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友達以上親友以下
そんな存在を、私は、探している。
私の名前は…憂薙緋那。
超絶ド陰キャで、家族や友達ともまともに
喋った事がない。
「はぁ〜…友達欲しいよ〜」
そんな独り言を呟く。
「おい!憂薙!授業中だぞ〜独り言は、もうやめなさい、うるさいから」
その独り言に、先生がツッコミを入れる。
私は、みんなに、見られ…恥ずかしくなった、…ひえぇ〜。
「…す…すみません。」
まるで、腫物だ…恥ずかしい。
そして、昼飯の時間…
チャイムが、鳴り響く。
「お昼ご飯!…今日の弁当なにかなー?」
そんな事を言いながら弁当を、リュックからだす。
「おー!…唐揚げと…わぁ!だし巻き玉子!最高のお弁当だぁ!しかもポテサラも〜!本当に最高〜幸せだぁ〜」
そして、お箸箱を開け。
食べようとした、その瞬間
ガラッと!ドアが開く、
「おい!ここのクラスに、憂薙緋那って奴は、いるか!?」
ドアを開けたのは、保健室で、サボってる、サボり魔のこの学校1有名なヤンキー
高校1年生の今、1番名を馳せているだろう。
そんな奴に、何故か私みたいな、ド陰キャが、呼ばれた。
「え?…わ…私!?」
そう反応すると、ヤンキーに、手首を捕まれ…移動する…その場所は、屋上。
え?何?私ここで、カツアゲでも、合うの!?嫌だよぉー!!
「急に連れ出して、すまん…」
そんな言葉に。
「いいよ、いいよ!」
「そういや…自己紹介まだだったな」
私はハテナマーク??を頭に浮かべ。
「え?…そうだっけ?」
「そうだろ…俺自己紹介してねぇぞ?」
「俺の名前は、陽穢滝琉…よろしくな」
ひ…ひえ?ひえたき?りゅう?
「変わった名前だね」
少し微笑み…そう言ってみた。
「ごめんね?嫌だった?」
その言葉に、琉さんは、頭を横に、振った。
「大丈夫…いや…初めて言われたから」
また頭にハテナマークを作る。
「そうなの?」
「あぁ…うん…」
そして、私・緋那は、今1番気になる事を聞いてみた。
「ねぇ…それで…さ、なんで、ここに連れてきたの?」
その言葉に、ビクン!と、体を振るわせ、驚く…。
「そ…それは、だな…うん…友達になりたかったから…」
そして、小さく呟いた…友達になりたかったから…という言葉を、私は、絶対に聞き逃さなかった。
「友達!?…私なんかと?いいの?」
その言葉に、ヤンキーは、私を睨む。
「何いってんだよ…憂薙は…凄く良い奴だろ…なんで、そんなに自分を、卑下してんだ…」
その言葉に、私は、思った。
「琉君は、いい人だね」
うっかり…微笑んでしまった。
「いいよ…友達、なろ?」
その言葉に、陽穢滝琉は、照れた。
「うっ…ずりぃぞ…それ…///」
そんな顔に。
「可愛いねw…琉ちゃんって呼ぼうかな?」
その言葉に、琉ちゃんは、ビクッと、また体を震わせた。
「琉ちゃん!?///やめろぉ!それは!///」
そんな事を言った、琉ちゃんに。
「なんで〜可愛いじゃん!」
私は、多分この瞬間…陰キャを脱却したのだろう、琉君に友達に誘われたときに、
だから、学校で有名なヤンキー琉ちゃんとも、仲良く喋れてる。
「いいじゃん〜」
琉ちゃんのほっぺをぷにぷにする。
「赤ちゃん扱いするな///」
そう言って、私の手首を軽く握って離す。
「もう〜ケチ」
そんな言葉に。
「そろそろ、ご飯食べるぞ。
そして、昼飯を食べ終わり。
屋上で、昼時間終わりまで、駄弁っていた。
「そろそろ、お昼時間終わりだから、戻らなきゃ!」
その言葉に、琉君は、私の服の裾を握る。
「行くな…ここにいておいてくれ…」
「じゃあ琉君も、行こ!」
微笑みかけて、交渉する。
「うっ…し…仕方ねぇな…」
そして、琉君は、立ち上がり。
「行くぞ!」
その言葉の後に、手を握り、走った。
「ふぇ!?///」
思わず、変な声を上げ、照れてしまった。
〜終わり〜