「…あっ、ご、ごめ…」
避けるつもりじゃ…
なかったのに…
照「…」
彼は黙ったまま手を引っ込めて、少し悲しそうな顔をした
何で、私は照くんにこんな顔させてんの?
その後ろにいるふっかも苦しい顔をしていて、自分のせいだと感じるのに、時間なんてかからなかった。
「なーんてね。もう、過去のことだからみんな気にしないでよ笑てか、照くんの手やっぱ、大っきい~」
精一杯の笑顔を作る。
さっき避けてしまった照くんの手に
自分から触れにいく。
照「由衣…」
「照くん、なんて顔してんの!あ、ふっかもだからね!」
後ろのふっかにも言ってやった。
正直、今はふっかのことが怖い。
でも、ふっかが、悠人と同じ感情じゃないことはわかっているから。
それから、ぎこちない雰囲気もあったけど、
優里が柄じゃないのに、一生懸命盛り上げてくれて
遊園地を楽しんだ。
私はみんなと家の方向が違ったから、
1人で帰ろうとした。
正直、1人になるのが怖い。
だからといって、優里以外といるのも怖い。
そんなことを考えていたとき、
照「由衣、送ってく…」
「えっ…あ、大丈夫だよ。1人で、」
優「照くん、由衣をお願い」
私が断ろうとした瞬間に、勝手に優里が許可を出した。
照くんと2人で帰るのか…
自分より大きくて、力が強い男の人。
怖い。
そう思うはずなのに、照くんにはまた違う感情もある。
なんて言うんだろう。こう、優しさがあって、安心できるような…
コメント
2件
めちゃめちゃ面白かったです!!続き楽しみにしてます(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
続き待ってます!!頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧