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【魔法舎 庭】
*スノウがオーエンに言う*
「オーエンよ、依頼が届いてるから行ってくれぬかの」
*ホワイトも追って言う*
「そうなのじゃ」
*オーエンは嫌な顔をして言う*
「は?嫌だけど。どうして僕なわけ、他の奴らが行けばいいだろ」
*スノウとホワイトが口を揃えて言う*
「それがオーナー直々の指名での。」
「昔助けてくれたからそのお詫びをしたいから、とかなんとか。」
*困惑しながらオーエンは口を開く*
「はぁ…助けた?僕が?」
「賢者の魔法使いの評判を下げる訳にはいかんじゃろう。行ってくれぬかの」
*ホワイトが思い出したかのように言う*
「行ってくれたら、ケーキを奢ってやろう。
どうじゃ?」
「そんなんで釣れると思ってるの?まあ仕方ないから行ってあげるけど。」
*スノウ、ホワイトはオーエンの頭を撫でる*
「オーエンちゃん、いい子じゃのう」
「やめろ、触るな。」
*手で振り払う*
「可愛くないのう…。そうじゃ!そなたと一緒に行く魔法使いはどうしようかのう」
「誰でもいい」
「オーエンと仲の良い魔法使い…あ!カインはどうじゃ?」
*機嫌の悪そうに答える*
「僕と騎士様が仲良い…?何言ってるの」
「いつも話してるじゃろう、カインでいいかの?オーエン。」
「はぁ…?まあ…しょうがないからいいけど」