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天夏@100人目指し中
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高校生パロ
朝。
「今日だね……。」
瀬麗梛が机に突っ伏した。
「何がですか?」
隋星が苦笑する。
「英語。」
「……ああ。」
「大丈夫ですよ。」
「勉強しましたから。」
「そうかなぁ。」
瀬麗梛は不安そうだった。
チャイムが鳴る。
「それでは、一時間目は英語です。」
先生がテスト用紙を配り始める。
教室中が静まり返る。
「始め。」
カリカリ……
鉛筆の音だけが響く。
瀬麗梛は問題を見つめる。
(……あ。)
(勉強会でやったところだ。)
思わず口元が緩む。
(怜、ありがとう。)
一方、一年生の教室。
來執は問題用紙とにらめっこしていた。
「えっと……。」
「この公式……。」
「昨日やったやつ……!」
必死に思い出す。
(会長に教えてもらった!)
シャーペンが止まらない。
放課後。
「終わったぁぁ!」
瀬凪が大きく伸びをする。
「解放感!」
「今日は生徒会もありますよ。」
怜が冷静に言う。
「現実見せるなよ〜。」
五人は笑いながら生徒会室へ向かった。
「お疲れさま。」
瀬麗梛は資料を配る。
「今日は体育祭実行委員会との打ち合わせだよ。」
「もう体育祭なんですか?」
來執が目を丸くする。
「まだ先だけど。」
「準備は今から始まるんだ。」
「へぇ……。」
「学校行事って大変なんですね。」
「でも楽しいよ。」
瀬麗梛は笑った。
「みんなで一つのことを作るのって好きなんだ。」
四人はその笑顔を見て、自然と笑顔になる。
数日後。
「テスト返すぞー。」
先生が教室へ入ってきた。
教室中がざわつく。
「終わった……。」
「赤点だけは嫌だ。」
瀬麗梛も少し緊張していた。
「瀬麗梛。」
「はい。」
答案を受け取る。
恐る恐る点数を見る。
**英語 74点**
「やった!」
思わず笑顔になる。
「会長!」
昼休み。
一年生三人が走ってきた。
「どうでした!?」
「英語74点!」
「おぉ!」
「頑張りましたね!」
怜が少し嬉しそうに微笑む。
「勉強会の成果です。」
「ありがとう。」
瀬麗梛は照れくさそうに笑った。
「みんなは?」
「僕!」
來執が胸を張る。
「数学65点!」
「赤点回避!」
「おめでとう!」
「やったぁ!」
瀬凪も笑う。
「俺も全部セーフ!」
「危なかったけど!」
「よかった。」
隋星も答案を見せる。
「……。」
五教科、すべて95点以上。
「さすが。」
瀬麗梛が笑う。
「すごいね。」
「瀬麗梛も十分すごいですよ。」
「数学は98点でしたし。」
「え?」
瀬麗梛は首をかしげる。
「そうだっけ?」
「また無自覚だ。」
四人が同時に苦笑する。
放課後。
生徒会室。
先生がプリントを配った。
「次の行事についてだ。」
瀬麗梛が紙を受け取る。
そこには大きく書かれていた。
**『バレンタインイベントについて』**
「今年もやるんですね。」
隋星が呟く。
「バレンタイン!」
來執の目が輝く。
「去年もすごかったですよね!」
「チョコが机に乗りきらなかったんだっけ?」
瀬凪が笑う。
瀬麗梛は首を傾げる。
「そんなに?」
「会長。」
怜が静かに言う。
「自覚してください。」
「毎年、会長宛てのチョコの数がすごいんです。」
「えぇ!?」
瀬麗梛は本気で驚いていた。
四人は顔を見合わせる。
(今年も大変そうだ。)
そう思いながらも、どこか楽しみにしていた。
窓の外では、冷たい風の中に少しだけ春の気配が混じり始めていた。
次のイベントは、みんなが少しだけそわそわする一日。
**バレンタインデー。**
その日が近づいていた──。
**第四話 終**
コメント
3件
テストお疲れ様でした!英語74点、來執くんの数学65点赤点回避、そして隋星くんの95点超え…それぞれの努力が数字になって出て、読んでてすごく嬉しくなりました。瀬麗梛会長が数学98点なのに無自覚なのも、らしくて思わず笑っちゃいました(笑)そしてラストのバレンタインの予告!チョコが机に乗りきらなかったという過去エピソード、気になります…次の展開も楽しみにしてますね!