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「絶対に損はさせないから、うちに来てよ」
押しの強いアミに、「でも……、」と、美都が辟易する。
「あのね、私たちに、デートコーデをさせてほしいの。テレビとかでも見るでしょ、他の人にコーデしてもらうの」
「うーん……だけど私は、そんなに……」
エミがフォローをするけれど、なかなか踏ん切りがつかないらしい美都に、
「チーフへのサプライズにもなるし、たまにはいいでしょ?」
と、アミが畳みかけた。
「サプライズ……チーフ、喜んでくれるかな?」
「「うん、絶対にだって!!」」
ここが落としどころだとばかりに、二人が声を揃えると、
「うん、じゃあ……お願いする」
ついに美都が折れて、アミとエミは顔を見合わせて笑い合った。