

2024年05月06日

#自作

#参加型

#ノベル

よなぎ 🍵🌪️/☃✞

〜ハル〜

ハル「薄暗いな〜」

ドアはあんなに色とりどりだったのに、中には入ればただただ灰色みたいな同じ色でたまに黒や白が続くだけ。ハルはしばらくあるくと、お墓を見つけた。花が咲いている、たった一輪が。色はドアの色と一緒だった。そう、緑。気づけばハルのイメージカラーなども緑だった。それは関係ないかもしれないが。ハルはその一輪の花に近づいた。白い背景にたった一輪の緑の花に。気づけば枯れていた、枯れていたというよりも緑が白に変わったということ。さきに進めば、出口へつくだろう。ハルは歩いていった。しかし、歩いても歩いても見渡せば墓。さっきあったたった一輪の花を除いて。前を見ると、なにやら色無しが話していた。ハルに気づくと、すぐにハルの方へ走ってきた。ハルは植物を地面から突き出させ、色無しと植物をガッチリ絡めさせた。そのままあるいている、気づけば、ハルの髪色は黄緑ではなく、ただの灰色になっいた。黄緑の目も、ただの黒色に…。前を向くと、一つ、緑のカギが落ちていた。ハルはひろって帰っていった。