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芥川「…其処に居るのか…? なにも見えない…ポロポロ」
敦、中也、太宰「っ!?」
敦「芥川っ!落ち着け!」
芥川の瞳はなにも映していなかった…。
芥川「ケホッ、カヒュ…んッ、ゼヒュヒューッ、うぁ…カヒューヒュッ////」
瞳が生理的な涙で潤む。
中也「様子がおかしい!おいッ、芥川!」
太宰「過呼吸を起こしている…!」
中也「ッくそ!芥川、俺に合わせろ!」芥川を抱きしめる。
芥川「ビクッ、ちゅやッさ、ヒュッ、カヒューッ、ふぁ///ヒュッヒュー…フーッフー、」
息が整ってきたが、芥川は体力を使い切ったようで中也の腕の中で脱力していた。
敦「芥川……」
太宰「……。」
中也「場所、変えるぞ」
敦「はい…でも、何処へー
太宰「此処から、探偵社が近い。医務室へ行こう。」
敦、中也「大丈夫なんですか/なのかっ!?」
太宰「……。」
太宰さんは何か言うわけでもなく、無言で部屋を出て行った。
芥川は中也さんが抱えて、敦はその様子を見ながら困惑していた。
敦(急に失明、なんてことあるのか?精神的なものだと思うけど…。
太宰さんは何時になったら此奴に優しく出来るようになるのかな…。)
探偵社に着き、芥川を医務室に寝かせた。
現場にいた3人で話し合うべきだと与謝野先生に促されるままに客室へと入った。
中也「おい、太宰。テメェのせいじゃねぇか?」
中也さんの言葉の端々から怒気が籠もっている。
太宰「……。」
敦「太宰さん、…芥川が泣いたとき、
一緒に瞳の光まで 流れ出てしまったように見えました。」
敦「異能ではないと思うし、僕は精神的なものだと思います…。」
太宰「そう、だよね…。」
太宰「わからないのだよ、芥川君にどう接すればいいか。」
中也「あ゙?わからないだぁ?分かりきってることだろッ!
彼奴はお前に認めて欲しいんだよ!
それなのにお前は、 最近、探偵社に入ったばかりの人虎を容易く認めて
芥川に『私の今の部下は、君なんかよりずっと優秀』なんてほざきやがってッ」
太宰「…なんで知っているの?牢獄にカメラでもついてたのかい?」
中也「芥川から聞き出した。…泣きそうな顔して、出てきたからな。」
中也「芥川のことが嫌いだとしても、これはねぇだろ…。」
太宰「芥川君のことは嫌いじゃないし、なんなら好きだからッ////」
中也、敦「はっ!?」
敦「ツンデレが過ぎません?」
太宰「今更優しくできないよッ!私は恰好いい上司の太宰さんのままでいたいの!」
中也、敦「……。」
ちょうど話がつきそうなところで、芥川が起きたと伝えられた。
太宰、中也、敦「!」
医務室へ向うと、芥川がベットから起き上がり立とうとしていた。
だが、もともと貧弱な体なのに体力もないため座り込んでしまう。
芥川は僕たちが来ているのに気がついていないようだった。
敦「芥川!」
芥川「ビクッ、人虎…?」
きょろきょろと僕を探すようにして顔を動かす姿が可愛いなんて思っていると
中也「此処から声をかけるだけじゃ芥川が混乱する。手の届く範囲まで行くぞ。」
という言葉にはっとした。
敦「ごめん、芥川。ここだよ。」
芥川「人、虎…。(´・ωゞ)」
寝起きでぽやっとしている芥川はいつもとだいぶ印象が違った。
芥川「中也さんも、いらっしゃるのか…?」
コテっと首をかしげる姿に3人とも悶絶していると
芥川「すみませぬ…。僕のせいで休みが中断されてしまい…。 」
シュンとでも聞こえてきそうなほど可憐な謝罪が聞こえてきた。
太宰「芥川君…。」
芥川「だざ、いさん…?」
太宰「すまなかった。言い過ぎてしまったよ。
その、急に優しくできなくて辛くあたってしまった…。」
芥川「僕のことが嫌いではなかったのですか…?」
不安げに今は機能していない瞳が潤む。
太宰「そんなわけないだろう、私の自慢の弟子だよ。
…でも、敦くんのほうが優秀だけどねッ////」
中也「ピキッ一言多いんだよ、テメェはぁぁ!!」
太宰「ーー!」
中也「〜〜〜!!」
また、言い合いが始まってしまった。一方、芥川はとても嬉しそうだった。
一旦ここで切ります!今回は芥川愛され要素(?)入ったかなと思います!
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